兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

無口になった夜…その後

2006年11月21日 15時00分22秒 | ちょっぴり仕事絡み?のような話
「無口になった夜」をアップした後、監督夫人のYちゃんから「違いますよ!」と云うタイトルのメールを頂きました。

淋しい思いをさせて、ごめんなさい。でも、勘違いです。映画ではありません。会社のホームページでウェブドラマを配信しようという事になり、30分程度のものを何本か撮ろうと、そういう事です。当然予算もありません。ただ、監督は、Mさんのキャラを、もっと世に出したいと思っている様で、初めから本は、あて書きでした。で、Mさん達に話をしたら、協力して下さる事になった。ということなのですよ。映画は勘違いですからね。

と。私は直ぐ様、お返事を出しました。

いや、こちらこそ、ごめんなさいです(>_<)
インターネット配信のドラマだと云うのは話を聞いてて判ってましたが、そこまで詳細に書いていいのか、判らなかったので。
要は、監督がおっしゃってた「『お前』が要らない」んじゃなくて「『今は』要らない」んだって理解しているんですが、それでいいんでしょうか(;´・`)
まぁ、Mちゃんが云ってたように、必要とされないと出番がないのが役者なので、必要と思って貰える役者になることが大切なので。
Yちゃんが読んで下さってるのを知りながら書いたのも、一瞬どうしようかと悩んだんですが、恨み事のつもりではなくて、役者の日常として色々あるんだと云うことを素直に書きたかったので…心配お掛けしてすみません。
私が出来そうだと思う時は声を掛けて下さい。オーディションでも何でも、役を貰えるように頑張る・役を貰ったら、それを熟せるように頑張るのが役者の本分だと思ってますから。
オーディションで落とされるなんて、日常茶飯事ですよ。その時は落ち込みますが「『今は』要らない」んだと思って、次に行くだけです。
シリーズが上手く続いて行って、いずれ私の出番も来るように祈ってますよ~。それまでは精進精進o(^-^)o
また連絡します。監督にもよろしくお伝え下さい。では(^^ゞ

と。インターネット配信映画だと理解していたので「映画」と書いたのですが、そうではなかったようです。
監督は、若い子達に指導もなさっている方です。
あの夜の会話の中で「自分が関わった子達には、同じようにチャンスを与えてあげたい」が「そうは思っても、やはり使える子と使えない子はいる」と云う意味合いのお話があったんです。そして「使えないと云うと、今の子は『自分』が駄目なんだと思ってしまう。そうじゃなくて『今』は駄目なだけなのに」とも。「例え『今』駄目でも、1年後には判らない。今OKの子より、その子の方が良くなっている可能性もある。そうやって皆が伸びて行ってくれればいい」と。
監督が、ご自分の教え子達に向けての言葉だったのですが、それは、この世界に入って何年経っても、幾つになっても共通する事だと思います。
お声が掛からなかった事実を「『今』は要らない」んだと解釈するのは、自分勝手のご都合主義かもしれませんが、そのくらいの根性でなければ、こんなあやふやで掴み所のない世界では生きて行けません。
人間、墓に入るまで、一寸先に何があるのか、判らないから面白いのです。

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