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空想科学ロケット旅行

Let's Go Swanky Street, Singing The Kids Are Alright!

世界は神で満ちている

2011-12-05 12:43:49 | 日々のうたかた

記事のタイトル見て「おいおいどーした、とうとうアッチ側にイッちゃったのか?」と思った方、大丈夫です。そんな大した話しじゃありませんから(笑)。

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しばらく前から、主に2ちゃんねるやニコ動関連文脈において、「〇〇は神!」「なんという神曲!」といった「神すぐる」的表現を見かけるようになった。

これを見るたびにどうにも違和感があって、「神」ってそんな軽々しいものじゃないだろう、と思っていた。

なにしろ僕は昔から「神」というものにとても興味があるのだ。

といっても、自分にとっての宗教的体験や信仰ということではなく、人間はなぜ神を信じるのか、なぜ宗教に惹かれるのか、といった観点からなのだが。なので僕にとっては「神が人間を作ったのではない、人間が神を作ったのだ」というスタンスなのであるが。


おっと、横道に逸れてしまった。


今朝も歯を磨きながら、ふとしたきっかけでこの「神すぐる!」的表現を思い出して、「やっぱりなんだかなー。そんなこと言ってたらメガ盛り牛丼にも神が宿ることになっちゃうじゃないか、神ってそんな小さいものなのか(笑)」と思った。


と、その瞬間、


あるひらめきが稲妻のように僕を打った。
そう、まさに神からの啓示のように。


「牛丼にも神が宿る!? そうか! そういうことだったのかあああ!!」


宿るのだ、牛丼にも神が。iPhoneアプリにも神が。SKE48にも神が。あらゆるものに神が。


なぜならこの神は一神教における絶対神ではなく、多神教におけるアニミズム的神だからだ。八百万の神なのだ。そうだ、なぜそこに最初から気が付かなかったのか。もともと僕がとくに惹かれていたのはアニミズム的な多神教宗教観や世界観だったはずじゃないか。

ああ、いつの間にか忘れてしまっていたのだ。そうした自分がかつて夢中だったものを。そして図らずもネットでの流行り言葉が僕にそれを思い出させてくれたのだ。そう、世界は神で満ち溢れているのだ……。

朝、歯を磨きながら、そんなふうにして僕は、神の存在を再認識していた。


ま、それでも僕は「神すぐる」的表現はやっぱり使わないんだけどね。


photoblog_006

2011-10-07 00:04:31 | 日々のうたかた

 

Steve Jobs, 1955 - 2011

 

Oct 06, 9:43am
今はWindows使ってるが最初に触ったのはMacだった。すぐにボーナスで買ったPerforma588はあまり使いこなせなかったけど、今はiPhoneが手放せない。時代を変えた人だと思う。ご冥福をお祈りします。

Oct 06, 9:51am
iPhoneをありがとう。これがなかったら僕は今とは少し違う人間になってたはずだ。RT @Ch_Lt: ミスタージョブズ、ワクワクとドキドキを有難う。 Photo: tumblr.com/x8o539s3ae

Oct 06, 1:12pm
今、世界中のiPhoneユーザーはジョブスの死を悼み、彼に感謝しているだろう。ひとりの人間とひとつの機械がこれほど多くの人々の手の中で一体になり、その気持ちがネットワークを通じて繋がっていく。これはかつてないことなのではないだろうか。ありがとう。安らかに。

 


モンゴル旅の写真展、無事にスタート

2011-10-04 00:38:56 | 日々のうたかた

 

 

先週土曜日の朝、会場となる東京は中野の文房具店「旅屋」にて設営。ギリギリではあったが何とか無事にスタートすることができた。

※準備の模様はコチラ

友人たちがわざわざ来てくれて嬉しかったのはもちろんのこと、それ以外にネットで見かけてきてくださったり、たまたま来店された方など、初めてお会いする方とも写真を通じてお話しできたのが楽しかった。

準備はけっこう大変だったけど、やってよかったなあとしみじみ…。

10月末までやってますので、よろしければお運びくださいませ。

※くわしくはコチラ

いらっしゃった旅屋のお客さんたちと話しているうちに、すでに次の写真展の構想もまとまりつつあり、またひとつ新しいことができそうな予感。やっぱり旅と写真は切っても切り離せないな。

 


facebookが個人的にどうもイマイチな理由

2011-03-04 14:10:58 | 日々のうたかた
facebookが個人的にどうもイマイチつまらないというかノリきれないと感じていたが、その理由がわかった。あくまでも個人的に、だけれど。

ズバリ結論からいえば「趣味の話しができない」ということに尽きる。

そもそも僕がとくにtwitterにハマったのはそこで趣味の話しができるから、というのが一番の理由だった。コレクターズやピロウズ、Mods系や80年代New Waveなどの音楽、片岡義男などの小説、トラベラーズノートなど文房具、カメラや写真、古い日本映画など、どうも僕の趣味はふだん周りにいる人と相通じるものが少ない。

ところがtwitterで検索をかけるとそうしたことをつぶやいている人たちがあっけないほどカンタンに見つかった。そこでそうした人たちを積極的にフォローして話しかけていった結果、共通の趣味の話題で盛り上がったり、好きなバンドのライブを一緒に見に行って打ち上げで飲んだりするようになった。

ところがfacebookはリアル、とくに仕事関係から繋がりができていっているので、リアルに近い人間関係=趣味の話しがとくに合わない場所になっているわけで、「どうもtwitterに比べてイマイチ盛り上がらないなー」と思っていたのはそうしたところに(個人的な)理由があったのだ。

さらに共通の趣味とまではいかないもののリアルで遊んでいる友人たちは、mixiやtwitterまではやっているけどfacebookはやっていない人たちが多いので、これまたプライベートな話題で盛り上がる機会がfacebookにはない。

かといって、じゃあfacebookで仕事の話しをしたり積極的に人脈を広げる活動をしたりするかというとそれもないわけで、結果として「やってはいるが、何のためにやるのかの目的が見いだせない」ままになっていたのだ。

こうして書いてみるとごくごく当たり前のことなのだが、これにハタと気付いた時は目の前の霧がサーッと晴れるような気分だった(ちょっとおおげさか)。

そういうわけで、やっぱり僕にとって楽しいのはtwitterであり(mixiは卒業してしまった)、しばらくfacebookは仕事の関係もあってやっておかないといけないもの、という感じなのかな。

それとも日本でもfacebookがどんどん普及して今流行っていない友人たちもどんどん入ってきて、アメリカのようにリアルとネットワーク上の人付き合いに境目がなくなるような時が来るのだろうか?

もしそうなったとすると、リアル友人関係での楽しみはfacebook上でも再現されるけれど、趣味に関してはどうだろう? 今のところfacebookはtwitterと違いリアルで知らない人と繋がっていくことはしていないので、会ったこともないけれど趣味が通じる人たちと一緒に盛り上がるというのはfacebook上では再現されない気がする。

他の人たちはfacebookで何を楽しんでいるんだろうか? まあ別に他の人のことはどうでもいいんだけれど(笑)。

お姫様と少年の物語

2011-02-03 20:50:23 | 日々のうたかた
ずいぶん昔にこんなお話を考えた。


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いつかのどこか、女系の王族によって代々治められている国

女王を継ぐお姫様が初潮を迎えると、国では盛大にお祝いされ、そのときから我こそはと思う男性たちの間でお姫様の婿になるべく壮絶なプロポーズ合戦が始まる。

さまざまなものを姫にプレゼントして気を惹こうとする男性たち。

貧乏な家の少年はオンボロの飛行機械で夜中に姫の窓辺に近寄り、

「知らない世界を見せてあげる。
それが僕があなたにできる最高のプレゼント」

とささやき、躊躇する姫をさらって飛び立つ。

誘拐犯として終われながら冒険を続けるふたり。
お姫様はお城の外に広がる世界、そこで生きる人々の生活を初めて間近で見る。

やがてふたりのあいだには淡い恋が芽生える。

しかし、

貧乏な少年は国を治める王族に対して敵対心を持っている。
お姫様は王族としての使命感を持っている。

国を捨ててふたりでどこかに逃げようという少年の自己中心的「子ども」の理屈に対して、
国を治め国民を幸せにするというお姫様の「大人」の視点はかみ合わない。

惹かれあいながらも反発する二人。
(お姫様のほうが年上がよい)

やがて追っ手に取り囲まれいよいよ捕まってしまうところで、少年はお姫様にプロポーズ。(いっそふたりで死のう?)

だが姫は国を、国民を選ぶ。

少年は捕らえられ処刑される。

お姫様は少年の心を受け入れながらも(もしくは受け入れたくても受け入れず?)彼を選ばなかったことの代償として自ら目をつぶして失明する。自分が見た最後の男性が少年であることを記憶の中に生涯とどめるために。


※さてエンディングはどんな風になるんだ?
目が見えないおばあさんが語る昔話、とか?


サンタさんからのプレゼント

2010-12-03 13:13:38 | 日々のうたかた
サンタさんからプレゼントをもらった初めての記憶は幼稚園の時。朝起きたら枕元にディズニーの鉄琴が置いてあってものすごく嬉しかった。

今となってはなぜその時に鉄琴が欲しかったのか憶えてないんだけど(笑)。

そして、サンタさんは本当はいないんだってことをいつ知ってしまったんだろうか? その瞬間のことは憶えていない。

鉄琴をもらった時のことは今でもこんなによく憶えているのに。



アメリカの広野をまっすぐ走る一本道を

2010-12-03 12:51:40 | 日々のうたかた
アメリカの広野をまっすぐ走る一本道を
でっかいバイクで走りたいな

ヨレヨレのTシャツとすり切れたジーンズ
髪もヒゲもぼさぼさ
でもお洒落なファッションなんてコードからは自由

BGMはアメリカンロック 単純なコード進行でギター一発ってやつさ
天才的なコード進行なんてカケラもない
でも気の向くまま気持ちいいままギターリフは自由

後ろからコルベットがものすごいスピードで追い越してった
助手席のビキニの女の子がこっちを見て笑ってた
僕もサングラス越しに笑い返す
ややこしい礼儀からも自由 お互いを尊重しさえすればいいんだ

空は雲ひとつないよ どこまでも真っ青
道は見渡す限りまっすぐ どこまでもまっすぐ

でっかいバイクで走りたいな
どこまでもまっすぐに走りたいな
ずっと自由に走りたいな

青空に溶けるぐらい かげろうに消えるぐらい

アクセルは全開のまま スピードと風で頭の中がいっぱいになるぐらい
サングラス越しの日差しで意識が遠くなるぐらい

ずっとずっとまっすぐに自由に走っていきたいな



20020514

CDウォークマンに見るひとつの時代の終焉

2010-11-04 20:38:42 | 日々のうたかた
自宅ではリビングにステレオがあり、寝室のデスクではポータブルCDプレーヤーにPCスピーカーをつけて使っている。そのポータブルCDプレーヤーがいよいよ調子悪くなったので(15年ぐらい前に買ったんだからよく持ったよな)、ふと「新しいのを買おうかな」と思い、昨日フラッとヨドバシカメラに行ってみた。

今ではデジタルオーディオプレーヤー全盛なので、もう機種とかあまりないんだろうなあと思ってはいたが、オーディオ売り場を探しても見つからない。 あれー?と思いつつ近くにいた店員さんに聞いたら案内してくれたのだが、なんとそこにはソニーのCDウォークマン1機種3色
が置いてあるだけ!

CDラジカセ(あ、たぶんカセットはついてないな)はまだそれなりに品揃えがあるので、その差にしばしがく然……。そりゃまあ確かに僕だってiPod~iPhoneに乗り換えてずいぶん経つので文句は言えないが、それにしても1機種しか扱ってないとは。

ちなみに値段は3980円で予想よりだいぶ安かったが、ACアダプタが付属しておらず乾電池が必要!ということで購入を断念。だったらノートPCをスピーカーにつないで使えばいいや、と。

先日ソニーがカセットテープウォークマンの国内生産を終了というニュースがあってひとつの時代の終焉を感じたわけだが、さらに追い打ちをかけられたという感じか。

思えばCDウォークマン(正式にはディスクマンだっけか)は音飛びという悩みから抜け切れず、そりゃmp3プレーヤーにみんな移行するよな、というのはわかるんだけどね。

電車の中で立ったまま、落とさないようにバランスを取りながらCDを入れ替えたのが今では遠い昔のようです。いや、遠い昔なんだけど(笑)。


ロックの初期衝動と大人のロック

2010-10-20 13:18:17 | 日々のうたかた
※なんだかぜんぜんまとまっていないけど、ふと思いつき、結構大事なことなような気がしたので、自分メモ用にポストしておく。


最近すっかりはまっているトラベラーズノート。先日そのスタッフブログにコメントしたらお返事をいただいた。

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http://www.midori-japan.co.jp/tr/blog/2010/10/1969.html

「69」ずいぶんと昔に読みました。小難しくなっちゃった村上龍の作品ですが、これはスカッとおもしろく読め、まさに「青春の初期衝動=Rock」なエネルギーに溢れているなあ、と思った記憶があります。

年を取ると、かえってそういう初期衝動みたいなものが大切なんじゃないかと最近思ってます。

旅も、初めての海外旅行でいきなりトルコ国内をバスで回ったような初期衝動を取り戻したいものです。

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Rocketman3さま、
コメントありがとうございます。ロックの初期衝動、大切ですよね。大人になればなるほど、知識や経験が増えて、できない理由作りがうまくなっていくんですよね。そんな時こそ、衝動的な旅をすることで、ちょっとした勇気とか初期衝動を思い出すのもいいかもしれませんね。
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そしてこれまたすっかりハマっているコレクターズの極悪ポッドキャスト(笑)「池袋交差点24時」で、こないだ加藤リーダーが言ってたこと。

かっこわるいのがいい歳して20代の頃と同じような恰好でロックしてる気になっている大人。40代、50代はそれなりのロックの仕方があるはず。

みたいな感じだった(うろ覚え)。


去年の今頃、自分でもこんなツイートしたのを思い出した。

佐野元春はかつて「つまらない大人にはなりたくない」と歌った。高校生の僕もそう歌った。そして今どうだ?クールでヒップにロックし続けているだろうか?どうだ?俺。
http://twitter.com/#!/Rocketman3/status/4888598930


大人のロックってなんだろう? 大人のロックと初期衝動は両立するのかな??



映画「ザ・ムーン」

2010-07-07 23:51:08 | 日々のうたかた
公式サイト
goo映画

アポロ計画、月へ行った男たちへのインタビューと当時の映像によるドキュメンタリー映画。ただただ素晴らしかった。映画の最中、1/3は感動して泣いていたと思う。軽く酔ってはいたにしても感動しすぎだろうってくらい。これまで月に行った人間は何人だと思う? たったの24人しかいないんだよ。

その24人のために数万?数十万人?のスタッフが彼らを月面へと送るために壮大なプロジェクトを遂行していく。それがジェミニ計画~アポロ計画。

とにかく宇宙飛行士たちひとりひとりの言葉が圧倒的な力で響いてくる。ラストが「実は月へは行っていない」陰謀論に対するカウンターになっていたのはちょっと「?」だったけど、それを抜きにしてもとにかく感動的なドキュメンタリームービーだった。

80年に及ぶ人生の中で3日間だけ月で過ごしたといういのはどういう感じなんだろう? 月から見た地球は親指の先に隠れてしまう存在、そんなことを目の当たりにしてしまったら、そりゃあ人生観も変わるよな。

たしかにアポロ計画はアメリカの政治的国策的な部分も多分にあっただろう。でもアームストロング船長が月面に降り立った瞬間、誰もがそんなことはどうでもよくなったんじゃないかな。人類が、はるか彼方の月面へと、降り立ったんだからね。

映画の中ではアポロ11号で月まで行っていながら周回する機内に留まり月に立つことのなかったマイケル・コリンズの言葉がとてもよかった。もちろんその他の宇宙飛行士たちもね。一方アームストロングが出ていなかったので気になりウィキペディアを見たところ、いろいろ複雑な人生を送ったようだ。

そして映像の力とはこういうことだ。50インチTVもハイビジョンも3Dもいらない。インターネット経由でノートパソコンの画面に流れてくる40年前の荒れた映像でも、これだけ素晴らしい感動を感じることができる。

とにかく僕はこの手の宇宙開発的なものにホントに弱い。「ライトスタッフ」「宇宙へ。」「アポロ11 史上最大のミッション」「アポロ11を追いかけて」「月のひつじ」、アニメなら「王立宇宙軍~オネアミスの翼」、マンガなら「アストロノーツ」などなど。そんな僕にとって、当時の映像の独特の色合いや、宇宙飛行士と地上管制ルームとの無線通信(Pi!という発信音!)も含めて、「ザ・ムーン」はストライクど真ん中な感動的作品だった。


ちなみにアポロ11号の月面着陸~人類が月へと偉大な第一歩を踏み出す衛星中継に世界が見入っているとき、僕は親戚の家の庭で人生初の立小便をしていたそうだ。その意味では僕の人生においても新たな一歩を踏み出した瞬間と言えるだろう(笑)。