台湾の情報ならお任せ RTIブログ

台湾の情報満載!RTIのホームページでは見られない情報をご紹介。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

コンビニのコーヒー戦争、勝者はどっちだ?

2009年11月21日 23時03分04秒 | 経済

 (左が「CITY CAFÉ」のMサイズで40元。右は「Let’s Café」のLサイズで45元)

台湾だからみんなウーロン茶を飲んでいる?いえいえいえ。コーヒーです!台湾では20年ほど前までは喫茶店は少なかった。あっても古臭いソファーが並んでいるような・・・日本で言えば「ルノアール」みたいな感じで、お客はおじさんたちばかりだった。それがここ10年あまり、おしゃれな喫茶店と廉価な喫茶店が雨後のタケノコのように出来て、台湾の人もごく普通にコーヒーを飲むようになった。現代的なオフィスで働く若者が「スタバ」のコーヒーを手に颯爽と出勤と言う光景も。スターバックスは1998年に台湾に進出、今では223店舗(今年3月まで)と都市部ではすっかり定着した。

でも・・・、スタバって高くない?
大丈夫です!「丹堤」、「怡客」、「85度c」などのチェーン店は値段がほぼ2/3。
でも・・・、喫茶店って遠くない?それに深夜はだめだよね?
これも大丈夫、なぜなら・・・、コンビニエンスストアで飲めるから。

缶コーヒーではない。機械でガリガリ、シュワーッて感じで入れてくれる香り豊かなコーヒーだ。最大手のセブンイレブン(統一便利商店)は2004年にコーヒー販売をスタート。「城市 就是我的珈琲館※(シティ=町そのものが私の喫茶店)」というキャッチコピーで「CITY CAFÉ」というブランドを立ち上げた。実はセブンイレブンの親会社、統一グループはスターバックスも経営。「CITY CAFÉ」はほぼ半額と、値段を抑えることで住み分けを実現。セブンイレブンは台湾全域に約4800店舗。そのうち7割、3300店舗が「CITY CAFÉ」を取り扱っており、台湾最大の「喫茶店チェーン」だ。
(※中国語の珈琲は「くちへん」)

(セブンイレブンの玄関下には「CITY CAFÉ」と大きく出ている)


(座れるコーナーもあるので、ちょっとした喫茶店だ)

台湾におけるコンビニ戦争は、常にセブンイレブン対ファミリーマート(全家便利商店)。ファミリーマートも台湾のコーヒーメーカー、「Mr.BROWN」と合作してほぼ同じサービスをしている。ファミリーマートは2385店舗でセブンイレブンと同じ比率ならば1500店舗でコーヒーを提供していることになる。ブランドは「Let’s Café」。

店舗数を見てもわかるように台湾ではセブンイレブンがダントツ。お弁当やパン類などファミリーマートの方が頑張っていると思える部分もあるのだが、ファミリーマートはどうもセブンイレブンの「明るさ」にやられっぱなしの感がある。コーヒーでもセブンイレブン「CITY CAFÉ」はCMに台湾の代表的な若手映画女優、桂綸鎂(映画『言えない秘密』など)を使ってロマンチックなイメージをアピールすることに成功、一人勝ちの様相だった。
しかし、ここへ来てファミリーマートが大反撃に出たのだ。11月に入って、「Let’s Café」のCMキャラクターにテレビドラマ『痞子英雄』でブレイクし、テレビのアカデミー賞「金鐘奨」でいきなり主演男優賞を獲った趙又廷を起用、11/3~5には一杯買うともう一杯おまけという前代未聞の出血大サービス、6日以降も月末までは二杯買ったら二杯目は半額という思い切ったプランでセブンイレブンの客と趙又廷にあこがれる若者を一気に引き付けている。

(これはセブンイレブンが先ごろ行っていたキャンペーン。一杯買うと1枚シールをくれ、6枚を台紙に貼って出すと一杯に引き換えられる。右の女性が桂綸鎂)

(ファミリーマートの「Let’s Café」では趙又廷の立て看板!「超帥!超ハンサムー!」)

セブンイレブンはこれに対して、「自分でコップを持って来れば台湾元3元引き」という地味ながらも環境保護をアピールしたプランで対抗。また、業界第三位、550店舗の萊爾富も「Hi-Café」で、週末土日はカフェラテ二杯目は台湾元10元(!)という、これまた清水の舞台から飛び降りたかのようなサービスだ。(1店舗50杯限定)

(セブンイレブンでは、「自帯杯省3元=コップ持ち込みで3元節約」)

ファミリーマートによると、台湾の消費者の44%はコーヒーを飲む習慣があり、コーヒーはすでに「必需品」。また、コンビニエンスストアでの売れ筋は何と言っても「カフェラテ」、8割がラテ関係だという。(通常のラテのほか、カラメルラテ、抹茶ラテなど含む)セブンイレブンでは最近、メニューに高級なミルクティーを加えて紅茶好きの顧客開拓への野心も見せているが、コンビニのコーヒー戦争、ファミリーマートの大反撃がどこまで効果を上げるか興味津々だ。
一方で気になるのは、一般の喫茶店はもはや頭打ちになるであろうこと。そして、ウーロン茶などを飲む習慣が薄れていくことだ。中国大陸からやってくる観光客も台湾ではウーロン茶を買って帰る。台湾のウーロン茶は世界一といっても過言ではない。だから何年経とうが、「台湾にはかつてウーロン茶を飲む習慣があった」なんて聞きたくないのである。(U)

ジャンル:
経済
コメント   この記事についてブログを書く
« プユマ族の警察官歌手、陳建... | トップ | タクシーでイージーカードが... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

経済」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事