イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

fantasia(イタリア語)

2010年07月24日 15時19分57秒 | 色えんぴつ

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fantasia(ファンタジーに同じ)はギリシア語で『見えるようにする』

という意味がある事を 今しがた知りました。

一つの言葉を調べた時、そこに思いがけない奥深い意味があったりすると

何だかとても得をした様な、happyな気持ちになります。

言葉は時代の流れに沿う様に新たに変化を遂げ派生していく。

(まさ)に人間と共に歴史を刻み生きている事を感じました

 


ありのままの私

2010年07月23日 18時20分09秒 | 

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昨晩、「奇跡体験!アンビリバボー」という番組でダウン症の女流書家

金澤翔子さんを取り上げていました。彼女の映像を見たのは

2回目でしたが、枠にはまらない、伸びやかで堂々とした

誰にも真似の出来ない彼女の溢れんばかりの豊かな才能、

命が吹き込まれている書にまた魂がグンと惹きつけられました。

番組の後半のナレーションに、「翔子さんの笑顔は、

『ありのままの私を受け入れて欲しい』という叫びだったのだ」と

ありました。これを聞いた私は、これまでの自身の経験と重なり

感動で涙がとめどなく溢れました。枠にはまらない事、

飾らない(加工しない)事、はみ出す事の自然な美しさを

彼女の書に向かう真摯な姿勢と彼女の書から

感じさせて頂き、とても幸せな気持ちになりました。

真剣に鍛錬を続ける事で技術というのは後からついてくる

ものなのかもしれない。けれど1人1人生まれながらに

備わっている、その人だけの持つ『光る何か』は

技術を磨く以前の、その人特有の素晴らしい宝物で、

元々あるものだから、その宝物に気付いたのなら、

それを慈しみ、それを育て、自分の世界観を大切に

確立した上で鍛錬を続けて行くのが もしかしたら

自然な流れなのかな、と、ふと、思いました。

大きな字を伸び伸びとはみ出して書く事が好きな私。

同じ名前の書家 翔子さんをリスペクトしています。