藤原 大翔(ソフトバンク育成6位)投手(飯塚出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
決して際立った素材ではなかったものの、真っ直ぐもスライダーのキレも良く、素直に成長させることができれば将来像を描きやすい選手だと評価していました。そんな藤原投手の1年目は、二軍での登板はなかったものの、三軍では 23試合(50回)、3勝2敗1セーブ、防御率2.88 と、まずまずの成績を残しました。
数字をもう少し詳しく見てみると、50イニングで被安打は44本、被安打率は88.0%です。基準となる80%以下は満たしていませんが、高卒ルーキーとしては悪くない数字と言えます。四死球は14個で、四死球率は28.0%。これは投球回の1/3(33.3%)以下が目安なので、基準をクリアしています。三振は36個で、1イニングあたり0.72個と平凡です。この点は少し物足りなく、先発なら0.8個以上、リリーフなら0.9個以上の決め手が欲しいところです。防御率も、上のレベルを意識するなら2.50以内を目標にしたいところです。
こうして見ると、基準を満たしていない部分でも大きな乖離はなく、あと一歩底上げできれば二軍も視野に入ってきそうです。現時点では、もう1年ほど三軍が中心になるのではないかと感じますが、公式戦デビューも現実的なルーキーイヤーだったと言えるでしょう。
蔵の印象:△(総合力が高く欠点は少ない)
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