ばあちゃんが話した。
昨日、小学5年の息子が、学校でもらってきた用紙に記入したからばあちゃんにサインして欲しいと頼んきたらしい。
ばあちゃんは
『学校のはとうちゃんかかあちゃんにしてもらったら?』
と言うと息子が
『家族のおとななら誰でも良いって先生言ってたよ。ばあちゃんは家族でしょ?』
ばあちゃんは笑って用紙を見た。
目を通したばあちゃんが言った。
『自転車、片手運転してるの? 友達と横に並んで走ってるの?』
どうも自転車運転の調査でそのふたつに丸がしてあるらしい。
息子が言った。
『まずしないけどしたことがないわけじゃないよ。何万回に1回かな?』
ばあちゃんが言った。
『そのぐらいだったらバツにしといたら?』
息子が言った。
『いや、何万回に1回でもゼロではないから』
息子がかたくなに言うのでばあちゃんはしぶしぶサインしたんだそうだ。
ばあちゃんはバカ正直さを笑ったが、僕的には『何万回に1回』がツボだ(爆)。