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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2022年ルーキー回顧43 石田 隼都(東海大相模)投手

2022-12-27 11:25:34 | 状況説明

石田 隼都(巨人4位指名)投手 (東海大相模出身)

蔵の入団前評価:☆☆(中位指名級)

 

この選手の何が素晴らしいかったかと言えば、大舞台でも自分の投球に徹し続けられるハートの良さにあります。自分のペースに相手を引き込み、ボールになる球を振らせるのが上手いサウスポーでした。そんな石田投手の一年目は、一軍での登板は無し。二軍でも、2試合(4回) 防 11.25 といった内容に。一方、三軍では 12試合(37回2/3) 3勝2敗0S 防 2.39 と、三軍ではまずまずの成績を残しました。

もう少し数字を細かく観てみると、37回2/3イニングで被安打は41本 。被安打が、投球回数を上回っていることがわかります。それだけ、まだ三軍レベルの相手でも苦しかったことが伺えます。それでも四死球は12個で、四死球率は 31.9% と、基準である投球回数の1/3(33.3%)以下に抑えられたことは大きかったかと。三振は28個で、1イニングあたり 0.74個 。先発の基準である 0.8個以上には届いていませんし、リリーフの基準である 0.9個以上にはまだ開きがあります。むしろ、この内容で 防御率が 2.39 で済んだのは、よく踏ん張れていたのではないのでしょうか。

現状みると、四死球率と防御率は合格点ですが、被安打率と三振比率がまだ物足りません。そういった意味では、来年二軍に即昇格とまではゆかないかもしれません。それでも、さらに内容を良化させることができれば、二軍での登板を増やしてゆくこともできると思います。こと高卒ルーキーとしては、こんなものと言えばこんなものだったのかもしれません。段階を踏んで、伸びてきて頂きたいものです。

蔵の印象:△ (成績的には可も不可もなしか)