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とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

本田圭佑選手の『個』発言に思う

2013年06月07日 | よもやま話
少し前のお話となりますが、
W杯ブラジル大会一番乗りをゲットしたザック・ジャパンの記者会見にて、
本田圭佑選手の厳しい発言が話題となりました。
ノリノリ状態の祝賀会見の空気が一気に凍ったのを感じました。
選手達の表情が、一気に固まりました。

やはり外国で孤独に闘い続けている方のご意見なのだと、
気持ちが引き締まる思いで聞きました。

「あんまりしゃべりたくないんですけど、シンプルにいえば『個』だと思います」
「どうやって自立した選手になって、『個』を高められるか」
「自分が前に出るという強い気持ちを持って集まっているのが代表選手です」
「憧れみたいに思ってもらったら困ります」
「あくまで同じピッチに立ってますから」

まわりの空気を読んで言動しがちな日本人にとっては、本当に厳しいお言葉です。
ですが、プロとして、まさに!!というお言葉です。

W杯予選に勝って嬉しい!という「今」をメインに考える思いと、
W杯予選に勝つのは当たり前!その次を真剣に考えたらヘラヘラ喜んでいる場合じゃない!!
という「1年後」をメインに考える思いと、
やはりどちらが大切かと考えれば、自ずと理解が出来る発言だと思います。

プロのサッカー選手であれば、チームワークが大切だなんて言葉は当たり前。
最後は、各自の『個』の力を高めていく事なのですよね。
チームワークというと、格好良い響きになるかもしれませんが、
真の「団結」は、慣れ合い・頼り合い・持たれ合いではないですものね。
真の『個』が出来あがっていないのに、
慣れ合い・頼り合い・持たれ合いばかりでは、どんどん下っていきますから。

組織管理者の役目においても、とても考えさせられるお言葉でした。

これって、スポーツや組織などだけに言える事ではなく、
身近なところにおいては、家族や夫婦、、、ともすると恋愛などにもいえますね。
『個』がいい加減なまま=甘いまま、気持ちだけ高まってしまうと、
空中分解に至ってしまう経緯がよくあります。
何事にも、熱い情熱と冷静な眼が必要です。
冷静な眼を失っていては、よい方向へと高め合う事は不可能です。
『個』がいい加減であったら、良いユニットにはなれませんね。

各自が、『個』を高めていって、
その上で、
より良きチーム・より良きユニット・より良い組織になるよう努力していくのでしょう。

ザック・ジャパンのこの1年間の頑張りを応援していきたいものと存じます。



ーby事務長ー



とくおかレディースクリニック






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