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ワンプレーで試合を決めたマグノアウベスのゴール - 鹿島vsG大阪【第2節】

2007年03月11日 | Jリーグ
■ J1 第2節 '07シーズン
   鹿島(0-1)G大阪
    ・後半21分 マグノアウベス(G大阪)


この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ 復権に向けて、新体制の鹿島

◆ 新外国人について
まず、この試合を見る限りの新体制での鹿島に関する雑感です・・・

マルキーニョスは、前半は、わりと良かったのですが後半はいまいち。ただ、チームにフィットする可能性は大いに感じました。昨シーズンに見た清水でプレーしていた時より良かったような印象を持ちましたね。

ダニーロは、非常に良い選手だと思います。チームの戦術的な側面もあるかもしれませんが、前線に張っているだけではなく、引いて中盤と前線の繋ぎのプレーもしたり、サイドへ開いたりと“ボールを受ける前のプレー”、“ボールを出すプレー”の両方でもポテンシャルを感じさせました。外国人選手特有の悪い意味でのエゴイスティックさもなくね。

ファボンは、正直良く分かりませんが、とりあえず、4バックの鹿島で青木と2センターを組んで行くことになるんでしょうけど、これからでしょうね・・・

◆鹿島、復活は守備から・・・
また、中盤での守備に関しては、オズワルド・オリヴェイラ新監督の采配がシーズン前からきちんと透させて来ているように感じました。鹿島は、G大阪の中盤でのパスワークに対するマーキングが丁寧でした。

第1節、川崎F戦も(試合は見ていませんが)敗れてしまいましたが、0-1と最小失点だったことから、ある程度チームとしての守備の連携は良いのかな?と思います。
あとは、攻撃面でしょうね・・・今シーズン前半は、多少苦しい試合が続くと思いますが、しばらくフロント陣含め、復活へは多少我慢が必要だと思います。

■ 10人 対 10人になった試合展開

◆安田(G大阪)の退場
前半19分過ぎ、イエローカード2枚目で退場となった安田。
ゼロックススーパー杯に初めてみたと思うのですが、19歳と若さを生かして攻撃的なプレーが特徴の選手です。1枚目のイエローカードは、ファウル後にゴールを投げ“遅延行為”を取られ、2枚目のイエローカードは、この時間帯に何度か右サイドを突破していた内田(鹿島)を引っ張ったことより・・・短時間に2枚イエローカードを貰った安田ですが若いですね・・・一言で言えば、軽率だったのかな?と。

◆ファボン(鹿島)の退場
ところが、その数分後、G大阪に“お付き合い”するかのように、鹿島の新外国人ファボンが退場となりました。ゴール前での競り合いで播戸の喉に肘打ちを食らわすようなプレーでした。主審は、プレーをいったん切った後、線審に確認を取りファボンにレッドカードを出しました。これで、10人対10人の試合となりました。

この主審のジャッジに関しては、両チームのサポーターに限らず、この試合を見た方は色々と不満がある人もいると思います。正直、私も「う~ん・・・」って所があったのですが、多分、主審が半分意図的に10人対10人の状況を作ったようにも思えましたけどね。

しかし、今回は、特に、主審のジャッジ云々よりも前半30分ちょっと前くらいの早い時間帯での“10人 対 10人”という状況になったので「この後、試合展開は、どう動くか?!」をチェックしてみようと思いました。

◆ スペースへのプレー
単純にピッチ上から2人の選手がいなくなったので、スペースが広くなりました。それに対して、鹿島は、4バックと3バックを状況によって使い分け中盤での優位を狙おうという戦い方でした。
一方、G大阪は基本4バック(橋本を左SBへ)のまま、2トップ&3中盤(二川、明神、遠藤)の状態で戦いました。勿論、ケースバイケースでマグノアウベスはいつものように引いてボールを受けるようなプレーもしていましたし、播戸が右サイド(遠藤の位置)に入ったりと・・・後半からは播戸に変え家長を投入して[4-4-1]のような形にして、家長の所でタメを作るような形でしたが・・・

鹿島の攻撃のポイントは、ダニーロがサイドに開いて、スペースを生かす攻撃でした。新井場などが少し高めのポジションを取り[3-4-2]のような形になったりとサイドへ展開してワイドな攻撃を意図していました。G大阪の守備は引いて網に掛けるような形が多かったのですが、鹿島は、中盤からプレスをする狙いが明確でしたが・・・この辺で前半の35分過ぎくらいから後半の20分くらいまでは、鹿島の方が好機を作っていました。

◆ 運動量が落ちた鹿島
ところが、後半21分、マグノアウベスがゴールを決めました。中盤での優位を得ようと頑張っていた鹿島の選手の運動量が落ちたことにより、G大阪の攻撃に余裕が生まれました。鹿島のオリヴェイラ監督は、失点後に3人の選手を交代。
後半25分 吉澤→柳沢
後半32分 増田→石神
後半39分 ダニーロ→興梠
しかし、フィニッシュの精度に問題を抱えた鹿島。
特にサイドからのクロスが多い印象があったのですが、それもG大阪の松代にキャッチングされ、さらに、圧倒的に多かったCKも同様でした。(CK数:鹿島[10] G大阪[1])

■ 今日のワンプレー 「ワントラップからシュート姿勢へ」

◆マグノアウベスのゴール
なんやかんや言ってもマグノアウベスは凄いですね。きちんと結果を出します。G大阪の家長、鹿島の増田など良い形でゴールチャンスもありましたが、枠外へ・・・

しかし、マグノアウベスはきちんと枠内へ・・・この辺の精度の違いが、ただの好機で終わる日本人選手との違いのように感じた試合でした。

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