■ A代表に、新・委員会設置 |
オシムジャパンに「ご意見番」設置-。日本協会の川淵三郎キャプテン(70)は3日、日本代表を客観的に検証し、オシム監督とも意見を戦わせる独立した委員会設置の意向を明らかにした。これまで同協会技術委員会がその役割を担ってきたが、オシム監督の考えを共有する代表スタッフの加藤、大熊両コーチが同委員会のメンバーであること、さらに同委員会の仕事が多岐にわたってその役割を十分に果たしていないことなどから判断。元日本代表監督の岡田武史氏(50)風間八宏氏(45=ともに同協会特任理事)を候補に、早急に委員会を立ち上げる方針を示した。 3連覇が期待されたアジア杯で日本は4位に終わったものの、1日に開かれた技術委員会では引き続きオシム体制をサポートしていくことが確認された。同キャプテンも続投に異論はない。ただ、アジア杯期間中「1日も練習を休まなかったが、W杯でも本当にそれでいいのか」「PK戦になったときに(現場を指揮する)監督がベンチに入らなくていいのか」など、いくつかの疑問点も浮上した。同キャプテンは「黙っているのは良くない。現状、対等にオシムにモノを言えるのはオレぐらい。客観的に評価、議論し、疑問に思うことはオシムに投げ掛け、要求すべきものは要求しないといけない」と、ご意見番の必要性を強調していた。 引用元:nikkansports.com - オシム日本に「ご意見番」を設置へ |
◆ 新・委員会の意義
みなさんお久し振りです。来週のライブに向けて色々と忙しかったり、ネタがなかったり、アジアカップに疲れたとかと色々な理由から、久し振りの記事となります。
以前から何かとA代表の監督(チーム)を客観的に評価する委員会の必要性が問われておりました。今回、この新・委員会(名称未定?)が設置されることが水面下で進められているという記事がありました。
これまでのシステムは記事にあるように、また、雑誌等でも書かれてありましたが、その機能性にかなりの疑問符が付いていたのは確かでした。要は、(多分)A代表の進捗状況を評価する委員会って解釈していいのでしょうか?!企業などの監査的なイメージでしょうか?
(サッカーに限らないけど)結果と内容は常にリンクしているとは限りません。実は、そこに評価の難しさがあると思うのです。例えば、先日行われたアジアカップでも『ノルマは設けない』というJFAの決定(?)は、どういう経緯で決まったのでしょうか?!
但し、A代表に限らず、監督の評価が明確でないことに苛立ちを感じることもあります。
例えば、来年2月くらいだったかな?W杯アジア予選が始まりますが、そこで結果が伴わない場合、この委員会が、代表監督の「続投・解任」を判断・決定するのでしょうか?もしくは、この委員会で挙げたレポートを「幹部会」みたいなものに挙げて、そこで決定するのでしょうか?
私の勉強不足もありますが、この辺の代表の組織の透明性が問われる時代ながら、いかんせん不透明感を感じる次第です。まだ、この委員会の組織における位置づけなどが明確でないので、なんともいえない部分が多すぎますね。
◆ 新・委員会の位置づけ
やっぱり、この新・委員会の位置づけが明確でなければ設置する意味すらないように思えます。そこで記事から読み取れる部分で『日本代表を客観的に検証し、オシム監督とも意見を戦わせる独立した委員会』 この点が気になりました。
そもそも、この委員会が検証する対象は、A代表のみなんでしょうか?五輪代表は?
また、この委員会の何かしらの決定権はあるのでしょうか?!
◆ 新・委員会のメンバー
岡田武史氏と風間八宏氏がメンバー候補であることの是非はおいて置いて・・・独立した委員会という位置づけながらも、代表のコーチ陣が名を列ねているのが、ちょっと気になる所です。オシム監督はボスニア・ヘルツェゴビア人、しかし、コーチは日本人。でも、同じ代表スタッフ。A代表という評価対象として考えるのであれば、オシム監督も加藤、大熊両コーチも同じに考えるべきではないでしょうか?!つまり、委員会のメンバーに入れること自体がどうなんでしょうかね?
◆ 急ぐ部分と慎重にすべき部分
今回の川淵会長のこの考えは個人的には良いと思います。例えば、「PK戦になったときに(現場を指揮する)監督がベンチに入らなくていいのか」という発言は、私も少しは感じていました。代表もクラブも選手だけでなく、監督・スタッフも含め一つのチームだという意識がなければ、今後のW杯予選もW杯も勝ち抜けないと思うからです。オシム監督がこれまでと同じ変に頑固なスタンスを変える必要もあると思いますしね。
そして、こういう委員会の必要性は、以前から言われていたことですので、ちょっと遅かった感もなきにしもあらずですが、新・委員会を設置するということは支持したいと思います。
しかし、せっかく新しく委員会ができるのであれば、その委員会の位置づけなど明確にすべきでしょうし、透明性のあるきちんとした委員会にして欲しいと思います。
今後、オシムJAPANは、南アフリカW杯アジア地区予選に向けてチームを再構築する第二期に突入します。そういう意味では、少し急いで委員会を設置する必要もあると思いますが、その一方で、先にこういうJFAの組閣に詳しくない私ですら、いくつか疑問があったくらいですから、代表のこういうシステム(組織)に詳しい方であれば、もっと突っ込んだ部分まで色々と考えると思うのです。つまり、慎重に委員会の権限やメンバーなどについては、もっと議論して考える必要もあると思います。ただ単に、これまで技術委員会の役割を分離させただけだと意味がないようにも思えます。それだと単に官僚的なやり方と何も変わらないのでね・・・
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基本的にJFA(日本サッカー協会)の組織の仕組みについては、ほとんど分かりませんし、私は、どちらかというとピッチ上の事象に目を向けて行きたいと思っています。
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