兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

泥の川・他

2008年09月11日 19時25分28秒 | 観たり聞いたり読んだり、勝手気侭な感想
最近読み終えた文庫本です。多分お父さんの蔵書だと思うのですが、友人・知人から「面白いから読んでみて」と頂く本もあるので、自分で買った本ではない事だけは確かですが、出所は不確かです。
何故か「宮本輝」氏が続いてしまいました。これ以前に「錦繍」なども読み終え、既に古本屋さん行きに…。宮本氏の本はとても面白いのですが、戦後の闇と人の性を取り扱った作品が多くて、正直ちょっと暗い気分になります。それが原因と云う訳ではありませんが、間に、まぁ余りタイトルは書けないような「趣味の本」が数冊。いわゆる「ボーイズラブ系」ですね。コホン( ̄▽ ̄;) 「こもり首」と云う気持ちの悪い本も、気持ち悪いが故にさっさと処分したくて、早々に読み終えました。 
「浅田次郎」氏の本は、本当に読みやすいです。話を引っ張る手法も巧みですし、展開は読めているのに引き込まれる感じがあります。解説に「巧みさ故に『通俗』と云うレッテルを貼られる事もある」と云う意味の事が書いてありましたが、その意見には納得させられますね。「有り勝ちなシチュエーション」と「有り勝ちな展開」を用いて、独特な「浅田ワールド」が作り出されている気がします。
お父さんが云うところの「お母さんのお篭り部屋(トイレ)」に行く度にキリのいい所まで読み進め、大体1~5日で1冊くらいのペースで読み進めている気がします。或いは、もっと速いのかな? 同じ本を何度も読み返す癖もありますし、いったい1年間に何冊の本を読み、その内の何冊が新規なのか、自分でも把握出来ていません。来年度は、是非数えてみたいものです。