| ■ Jリーグ2008 第９節 |
| 浦和（４－２）札幌 ・前半 ６分 砂川 （札幌） ・前半２４分 阿部 （浦和） ・前半２５分 柴田 （札幌） ・前半２８分 闘莉王 （浦和） ・後半 ５分 エジミウソン（浦和） ・後半４１分 エジミウソン（浦和） |
| ■ まだ見ていないチーム・シリーズ ～ コンサドーレ札幌 編 ～ |
◆ 両チームの差
この試合を観に行った方は、ゴールラッシュで楽しめたと思います。
試合は、いきなり札幌のカウンターから先制点という形で試合で試合が始まりました。しかし、札幌のＧＫのセーブイング・ミスにより浦和が同点。ところが、札幌がすぐさまＦＫから逆転。そして再び浦和がＣＫから同点というシーソー・ゲームが展開されました。
後半、札幌が疲れが出てきたのか試合を上手いこと進められないまま浦和のエジミウソンに２ゴールを許してしまい、終わってみれば４－２という結果。
攻撃の軸ダヴィが欠場ということですが・・・そもそもベストメンバーは誰なのか、私は分からないのでなんとも言えない部分多いですけど。さらに、解説によるとＦＷがいない状態らしいようで・・・試合は、結局、札幌が２度のリードを勝利に導けなかったというのが、浦和とＪ２から上がってきたチームの差なのかな、と感じたわけです。
◆ 札幌、守備が一つの課題
今回、札幌の試合を数年ぶりに見たのですが、一言「チームとしての狙い・イメージ」はなんとなく分かりました。多分、特徴としては、サイドの選手が絡むの攻撃であったり、カウンターなどは非常にいい感じに見えました。その中でもクライトンはチームの軸になっていましたね。元々ボランチの選手らしいのですが、ＦＷじゃないから浦和のＤＦ陣としても捉えきれない感じでした。
ただ、チームとしては、個々のスキルの精度をもっと高めないとだめだと思いましたね。これは何も札幌に限ったことではなく、Ｊリーグ全般に言えることなのですが、フリーの状態で守備から攻撃に切り替わった後の速攻などでミスによりボールを失う。チームとして「前へ行くぞ！」という意識が削がれる。これを両チームが繰り返すとサッカー自体がつまらなくなる。そして、チャンスが減る。
最近、Ｊリーグでも４バックのチームが増えて来ましたが、オーソドックスな「4-4-2（フラット）」で考えると各ポジションの選手の能力やグループ戦術、チーム戦術ってのが非常に分かり易くて良いですし、何よりもサッカーがシンプルに見えます。また、汎用性もあるので、ピッチをワイドに使い易い。
札幌は、この辺の利点を攻撃面では上手く使っていましたが、守備に関しては、もっと９０分間戦えるフィジカル上げるかチームとして守備戦術を高める必要があるように思いました。実際に結果として、守備面の問題が出ています。
第８節終了時点の札幌の成績は、１７位 勝ち点７ ２勝１分５敗 得点６ 失点１３ 。
多分この５敗の中に引き分けに出来た試合はあったでしょうし、もしかしたら勝てた試合もあったと思うのです。
◆ 浦和のビルドアップ
この試合、浦和の守備で一つ気になった面白いことが・・・
前述の通り、最近Ｊリーグでも４バックが増え、サイドを中心に攻撃するチームが増えてきたように思います。それに伴い、中央からの攻撃も効果的になる。そして、ＤＦラインからのビルドアップもワイドになる。
一方の浦和は、この試合も[3-5-2]でした。そして、守備的ＭＦに闘莉王と細貝でした。札幌はハーフウェイライン辺りに引いて守備を重視していたので、浦和はＤＦラインでボールを回わしながら、縦へ展開を見計らっていました。
そして、この時、闘莉王と細貝は４バックのサイド・バックの位置に一人が開き、一人が定位置。また、（闘莉王が）ＤＦラインに入ったり、前掛かりに位置したりという感じで、この２人のビルドアップ時の動きが興味深かったですね。
これによりサイドの平川、山田が高い位置へ動ける。これが、今回だけだったのかは分かりませんけど、闘莉王のボランチでの起用は是非があるでしょうけど、こういう面白いチームがあってもいいと思いますけどね。まだ、チームとして安定はない感じはしましたが、ただ、こういう戦いの中で試行錯誤していきながらも勝ち続けれたら、今年のＪリーグ後半戦、こんな浦和、ＡＣＬで戦っている鹿島とＧ大阪、そして、現在首位の名古屋がどうなっているか注目したら面白いだろうと思います。
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前半はボーッとした立ち上がりで、一発殴られてから目を覚ます、という相変わらずな展開でした。
これでもリーグ戦の失点は横浜ＦＭ、大宮と並んで２番目に少ない（７失点）ってのが信じられませんｗ
それはともかくとしまして。
守備的ＭＦの二人の関係は、後半からはだいぶ改善された印象がありますね。
どうやらハーフタイム中に二人で話し合ったらしいです。
ただ単に札幌のスタミナが切れた可能性もありますが、二人のポジション取りや攻撃参加、チェックなどもうまく行ったと思います。
４番の人はまだ運動量が足りないようにも思えますが、ひとまず及第点といったところでしょうか。
また札幌だけではなくて、Ｊ全体としてビルドアップ時のミスが多いですね。
浦和もそうですが、攻め急ぐ為なのか、相手のチェックが早くて余裕をなくしてしまうのか…もったいないミスが多いように思います。
こればっかりは練習を繰り返して行うしかないですかねぇ…。
こんばんは。
意外とエンゲルス色が戦術的に前面に出るのは、もう少しあとでしょうね。Ｊ中断の時期ってあるはずなんで、それ以降が注目でしょうか・・・どのチームもそれまでは、勝ち点を離されないようにしないとですね。
浦和はなんだかんだ言って立て直してきてるのがあぁ本当に強いんだな、このチーム、と思ってしまいますｗ
今年のJもなかなかに面白いようです。……審判除けば。
鄭容臺が右ＳＢのレギュラーかもしれませんが大塚選手が長期離脱で中盤が手薄なので監督がホントはどこで起用したいかは分からないです。あんま固まってない(苦笑) 元はといえばオフの合宿中に入団したての元柏(？？)のアルセウが逆切れして契約解除、エースとして期待された、元Ｋリーグ得点ランク２位だかなんだかのノナトはオーバーウェィトでえらい目に……。
札幌は、前線からのプレッシングが売りなんで中山(怪我)・ダヴィのどっちも出てないと……。ＤＦラインはやや固まってきたのかな、とも思いますがまだ流動的な上、ＤＦリーダーの曽田が腰痛で出遅れ……。しかも怪我してた攻撃の核の両サイドハーフはコンディションどうなんだろう？？ 余談ですが正ＧＫも手術して戻ってきてあんま日にちが経ってないという。
というわけで札幌ファンとしてはぶっちゃっけ、良く２－４で行けたな、って感じです。そんなん言ってたら降格しちゃいますが(＞＜) 大体、減資してから増資して借金(札幌・北海道からの税金が元の借り入れ含め)帳消しにするというありえないことやってるチーム事情なので不安なんですが……。
こんばんは。
はっきりと言えませんけど、Ｊ２を勝ち上がった守備力ってＪ１の上位～中位でも上の方だと通用しないと思います。昨年の横浜ＦＣもそうだったし。
ただ、伸びしろはあると思うので、単純な個々の能力・戦力では、上位には劣るかもしれないけど、チーム力を上げれば、欧州リーグほど格差あるとは思えないので、上位に食い込めそうだと感じました。
実際、最近の大宮なんかはその可能性を感じさせる内容と結果ですしね。
こんばんは、はじめまして。
札幌の情報ありがとうございました。札幌サポーターのブログとか読んだことないく見たことないので（単に知らないだけですけど）、参考になりました。
チームのフロントの運営のごだごだって、個人的には嫌いなんですよね。もっとピッチ上のことに目が行くようにクラブはサポートすべきでしょうけど・・・どこのクラブも大変だわ・・・トホホ。