兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

夏の雲は忘れない

2009年08月03日 22時59分12秒 | 観たり聞いたり読んだり、勝手気侭な感想
世田谷区民会館ホールに、夏の会の朗読劇「夏の雲は忘れない」を観に行って来ました。
ヒロシマとナガサキに落とされた原爆。被爆し、死に逝く人が遺した最後の言葉や、戦中戦後を生き抜いた方々の手記を、往年の大女優さん達が朗読の形で発表する、と云うもの。正直、朗読の上手い方とそうでない方がいらっしゃったのですが、聞いている内にだんだん気にならなくなりました。
泣きました。子供達の、親達の飾り気のない言葉。極力感情を抑えた淡々とした語りだからこそ、悲しみや怒りが胸に迫って、涙が止まりませんでした。朗読に合わせ、スクリーンに写し出された写真の数々。戦時中のモノクロの写真も悲しかったのですが、抜けるような青空や明るいひまわりの写真が悲しくて悲しくて…。やはり風化させてはいけない歴史なのだと痛感したのでした。

演出/城田美樹 声/小沢昭一
出演/岩本多代 神保共子 高田敏江 中村たつ 柳川慶子 渡辺美佐子(全国縦断公演が行われ、各公演には「夏の会」16名のうち6名が出演) 地元有志の皆さん

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