記事のタイトル見て「おいおいどーした、とうとうアッチ側にイッちゃったのか?」と思った方、大丈夫です。そんな大した話しじゃありませんから(笑)。
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しばらく前から、主に2ちゃんねるやニコ動関連文脈において、「〇〇は神!」「なんという神曲!」といった「神すぐる」的表現を見かけるようになった。
これを見るたびにどうにも違和感があって、「神」ってそんな軽々しいものじゃないだろう、と思っていた。
なにしろ僕は昔から「神」というものにとても興味があるのだ。
といっても、自分にとっての宗教的体験や信仰ということではなく、人間はなぜ神を信じるのか、なぜ宗教に惹かれるのか、といった観点からなのだが。なので僕にとっては「神が人間を作ったのではない、人間が神を作ったのだ」というスタンスなのであるが。
おっと、横道に逸れてしまった。
今朝も歯を磨きながら、ふとしたきっかけでこの「神すぐる!」的表現を思い出して、「やっぱりなんだかなー。そんなこと言ってたらメガ盛り牛丼にも神が宿ることになっちゃうじゃないか、神ってそんな小さいものなのか(笑)」と思った。
と、その瞬間、
あるひらめきが稲妻のように僕を打った。
そう、まさに神からの啓示のように。
「牛丼にも神が宿る!? そうか! そういうことだったのかあああ!!」
宿るのだ、牛丼にも神が。iPhoneアプリにも神が。SKE48にも神が。あらゆるものに神が。
なぜならこの神は一神教における絶対神ではなく、多神教におけるアニミズム的神だからだ。八百万の神なのだ。そうだ、なぜそこに最初から気が付かなかったのか。もともと僕がとくに惹かれていたのはアニミズム的な多神教宗教観や世界観だったはずじゃないか。
ああ、いつの間にか忘れてしまっていたのだ。そうした自分がかつて夢中だったものを。そして図らずもネットでの流行り言葉が僕にそれを思い出させてくれたのだ。そう、世界は神で満ち溢れているのだ……。
朝、歯を磨きながら、そんなふうにして僕は、神の存在を再認識していた。
ま、それでも僕は「神すぐる」的表現はやっぱり使わないんだけどね。
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