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台北県の旅-6 鶯歌陶瓷博物館

2010年06月11日 17時18分09秒 | 台湾観光旅行

(鶯歌陶瓷博物館の美しい外観。ガラス張りで内外の環境がつながっているイメージがある)

台北県は台北市をドーナツのように囲む県で、人口は388万人、台湾最大の県です。年末には「新北市」と改名され、行政院直轄市となります。
台北県鶯歌にある鶯歌陶瓷博物館は1999年11月26日にオープンしました。台北県政府は文化資産の保存のために地域の産業をレベルアップし、地域の繁栄のための重要な文化建設を進めています。台湾元5億元を投じて建設した陶瓷博物館は敷地面積1.2ヘクタールを有する台湾初の焼き物産業専門の芸術館です。設置の目的は台湾における陶芸の展示、収蔵、研究、普及で、博物館の設備と運営を通じての情報提供や教育、レクリエーションなどの多元的な機能を持ちます。博物館を中心として「焼き物の町」を建設し、鶯歌地区における観光資源を強化、コミュニティーと参観者に利益をもたらします。
また、学術シンポジウムや交流、研修を通じて専門知識や美学の素養を増進し、国際的視野を広げ、地方産業をレベルアップすることで台湾における現代陶芸を国際舞台に送り込みます。技術と文化、科学技術と情報などを結合、展示内容と活動の品質を引き上げ、さらには博物館同士のネットワークを利用することで鶯歌陶瓷博物館を台湾で唯一の、国際的水準を有する博物館にしています。

(内部は外部の日光を取り込む自然な光が特徴)

本館はコンクリートの質感に鉄骨を組み合わせ、大きなガラスが博物館の外と中の環境を結びつけ、展示品の重要性を引き立てています。台湾における200年にわたる陶芸文化が主要テーマ。情報科学技術を利用してさまざまなイメージを具現化しており、知性と感性にみちあふれ、親しみやすく、かつ楽しめる博物館となっています。

各階にはそれぞれ特色があり、「伝統技芸庁」では陶器の製作過程が説明され、昔の道具が展示されています。二階では台湾各地の陶芸の歴史と特色、その作品が紹介され、陶芸と生活の関係が理解できるようになっています。「児童陶芸世界」は4歳から8歳の子供たちが「土」に接する体験をするエリアです。子供たちが自由に土の世界を探検します。また、「陶芸研修室」は国内外の陶芸家が経験や文化を分かち合う交流の場です。そして、「未来世界館」は陶器の未来の応用方法を、参観者が身近に感じる義歯、パソコン、電話、携帯電話、自動車エンジンのピストンなどを例に紹介、伝統的な産業である陶芸が今日では科学技術や生活用品の部品や材料になっていることを説明します。

(文化と芸術のムードに囲まれ、都会とはまったく異なる雰囲気が味わえる)

鶯歌陶瓷博物館に来ると人々は親しみを覚えます。それはこの特殊な建築物と文化芸術的なイメージによって、台湾のトレンディードラマのロケ地としてしばしば利用されるからです。博物館内の多くの展示作品と関連の知識は陶芸ファンにとって大変魅力的なものです。まだ訪れたことのない方には、ぜひここで都会とは異なる芸術の気分を味わっていただきたいと思います。

鶯歌は台北駅から在来線台湾鉄道でほんの20分程度です。鶯歌陶瓷博物館は台湾鉄道鶯歌駅から古い町並み、オールドストリートなどを通って徒歩12分。月曜日は休館日です。ぜひおこしください。

※ ホームページ
   http://www.ceramics.tpc.gov.tw/Index.ycm

 



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