田舎の老後生活

老後の田舎生活ではなく、もともと田舎者の気楽な老後生活です。

図書館巡礼 その4 おぐに開発総合センター図書室(山形県小国町)

2023-02-17 21:52:42 | 日記

家内が小国町の梅花皮(かいらぎ)荘という飯豊連峰の登山口にある、マタギの里にも近い宿泊施設で第2回目の「つる細工講習会ー講習コース」を受けることになり、75㎞もの道のりを送っていった。
第1回めは一人で行ったのだが、このたびは、私の車がなかなか、そしてまだまだ届く気配がなく、家内の車をシェアしているため、送り届けるハメになったのだ。

といっても、小国町は南陽市在住の私にとって(も?)とても魅力のある山岳の町なのだ。かつては陸の孤島にもなった山奥の町。岩手県の遠野市に少し似ているかもしれない。喜んで家内を2時間、75㎞の道のりを送っていった。
そして、帰りに地元の図書館に訪問したのだ。

小国町に行ったら立ち寄るお店の1つ「かねきん食堂」の張り紙だ。
「ご注文された品物の味についてしょっぱかったり薄かったりしていたら、すぐ調整いたします」
実際に出されたラーメンセットは、私にぴったりだった。だが、米沢、南陽、山形、寒河江で身震いするほどしょっぱいラーメンを出されることがあるので、こんな張り紙がしてあったら助かるというものだ。
出されたラーメンのスープは、かつおだしと豚骨の甘みが混ざったような美味しいスープだった。

30年以上前、新潟県の村上市の図書館を訪問したことがある。鶴岡市の近く、朝日村から、延々と朝日スーパー林道というところを駆って、村上市の野球場に到着し、スタンドでラーメンを作って食べた後、村上市立図書館を訪ねてみたのだ。
スーパー林道は、新潟県の三面ダムを通る。三面集落はものすごい山深くにある。昭和初期の話だと思う。徴兵で三面の青年が町(新発田練兵場?)にやってきて電気製品などを見て、遅ればせながら文明開化に驚いたという伝説を聞いたことがある。

そんな山深くを通り抜け、村上市の図書館を訪問したのだが、そこで三面集落の調査研究をした書籍を見つけた。そして驚いたものだ。その発行元は、山形県立山形南高校の図書室なのだ。南高登山部の顧問の先生あたりがまとめたのだろうか?
 三面集落は東北芸工大の先生も縄文遺跡の発掘をしていたりする。山形県にも近いところのようだ。

さて、この小国の図書館も三面に負けない山奥の民の生活を調査している。というか、小国町全体の風俗と言っていいだろう。

南陽市から小国町に向かうと、町境に宇津峠、宇津トンネルがある。現在は大改造されて難所という雰囲気はなくなったが、山好きな人間には気になるところだ。その宇津峠を地元の小学校では遠足に行っているらしい。その記録が文集になっているのを5,6年前初めて訪問したとき読んだ記憶がある。

小さな図書館だが、地元の、山の生活に関連する本がまとまって目につきやすい。この図書室までは、南陽市の自宅から40㎞くらいなので、山形、寒河江、天童の図書館に行くのと変わらない距離なので、同程度の負担だと思えばいい。

ただ、Wi-Fiがない。図書の司書の方に「Wi-Fiのパスワードとかって教えてもらえますか?」と訪ねたら「はぁ?」という反応をされてしまった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿