19日タップスを終えて就寝した頃は止んでいた雨が、深夜また降り始めました。
窓の外は、古い蛍光灯が点滅するように、絶えず雷で光っています。
午前2時頃、近くの発電所に落雷。あまりに衝撃がすごかったのでキャンプサイトに落ちたと思いました。
役場に電話して情報を集め、土砂災害の危険はなく、キャンプ場の施設内にいれば安全だとのご指導を頂いたのでその場に留まることにしました。
スカウトも眠れなかった子が多かったようですが、さすがジュニアさん、泣き出す子はいませんでした。
すぐに消防の方がパトロールに来て下さったり、近所に住む役場の方が見回りに来て下さったりしたおかげで、無事に朝を迎えることが出来ました。
朝も、また役場の方が見に来て、このキャンプ場は崖崩れの調査をしたばかりだから安全だと教えて下さいました。
そして、予定では吉峰寺までハイキングのつもりだった、と伝えるとわざわざルートを点検しても下さいました。
地域の方のご親切には本当に感謝します。どんなに心強かったかしれません。
朝食をとったあと、トレイナーやリーダーで話し合い1日繰り上げての閉会とすることに決めました。
天気だけ見れば続行可能ですが、夜中ほとんどのスカウトが眠れなかったことと、前日の雨で体力をかなり消耗していることを考えての判断です。
朝食はオープンサンドイッチ。パンに自分で具材を挟みます。シニア・レンジャーはカートンドッグです。
雨も上がって、朝の集いからキャンプ2日目スタート。
だんだん晴れて暑くなってきたので、午前中の内にテントを乾かすことにしました。
そしてお弁当を貰って、予定通りハイキングに行くことになりました。
吉峰寺まで片道40分!暑い中、ユニット毎に出発です。
地獄の階段道は、先発隊のシニア・レンジャーからジュニアには危険だと連絡が入り、安全な車道を通りました。
階段の途中、滝のように水が流れていたそうです。
木片を使ったクラフトを作ってから、ジュニアもハイキングスタート。
由緒ある吉峰寺に到着し、座禅体験をしているシニア・レンジャーさんの横でクイズラリーやお寺の見学をしました。
昼食をとる部屋を貸して頂いたり、寺内の説明をして下さったりと、とても親切にして頂きました。
本当に有難うございました。
キャンプ場に残ったリーダーは、今日で帰ることになったスカウトたちのために夕食を作ってくれました。
豚丼と卵スープ。Sリーダーこだわりの豚丼は、水を一切入れずに作ったそうで野菜から自然の甘味が出て美味しかったです!(^^)!
帰る荷物を準備して、閉会式に臨みました。
1泊2日のキャンプとなってしまいましたが、自然の怖さや、地域の方の支援に触れて、たくさんの事を学ぶ事が出来た2日目間でした。