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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧119 河野 聡太(23歳・愛媛MP)遊撃

2025-02-27 14:00:16 | 状況説明

河野 聡太(オリックス育成5位)遊撃(愛媛MP出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

走力があり、遊撃手の守備も基準以上。スイングにも力強さを感じ、なかなか良い選手だと評価していた。後はタイミングをうまく取れるようになればと思ったが、☆(支配下級)ほどのインパクトは感じられなかった。そんな河野選手の1年目は、二軍で 64試合(136打数)、0本塁打、9打点、5盗塁(5失敗)、打率.301という成績だった。オリックスの場合、プロ・アマ交流戦を積極的に行っていたため、そちらでの出場機会も多かったのかもしれない。しかし、公式戦の打席数が136打数にとどまり、200打数は欲しいところだっただけに、多少物足りなさが残った。

走力はかなり期待していたので、正直5盗塁成功に対して5失敗というのは、もう少しやれるのではないかと感じた。
守備では、二塁手として29試合(守備率.956)、三塁手として15試合(守備率1.000)、遊撃手として23試合(守備率.976)を記録。信頼できる二塁手の守備率は.980が目安なので、この点ではやや物足りない。ただ、三塁手ではミスがなく、本職の遊撃手では基準である.970以上をクリアしており、安定感を示せた。むしろ、走力よりも守備面が想像以上に良かった印象だ。
  
一方で打撃では、打数が少なかったものの、打率.301は、飛ばないボールが使われた昨年を考えると好成績と言える。さらに詳しく見ると、136打数で三振は15個。三振率11.0%は非常に優秀で、基準である20%以内を大きく下回っている。これは、当てるつもりで振ったバットがボールをしっかり捉え、自信を持って見逃したボールが実際にボールと判定されることが多かったことを示している。つまり、レベルの差に戸惑うことが少なかったと言えそうだ。一方、四死球は22個で、四死球率は16.2%。基準の10%以上を上回っており、これも優秀だ。ボールをよく見極められていた証拠であり、その結果、打率.301だけでなく、出塁率も.396と大きく跳ね上がった。打数がやや少ないものの、内容としては十分に合格点を与えられる。今季は支配下登録や一軍出場も視野に入る段階にきたのではないか。今後が楽しみな選手だ。

 

蔵の印象 : (想像以上に頑張っていた)

 


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