JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

芸能2点 「ハイキック・ガール!」の続きと小明さんの本

2009年06月03日 05時00分33秒 | 映画/ビデオ/テレビ
映画「ハイキック・ガール!」が大阪でも上映されることになりました。十三(じゅうそう)の第七藝術劇場という小さな映画館です。

俺は映画にはほとんど行かないので、この映画館は聞いたことなかったです。1スクリーン、96席。狭いけど、この映画を観る観客層数ってこんなもんなのかな。

何年か前、紀里谷和明(宇多田ヒカルの旦那=当時)がキャシャーンを実写で映画化したときに「こんな映画、誰が見に行くんだろう」と思ったものです。それでもあの映画の興行収入は15億を越えたらしい。もっと前だと緒形直人主演の「北京原人」の制作費が20億円と聞いてアホかと思ったりもしました(興行収入は寡聞にして知らない)。

俺はそんな作品よりも「ハイキック・ガール!」の方がよっぽど面白そうに感じるのですが、しかし自分の狂った感覚で物事を推し量ると、これはもう世の中が見えてこない(笑)

まだ観てないのでなんとも言えませんが、「ハイキック・ガール!」は、いわゆる「私、映画が好きなの」とか言ってる人には酷評されるような作品かもしれません。ただ、何億もかけて豪華キャストでテレビドラマの延長線上のような生ぬるいオナニー映画を作るよりも、情熱先行型で作り上げた脚本やストーリーなんて糞喰らえ映画のほうが、俺は好きです。

とある映画評によると「ストーリーについては、一切の期待は無用。30分もたつと、いったいこいつらが何のために戦っているのかさっぱりわからなくなってくる。もちろん、すべては計算済みの話。中途半端なことはせず、武田梨奈の本気アクションによる一点突破。それを監督以下、エキストラや脇役の格闘家、アクション俳優が全力で支える構造となっている」とありました。

また、この映画を観た人たちのブログを読んでいると、評価がNice!とBad!に大きく分かれます。Bad!を要約すると、料理に例えるなら、素材は抜群なんだけど料理法がイマイチで料理人の腕はかなりよろしくない、という感じです。

素晴らしいじゃないですか!

10年ほど前に「カスケーダ」ってドイツ映画があったんですけど、それに近いものを感じますね。「なんでスタントバリバリの映画がないんだよ!」と現在の映画界に憤慨したスタントマンが自ら監督・主演で作った映画なんです。一応「2億5千万マルクの財宝を探して悪の一味と追いつ追われつ」というストーリーはあるのですが、それはあくまでもつなぎ。なんと言ってもスタントシーンが肝の映画でした。高速道路や地下鉄線路内でのオートバイ&ゴーカートのハイスピードチェイスがあったり、ヘリがトンネルに突っ込んで爆破炎上したり、車が飛行機に引っ張られて空飛んだり、他にも破壊・爆破・炎上といったアクションシーン満載。そういうのを一切のCGなし・生身の肉体でやってました。低予算である意味マヌケだったけど、非常に清清しかったです。

「ハイキック・ガール!」がハイレベルな映画かどうかは知りません。だけど非常に痛快な映画なんだと思います。芸術か、娯楽か。そのどちらの要素も表現しうるものが映画であるとすれば、これは大いに観る価値のある作品と言えるのではないでしょうか。と勝手に思っております。


さて話変わって、あの小明さんが「アイドル墜落日記」という本を出すそうな。

マスコミからは「アイドル業界の裏を過激に暴露!」みたいに間違って書かれてしまい、本人がブログで「そういう本じゃない!」みたいに否定しております(笑)

【間違った報道】 あのグラドル直撃「売れなければ…」業界暴露本で激白
【本人の否定】 ていへんだていへんだ!

ていへん・・・「大変」と「底辺」を掛けてるんですね(笑)

これまでの日記やブログ記事を集めたもの、と考えればいいのかな。だったら面白そうだし、将来いろんな意味でレアアイテムになるかもしれないから(それは本人的には嬉しくないだろうけど)、とりあえず1冊買おう。近所の本屋で売ってるかな。

それにしてもソフトカバー1,470円って、本が売れないこのご時勢に、強気の価格設定ですなw

1,470円といえば、愛用している電気ウキ(ヒロミ産業のe-トビコン)が1本買える。それの替えヘッドなら3本替える。まともなフローティングミノー(ルアー)が1つ買える。600m巻きのナイロンラインが1個買えて、余った分でSiCリング付スイベルも買える。タバコなら5箱、安売りの1リットルパックの無糖コーヒー14本、うまい棒に至っては147本だ。1,470円あったら、あんなものやこんなものが買えたりするのです。

逆に、ちょっと驚いたんだけど、「電気ウキと替えヘッド3本とフローティングミノーと600m巻きナイロンラインとSiCリング付スイベルとタバコ5箱とコーヒー14リットルさらにうまい棒147本」を買ったらそれだけで1万円になるわけです。言い方変えれば1万円でそれだけしか買えないのだ。

だけど一方で、1万円あれば波止釣りで充分に使える磯竿が買え、セールの期間ともなれば普通に使えるリールまでセットで買える。こういう1万円なら安いなぁと感じます。

結局、金というものは絶対額は変わらないとしても、その人の価値観と使い方ですべて損得が決まり、そしていずれにせよこうやって財布の中身がどんどん減っていくんだ。

まあそれでも、小明さんの本は買おうと思います。


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