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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 (2014) / アメリカ

2014-06-20 | 洋画(あ行)


原題: Edge of Tomorrow
監督: ダグ・リーマン
出演: トム・クルーズ 、エミリー・ブラント
試写会場: ワーナー・ブラザース試写室

公式サイトはこちら。(2014年7月4日公開)

ある日、決死の任務に就くことになったウィリアム・ケイジ少佐は、本格的な戦闘が始まる前に、あっけなく戦死。しかし、死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる以前に戻っていた。不可解なタイムループから抜け出せず、特殊部隊の女性兵士リタとともに戦いと死を何度も繰り返すケイジは、次第に戦闘技術を磨きあげていき、やがて敵を倒す糸口をつかみはじめる。(映画.comより)


3D字幕版にて鑑賞。cocoさんの試写に当選。ありがとうございました!ワーナー試写室って3D鑑賞できるのね。
原作の桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」は未読ですが、日本人の原作がハリウッドでスターを主演に映画化されるっていうのが、観る側のテンション上がりますね。主演はいつまでも色褪せないトムさんだし。


<ネタばれ嫌いな人はここでお帰り下さい!読むのは自己責任で>










Twitterで「#戦う死ぬリピート」ってハッシュタグができちゃってる訳なんですが、話の大筋はこれです。トムさん扮するケイジ大佐は戦場で死ぬんだけどひたすら生き返る。
ぬくぬくと任務していたはずが何故か知らないけど「オマエは最前線に行け!」という一言で全然向いてない最前線に追いやられたケイジ。がっしりとしたメカスーツには慣れず、何にも訓練してないし誰も何も教えてくれないんじゃ当然としてさっさと死ぬに決まってる(笑)ですけど!最初に死ぬシーン、ここはぜひじっくり観ておいていただきたいんですね。ここが1つポイントとなっています。

死んで生き返って、また最初の場面から始まって、また死んで生き返って・・・ のループ状態なんですが、その中でもケイジはちょこっとずつ「学習」していくんですね。そしてちょっぴりずつだけど強くなって身体が戦闘向きになり、人と出会っていく。前に出会ったことがある人だとそのシーンを再現できるのでそれがわかる。トータルで「一体映画が終わるまで何回ケイジは死んだんでしょうクイズ」とかあってもいいかもしれない(笑)くらいなんですが、その中でケイジは少しずつ、自分がこうして何回も生まれ変わる理由って何だろう?と考えていきます。そしてそのカギを握るのが、戦場のヒロイン扱いになっている女性兵士・リタの存在。

リタを通じてケイジは、自分をここから救う方法、そしてリタをも救う方法を考えていきます。何百回と死んで再生して・・・のくだり、最初はちょっとまどろっこしく感じるんですが、話が進んでいくと要領よくまとめられていくのでテンポとしてはいいんですね。何回も出てくる時間軸のポイントも、気が付くと観ているこちら側が次のセリフを脳内リピートしていたりもする(笑)このあたり、まさしくゲーム感覚というか、死んでも最初からリセットすればいいじゃん的な発想じゃないでしょうか。その証拠に(そう言ってしまっては大変申し訳ないんだけど)トム・クルーズとエミリー・ブラント以外のキャラクターはほとんど記憶に残らないように作られている。それが狙いなんでしょうね。観客もゲーム参加者になるという仕組みです。

人間の記憶って、直近だとすごくよく覚えているような気がするんですが、一挙手一投足に至るまで再現できるかと問われたら意外とできない人が多いんじゃないかと思うんですね。勝つためにはどこをどうすればいいのかと考えるケイジとリタは、さしづめゲーム攻略本でも読むかのよう(笑)
ただ、リセットには条件があり、それをクリアしないと二度とリセットできない身体になる。そこからが人生本当の勝負なんでしょう。何度でもできるからいいや・・・と思っていた人もこれで最終となったら命懸け、今までいい加減にやってきたことも真剣になる。そしてそこまでしてまで戦う理由ですね。構造としてはとても単純なんだけど、それをテンポを変えて飽きさせないように見せてくれる。その構成の上手さがありました。ゲームっぽい映画、とでも言えばいいのかな。でもゲームに終わってなくてちゃんと映画になっているし、最後はよくこれだけ観たな自分!的な達成感というか、適度な疲労(?)も感じつつも見応えもしっかりあったという、単に大味に終わってない面白さがありました。夏休みまで上映あるのかな?これはおすすめです。


★★★★ 4/5点






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18 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
高得点だーー! (mig)
2014-06-27 20:49:53
やっぱり死んで、それだけじゃなく記憶は残る利点で
更に攻略していこうというゲームのような話でしたねー
だから飽きちゃった。
敵を倒すってことだけに終始しているので
恋愛もいらないし、キスだけでセーフだったけど 笑
トムじゃなかったらもっと私ダメだったかも。。。。
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migちゃん (rose_chocolat)
2014-06-28 01:53:23
観る前はどんなもんかいな?くらいだったんだけど、
意外とこの「戦う死ぬループ」が面白かったかも。
面白く見せてたって感じなんだよね。面白くなかったら当然評価低いけどw、ゲームしない私でも楽しかった~
トムさんってキャラ立ってるからゲーム向きなんじゃないかなと思ふ。。
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こんばんは (ノラネコ)
2014-06-28 23:14:16
もしもバトルアクションゲームをリアルにやったら?って発想ですよね。
それを実に上手くSF設定に生かしている。
トム様のSFには本当にハズレがないです。
オブリビオンも面白かったもんなあ。
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ノラネコさん (rose_chocolat)
2014-06-30 08:52:30
よくよく考えてみるとゲームそのものっぽさなんですよね。
ですがゲームではない。
けどちゃんと映画としての要素押さえてますしね。
上手く作ったなと思いました。
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こんばんは (ituka)
2014-06-30 17:27:38
いつも指の爪のきれいな男がいきなり前線に放り込まれる設定にワクワクモノでした。
『オブリビオン』に続きトムの近未来SF映画は非常に楽しい!
ここにきて、ジョニー・デップを大きく引き離しましたね(ってなんのだよ)^^;
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itukaさん (rose_chocolat)
2014-07-01 15:18:46
あはは。確かに公開時期が同じなせいもあるんだろうけど、
大きくじょにーさんを引き離すっぽい感じはありますねー。
トムさんSFものが似合うよ。ありえない設定なのにそれが似合う(笑)
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お!!!おぉぉぉぉ🎶 (q わーん)
2014-07-05 16:23:07
しまったー!!!!
もっと早くroseさんのネタバレを読んでたら
コピペできたわ~(笑)
伏線がアリかと思ってたら無いので・・・
単調さはアリだったけど
楽しめちゃったので(b≧∀)グッド♪
リタにコーヒーを出すシーンとか
上手いな~っと思った
このテの作品はトムならでは!!
 この後に「殿下作品 トランセンデンス」観たけど
うーーーーーん (-_-;)
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こんばんは♪ (yukarin)
2014-07-05 23:36:00
何度もループしながら強くなっていく設定は面白いと思いましたし、トムが何度も死んじゃうなんて新鮮だわと...。
確かにゲームっぽい映画ではありましたね。
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qちゃん (rose_chocolat)
2014-07-06 00:09:51
ん?
すみません、どこから何をコピペかな?

申し訳ないんだけど私のブログの文章のコピペはご遠慮いただきたいんですよね。一応考えて書いてますんで。
引用しているところはちゃんと引用元出してますので、それ以外は自分で考えて書いています。
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yukarinちゃん (rose_chocolat)
2014-07-06 00:11:29
戻るっていうのが面白いですよね。
めんどくさいのに1から始まる、みたいなのが。
あれ、いやんなっちゃうくらいいっぱいリピートしたんだろうなと。
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