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ベスト4展望 - W杯

2006年07月03日 | ワールドカップ (ドイツ大会)

■ ドイツ対イタリア

この試合、イタリアの戦い方にドイツが合わせてくるだろうか?!それともドイツは、開催国の利を生かして自分達のサッカーをしてくるだろうか?!

この2チームは、同じような勝ち上がり方をここまで見せた。
“1点奪って逃げ切る”、“留めを刺して逃げ切る”

ドイツは、グループリーグ第2戦は苦しんだが、それ以外は、“1点奪って逃げ切る”ようなサッカーをしてきた。アルゼンチン戦も先制されたが同点にして、結局はPKで逃げ切った。今のドイツは、まるで本家イタリアを彷彿させるカテナチオ的なサッカーをしている。
一方イタリアは、これまで“1点取って逃げ切り”を得意としてきた。しかし、今大会は、単純に逃げ切るというよりは、“留めを刺して逃げ切る”そういう試合の方がいいパフォーマンスを見せてきた。特にウクライナ、チェコ戦では顕著だった。

ベスト4の戦い、ドイツが“カテナチオ”をして、イタリアが“留めを刺して逃げ切る”そんな試合が観られるかもしれない。だが、カテナチオをドイツがしたとしても、カテナチオ(かんぬき)を開ける方法を知っている本家イタリアが相手である。やはり、ドイツが“留めを刺して逃げ切る”方がいいのかもしれない・・・

■ ポルトガル対フランス

今大会が始まる前に世界中のサッカーファンの中にこの準決勝のカードを予想出来た人がいただろうか?!ポルトガルとフランス、この2チームは、大会を通じて成長(変化)してきたチームだと言える。

特にフランスは、グループリーグは、辛くも勝ちあがった。(1勝2分、勝ち点5)
決勝トーナメント1回戦、今大会好調のスペインを3-1と突き放つと、優勝候補筆頭のブラジルにも大人のサッカーで1-0とあしらった。ジダンのラストゲームはいつか?世界中のサッカーファンが注目するなか、フランスは、8年前の時のようにチームとしてのまとまりが強くなって来た。地力があるチームが結束した時ほど怖いものはない・・・ある意味、ビックサプライズが7月9日決勝戦、ベルリンで起こる予感もある。但し、その前にフェリペ率いる厄介な相手が立ちふさがる・・・

一方、ポルトガルは、テクニックはあるが、勝負弱い印象があった。自国開催のユーロ2004では、決勝で辛くもギリシアに敗れるも・・・準優勝というこれまでにない立派な結果を出した。しかし、今回は、W杯である。しかし、世界の舞台でポルトガルの強さを証明した。実は、ベスト4の中で南米勢と一回も戦っていないのは、ポルトガルとイタリアである。もし、準決勝の相手がブラジルだったらどのような結果になっていたか分からない。しかし、今のポルトガルの実力は、これまでの戦いで十分に証明してきた。グループリーグでは、内容はいまいちながらもしっかりと3戦全勝の“勝ち点9”を挙げて1位通過を決めた。ちなみに、勝ち点9を挙げた他のチームは、ドイツ、ブラジル、スペインだけである。そして、決勝トーナメント、乱戦を繰り広げたオランダ戦、120分間戦い抜いたイングランド戦。疲労は、相当溜まっていると思われる。しかし、今のポルトガルは、決勝のベルリンしか見えていないはずだ。

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■ 決勝戦のカードは?!

現時点、この4パターンがあります。みなさんは、決勝戦のカードは、どれが観たいですか?!良かったら、コメントに書いて下さい。
まぁ、準決勝の内容(勝ち上がり方)、また、メンバー構成など色々あると思いますが・・・かなり気の早いプレビューです。

1.ドイツ対ポルトガル

もし、ポルトガルが決勝まで来ると両者共に“勢い”が凄いと思う。
つまり、慎重な試合展開から先制して逃げ切りという試合展開は、まずあり得ない!と思う。得点が入った瞬間から、殴り合いの試合になる予感がする・・・ガチンコ対決を見たいのであれば、意外とこのカードか!?

2.ドイツ対フランス

フランスがここまで来たらポルトガル同様勢いは、多いにあると思う。しかし、ポルトガルのようなフレッシュな勢いとは何か違うような気がする。つまり、“ジダンのラストダンス”という意味合いで、勝利にこだわり過ぎて、1点差ゲームになり、“通好みの渋い試合”になるか、とてもつまらない試合になるかどっちかだと思う。後者だと思うが・・・

3.イタリア対ポルトガル

一番、地味なカードとなり兼ねない。つまり、ポルトガルのような相手をイタリアは一番料理し易いと思う。“いなして、一撃。そして、逃げ切り”純粋に観てみたい気もするが、総じて決勝とは、大味な試合が多いので、このカードは正直、懐疑的である。やはり、開催国が決勝に残るのが一番盛り上がるのだろうか?!

4.イタリア対フランス

相手の手の内を良く知る両者・・・不正疑惑で揺れるユベントス(イタリア)でプレーしたジダンがいるフランス、そして、イタリアの王子になった感のあるトッティ。ファンタジスタ対決!そう言っていいかもしれない。もし、このような視点でピッチ上でもプレーが繰り広げられたら、前述のように“大味な試合”になることなく、好ゲームが期待出来る。


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2 コメント

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Unknown (夢之島)
2006-07-03 18:50:53
いやぁ、もうベスト4ですね。グループリーグ突破国にほとんどサプライズがなかったのに比べ、ベスト4は結構意外です。



僕は希望としてはイタリア×フランスを決勝で観たいですね~。単純に派手なタレントが多いですし、せっかくだからジダンを最後まで観ていたいし。フランスには"勢い"と"風格"の両方を感じます。でも希望ではなくて予想だと・・・やっぱりイタリアではなくてドイツが上がってくるんじゃないかなぁ・・・なんて感じてます。勝負強さは健在のようですし、地の利もありますからね。

コメントのお返事 (コージ)
2006-07-04 15:11:38
夢之島さん



>イタリアvsフランスもいいですね。正直、フランスは、ジダン中心でポルトガルに上手く行くか?懐疑的です。きっとフェリペは“ジダン封じ”をしてくると思いますし・・・



ドイツ対イタリアは、私もイタリアのような気がするのです。2006年までアンチイタリア宣言をしているのですが、今のチームのサッカーは、結構好きです(笑)

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