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岡田氏、A代表監督就任に至るまで・・・

2007年12月08日 | 日本代表 (オシムJAPAN)
■ オシム監督後任問題

◆ 後任人事が公になっていた、おかしさ
オシム監督が急性脳梗塞で倒れた11月16日。その数日後から、日本代表後任監督の問題がサッカーニュースの話題として挙がっていました。今回の事態は、オシム監督の責任でもJFAの責任でもありません。このようなことは、人生では誰にでも起こり得ることです。非常にショッキングな事態だと思いましたし、とりあえず、少しずつ回復されているようです。一日も早く元気になることを祈っております。

今回、正式に、岡田監督になったので、この決定にいたるまでに気になっていたことを書いてみます。

一応、オシム監督は、倒れて病床にいたとはいえ現日本代表監督でした。
それにも関わらず後任を探すという状況が腑に落ちませんでした。いや、正確には、後任監督探しが公になっていたことが、気に入らなかったんですよね。

以前もジーコ元監督からオシム監督に決まる時に、さらに、川淵会長が「いっちゃった」発言で情報がもれてしまいました。まぁ、そもそもJFAの後任人事問題など、どうも適当というか、あれですよ、社会保険庁の一連の事件と同じで普通の民間企業などの常識からすればおかしだろ!って感じがしましたね。

また、オシム監督は意識不明の状態だったとはいえ、息子アマル、奥さんなどは、この日本サッカー協会(以下、協会)の後任を探すという行為が行われていたことは分かっていたわけで、それをどのように思っていたでしょうか?よくよく考えれば失礼じゃないでしょうかね?下世話な表現ですが、彼氏がいるのに次の彼氏を探している女みたいなものと一緒だと思うんですよね(笑)

つまり、オシム監督が意識不明の状態であったものの、次期A代表監督という日本サッカートップのポジションの後任人事は水面下で分からないように行う配慮すべきだったと思います。また、協会は、マスコミ対策や情報戦では間違いなく世界でも低い水準であることは間違いないでしょう。なぜか?!情報は集めるだけではなく守るべきものでもありますからね。

◆ オシム監督続投の可能性はなかったのか?
まず、結論から言えば、オシム監督が倒れた時点でオシムJAPANは、消滅したと思うのです。
例えば、まだ30~40代で疲労でダウンとか風邪でダウンであれば、どってことないんでしょうけど、66歳という年齢と脳梗塞という病気を考えれば、オシム監督が元気になったとしても今後再び同じようなことが起こる危険性は高い。
その危険性を協会及び選手・スタッフが常に気にする(頭の片隅にある)状況は、健全ではないと思います。もし、協会とオシム監督が復帰後オシムJAPANを継続することを強く思っているのであれば、また別でしょうけど、現実的ではないかなと・・・

◆ 急ぐ必要があったのか?
決まってしまったので、今さらですが、オシム監督が倒れて1ヶ月も経っていませんけど、これほど急ぐ必要があったのでしょうか?
W杯アジア3次予選の日程が前倒しになったのですが、個人的には3次予選くらいは、コーチ陣から暫定監督という感じでなんとかなったんじゃないかな?と思うのです。2位まで最終予選に出れますし、そもそもオシム監督自身の意見・意向を汲んでもよかったんじゃないかな?と・・・勿論、どっかのタイミングで後任監督という決断は必要だったでしょうけど、もうちょっと考えたり、各方面にアプローチしてみても良かったんじゃないかな?と思うのです。

■ 関連記事 ■
 岡田監督の選考基準が見えない - text by 山内雄司
 岡田監督就任で感じる違和感   - text by 戸塚啓

上記コラムでの二人のライターさんの問題を指摘している部分に関しては、私も同感でして・・・最大の問題は、小野技術委員の岡田監督に絞り込んだ理由として・・・
 (1)オシム監督の土台を大切に、そこから積み上げられる人物
 (2)強烈な求心力、リーダーシップを持っていること
 (3)コミュニケーションが取れること
なんか取って付けたような気がするんですよね。はっきり言えば、オシム監督にはオシム監督の哲学があり、岡田監督には岡田監督の哲学がある・・・これは当たり前のことなんですけど、この事を協会側が明確にすべきだと思うのです。それをしないと・・・(この辺は、また後日・笑)

監督の人事権は、協会側にありますが、監督就任時は千葉から奪い取るみたいなことをしておいて、首切る時は、意識ないのをいい事に・・・って考えてしまうんですよね。

2010年 W杯 南アフリカ大会 アジア3次予選
 2月 6日 対タイ (ホーム)
 3月26日 対バーレーン (アウエー)
 6月 2日 対オマーン (ホーム)
 6月 7日 対オマーン (アウエー)
 6月14日 対タイ (アウエー)
 6月22日 対バーレーン (ホーム)

これは、岡田監督がどうこうという問題ではなく、協会側の対応の問題です。岡田監督は、“オシム監督後”という意味で、いらぬプレッシャーの中で就任するって状況は、ちとかわいそうな気もします。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yohan)
2007-12-08 15:10:21
困った時の岡ちゃん(笑)



マリノスファンなんでまぁ反対はしませんが。



代表は一度だけでいいと発言されてたんでビックリですが。



韓国も韓国人がやるみたいです。オージーはピムさん。

ヒディングとずっと比較されるんだろうなぁ。



日本はオシム

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Unknown (九州っこ)
2007-12-08 18:33:41
元韓国代表のピム氏がオーストラリアの監督に就任したんですね
我が日本代表監督候補にピム氏が一番うってつけの人物だと思いましたが・・・
オシムサッカー+オランダサッカーを組み合わせたら、面白いサッカーになると思いましたが・・・
ますます、日本代表がアジア枠4に入れない可能性もありますね(入ってほしいが・・・)
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コメントのお返事 (コージ)
2007-12-08 20:13:28
yohanさん

こんばんは。
比較されるだろうは、当然でしょうね。
それを懸念するのであれば、オシムクラスのビッグネームの監督にすべきだった。
日本のことを良く知っているとかって、最近、どうでもいいんじゃないか?って思ったりしています。
優秀な監督であれば、その国の選手(リーグ)を見て、適したシステムを導入出来るでしょうから。
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コメントのお返事 (コージ)
2007-12-08 20:20:00
九州っこさん

こんばんは。
オーストラリアがピム監督になったのは、知りませんでした。オシム+オランダサッカーですか?考えたこともありませんでした。そういうのをやるとしてもジーコ前、トルシエ後だったら面白かったかもしれませんね。
しかし、日本、欧州、南米、欧州、日本・・・って(苦笑)
今後は、どうなるんでしょうね・・・
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