STUDIO ZODIAC

黄道12星座のように様々な得意分野で活動を続けています。

地面を蹴らずに歩く

2004年11月12日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
古武術に「無足の法」というものがある。 「歩かずに、歩け」「動かずに、動け」という一見相反する事柄だが、自由に動く事によって「無法」な動きが生まれ、型や禁忌、規則による雁字搦めの中で初めて「法」に従った正しい動き生まれる。

何が違うのかと言うと、筋入力がまったく逆となり、立つ場合でも後ろ側の筋肉主体となる。 最低限のチカラと骨によって立つ事により、天からぶら下がるのである。

歩行とは、「軸足に乗って移動し、重心落下点が基底面を外れて倒れる前に、後ろ足の重みと振り子運動によって、後ろ足が前に出て軸足となる」の繰り返しである。 冷静に考えれば、前足が地面に接地した状態の中、後ろ足で地面を蹴っても無駄で、且つ「地面を蹴る」ために重心が残り「居着(いつ)く」という状態を作り出してしまう。

生死を分ける武道・武術において、この「居着く」という動作を大変嫌うのであるが、チカラのみを求めるものには逆の方向にあるものと言えよう。

速く歩こうとすると歩幅が詰まり、足を前へ前へと考えると、振り出した足の反作用で、更に居付く結果となる。

中国拳法の話や時代劇などで「濡れた紙の上を破らずに歩く」という話がよく出て来るが、まさしくそういった歩行方法が「地面を蹴らずに歩く」歩法であると言える。

この歩行は武道・武術に限らず、快適で正しい歩行方法で、神社・仏閣などによくある玉砂利も「地面を蹴る」という行為を抑止し、足裏を刺激すると共に「快適な生活を送る気付きであったのでは?」と考えている。 竹馬や修行僧らが使ったとされる一本歯の下駄も、地面を蹴るという行為を抑止する選(すぐ)れたアイテムだと思う。

足裏で距離を稼ぎ、浮身と滑落で神速へと更に近づく!

何事もそうであるが、ニュートラルな位置を知って初めて先に進める!

歩くためには、この他にセンターを始め様々な課題が必要なのだ!>(;・∀・)ノ

【六合クマたんシリーズ】
クマたん大地に立つ_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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クマたん停止命令_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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クマたんの攻防_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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