↓こんな夢を見た
世界の終わりをじっと待っていた毎日
ひっそり隠れていたのに
廃工場の奥の僕らの庵は
子ネズミを助けるために
ずる賢い彼女たちに取られてしまった
瓦礫の城をあとにした僕は
パーカーと毛布を持って
雨上がりの透きとおった空の下
海までのかげろうのような一本道を
とぼとぼと歩く
少し前を一緒に歩く二人の友達(いや 三人かな)
誰もいない海辺に着いた僕らは
砂浜に潜って潮が満ちてくるのを待っている
ゆっくりと波がせまってくる
世界の終わりと一緒に
泣きたくなるほどの透きとおった青い空
遠くまで凪いだおだやかな海
陽の光はすべてにあたたかく降りそそぐ
すべての色がだんだん薄れていく
ゆっくりとハレーションする世界
ゆっくりと終わる僕ら
歓声とも悲鳴ともつかない最後の声
海鳥たちは聴いてくれたかな
世界の終わりをじっと待っていた毎日
ひっそり隠れていたのに
廃工場の奥の僕らの庵は
子ネズミを助けるために
ずる賢い彼女たちに取られてしまった
瓦礫の城をあとにした僕は
パーカーと毛布を持って
雨上がりの透きとおった空の下
海までのかげろうのような一本道を
とぼとぼと歩く
少し前を一緒に歩く二人の友達(いや 三人かな)
誰もいない海辺に着いた僕らは
砂浜に潜って潮が満ちてくるのを待っている
ゆっくりと波がせまってくる
世界の終わりと一緒に
泣きたくなるほどの透きとおった青い空
遠くまで凪いだおだやかな海
陽の光はすべてにあたたかく降りそそぐ
すべての色がだんだん薄れていく
ゆっくりとハレーションする世界
ゆっくりと終わる僕ら
歓声とも悲鳴ともつかない最後の声
海鳥たちは聴いてくれたかな