兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

郷愁

2007年03月04日 23時04分02秒 | よもやま話
病院の駐車場の入口に咲いていた花です。花の名前には詳しくないのですが、確か山吹だったような…
今日は本当に綺麗な青空で、緑の山と広い空を眺めていると、何故、故郷を離れ、遠い東京で暮らしているのかと不思議に思います。
元気だ元気だと思っていても、やはり確実に老いていく両親と、たった1人の姉妹なのに滅多に会えない妹や、その家族。普段は意識しないのに、会うと、何故、この人達と離れて暮らしているのかと考えてしまうんですよ。何もかもを捨てて、この地に戻りたい気持ちになるんです。東京での仕事も、生活も、何もかもが意味のない物のような気がして。全てを白紙に戻して、生ま育った場所で、もう1度、家族と暮らしたい、と。
同時に、戻れない自分にも気付くんですがね。あぁ、何だか涙が出て来ました。これを郷愁と呼ぶんでしょう。バスから見える空には、真ん丸なお月様が光っています。深夜のバスの中で、1人泣いていたら不審なので、早々に寝たいと思います。お休みなさい。

雛祭りの夜

2007年03月04日 20時57分26秒 | よもやま話
病室で2泊するつもりだったのですが、昨夜は妹宅に泊まる事になりました。さすがに何日もお風呂に入れないのは辛いので、夕方、妹の車で母が自宅に帰り、入浴・洗濯を済ませ、父の着替え等を持って、再び病院へ。
お見舞いに来てくれた親類が皆、泊まり込みの母と私を心配して、お弁当を作ってきてくれたり、巻き寿司を買って来てくれたりしたので、姪っ子甥っ子と一緒に、病室で遠足状態で夕飯を頂きました。
食後、母を残して妹宅へ。和室にお雛様があって気が付いたのですが、昨日は「桃の節句」だったんですね。父と母が姪っ子の為に買ったお雛様は、改めて見ると、上品な優しい顔立ちをしていて、訳もなく嬉しくなりました。
一夜明け、再び訪れた病室では、父が眼鏡姿で新聞を読んでいて、自宅の居間にいるようなその姿に、ホッと一安心。一昨日より昨日、昨日より今日と、目に見えて回復するのが嬉しいですね。
今は、帰京するバスの中です。父と母に何度も挨拶をして病室を出て来ました。妹と甥っ子姪っ子に送られてバスに乗り込み、明日の朝には新宿です。今回の帰省では、生家に立ち寄る事も、母の手料理を食べる事もありませんでした。次回は、元気になった父と母と、ゆっくり自宅で過ごせるはず。さぁ、今度帰って来るのは、いつかな?