STUDIO ZODIAC

黄道12星座のように様々な得意分野で活動を続けています。

万丈の幽霊>(;・∀・)ノ

2010年08月28日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
万丈の幽霊:「無敵鋼人ダイターン3」オープニング、波乱万丈(はらん ばんじょう)のアップ、ビューティフル・タチバナのアップと被るように登場する波乱万丈を指す。

本放映時より画面に一瞬映る万丈は一体何なのか話題となった。

▼『無敵鋼人ダイターン3』OP 問題のシーンより(原画:金田伊功)


金田さんの絵なので「金田さんのお遊びじゃないのか?」など諸説が飛び交い金田さんに聞いた処、以下のような返答が・・・。

「富沢さんのコンテだし、お遊びなんてとんでもない!」(金田伊功)

「いったい、何だろうねぇ?」との事。


今、思い起こしてみると「やっぱりアレだな!」って答えみたいなものがある。

「バース」渋谷東急初日の舞台挨拶の後、大阪の舞台挨拶に向かわれるとの事で金田さんと貞光さんと名古屋まで一緒だった。 金田さんと貞光さんは別の指定席だったんだけど、金田さんが僕の隣に席を移動。 絵を見て頂いたり、色々作画のレクチャーみたいな話をずっとして頂いたり・・・。 その中で「前後でアクション演技をしながらマルチでピントを切り替えるみたいな事をしたい」と具体的なタイムシートの指示方法を聞いた処、

「なんか、O/Lって書いて線でココからココまで・・・ って書くみたいだよ・・・」と。

ちなみにオープニング曲『カムヒア! ダイターン3』「明日に微笑みあるだけ~♪」の原画は三条レイカ(Aセル)、波乱万丈(Bセル)、ビューティフル・タチバナ(Cセル、Dセル)と集中線2枚でアップ、ロングと切り替わりオーバーラップするシーン。

つまり、ダイターン3のOPも素で「何となく、こんな感じで・・・」って指定してたっぽい・・・

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


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「消える動き」について>(;・∀・)ノ

2010年08月21日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】


人間の目なんていい加減なもので認識どころか存在自体消える事がある。

昔、母とダイエーの通路を歩いていた時、僕は母の前から行き成り姿を消したそうだ。

で、母が慌てて探すと遥か先を歩いていたという話。

その時の状況を説明すると、母親の斜め左前を歩いてた時に前方から親子(母親と小学生くらいの男の子)が歩いてくるので、通路が塞がる前に身体の後ろ側から後頭部、背中、腰、ひざ裏を抜くようにして沈み込んだ勢いを利用し、鶏がトトトトト・・・と歩くように、竹馬に乗ったまま勢いに流されるように、前から来る子供の脇を通り親子の後ろへ出ただけだった。 ちなみに友人から「海底をス~ッと進むタコのような動き」と形容された動きである。

母は突然視界から消えたので、「倒れた」と思って僕が沈み込んだ方へ視界を向ける事で等速で動く僕を見失ったようだった。

合気道開祖「植芝盛平」翁の逸話に「ワシには鉄砲は当たらんのや!」という事で「じゃあ、見せてもらおう!」と大久保の射撃場の25m離れた場所から「1、2、3」で同時に陸軍の砲兵6人が銃を撃ったと思うや否や6人の1人が投げ飛ばされ、いつの間にか6人の後ろでニコニコ笑っていたという話があるが、その場に居合わせた弟子の塩田剛三氏が「先生、どうやって避けたのですか?」の問いに「銃を撃つ前に白いつぶてが飛んで来る、一番最初につぶてが飛んで来た方へ行って投げたのじゃ!」と話したそうです。

照準を凝視する事で視界は狭まり、砂ぼこりが視界を遮る。 そんな中で地面を蹴らずに等速に動く物体を追うのは至難の業だったのであろうと僕は思う。

なお、「月刊 秘伝」の塩田剛三氏の話では「赤いつぶて」とありました。 「赤いつぶて」「白いつぶて」「金色のつぶて」と諸説ありますが、「赤」は意で一番造り易いし、自分の経験から「金色のつぶて」か「白い(銀色)つぶて」であったと考えています。

【ブログ内 関連記事】
うずまきクルクル ←師匠という記述は金田さんの事です。
http://blog.goo.ne.jp/roba_kun/e/6c579955324c73ca92c40b9ce78e7d39
アニメじゃない本当の事さ
http://blog.goo.ne.jp/roba_kun/e/ddc3f8ac0da29730ba08c185bb34c479
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金田さんの話>(;・∀・)ノ【リミテッド・アニメーション】

2010年08月18日 | ■ (;・∀・)ノ【漫画・アニメ】
リミテッド・アニメーション(Limited animation)

フル・アニメーション(Full animation)と対極に位置するアニメーションの表現方法の1つで、制作コストを抑える目的で使用される。

通常、日本では連続して3コマづつ撮影する事から「3コマ撮り」と呼び、1秒24コマに8枚の絵を使用する。 同様に連続して2コマ撮影するものを「2コマ撮り」、1コマ撮影を「1コマ撮り」と呼ぶ。

原画マンは絵コンテに指定されたアクション指示、秒数に従い担当シーンの原画を割り、タイムシートにタイミングを記述し、レイアウト(背景原図)を描き上げる。 作監のチェックでリテイクがなければ、原画は動画マンに回り中割りの作画とクリンナップが行われる。

原画で動きの主要ポイントを決定する際、等間隔になるとは限らない。

すなわちそれは誰にでも思考可能だったという事実を物語っている。

やるかやらないかは別として「3コマ」が基本ではあるものの、タイミングとして「2コマ」「1コマ」もあったという訳で、陽気なラテンの血がそうさせたのか金田さんは等間隔で作画するのでなく、コマ数に変化を加える事であの絶妙なタイミングを試行錯誤の中で生み出したのでした。

そして、独特な作画とコマ数に変化を加える事で我々の目に留まったのです。

どういう事かと申しますと「加速度的に動く物体は残り、最初から終わりまで等速運動で動く物体は消える」という事。

武術的には「あらかじめ反射を殺してから間合いに入る」等、色々あります。 運動神経が良いヒトの場合、すばやい動きに反射的に身体が動く事によって無意識的に間が合ってしまう事がある。 そういう相手と対峙した際に等速度運動で動くと「視認しても身体が反応しないので動けない」そして更に先に「消える」が確かに存在するのです。

「何故だか判らないけど、こうなる・・・」(ロバくん)
「ああ、何故だか判らないけどね!」(金田伊功)

「アレは何でしょう?」(ロバくん)
「何だろうねぇ?」(金田伊功)

お互いに「薄らとは判っているんだろうな・・・」みたいな事を感じながら、それ以上先の話はしませんでしたが、共通の型みたいな、形みたいな、思考みたいな何かが存在するのです。

日常の中の非日常・・・。

誰でも出来るけど、出来ない事・・・。

強いと弱い、早いと遅い、巧いと下手・・・。

その差というのは、それ程大きくないという事・・・。

違いは越えるか越えないか・・・。

金田さんは、半歩下がる事で、チカラを抜く事で越えたのでした。

肩のチカラを抜き、肩甲骨の重さで「モビール」のように吊り合いを取りながら描き続ける事で・・・。

「チカラを抜くから、チカラが出る」そういう事なのです。

一見、別物に見えるが共通の事柄。

「別のルートで登っても、行き着く頂(いただき)は唯一つ」

だから、共感出来る、協調出来る、そういうものがある。

▼東映動画『タイガーマスクⅡ世』より(原画:金田伊功)
 この頃、スタジオNo.1に奥様の動画机はまだ無かったので、
  御結婚直前だったと思われる。(タイミングに注目!)




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MAG・ネット スペシャル アニメの革命児 金田伊功>(;・∀・)ノ

2010年08月14日 | ■ (;・∀・)ノ【漫画・アニメ】
いよいよ、本日は「MAG・ネット スペシャル アニメの革命児 金田伊功」の放映日です。

日本アニメの歴史に燦然と輝く天才アニメーター、金田伊功さんが亡くなって一年。金田さんが生み出したテクニックは、多くのクリエイターたちに大きな影響を与えています。番組では、その輝かしいキャリアを振り返り、彼が何を描こうとしていたのかを探ります。

出演者:庵野秀明、越智一裕、小林治、貞光紳也
     友永和秀、野田卓雄、氷川竜介、村上隆

「MAG・ネット スペシャル アニメの革命児 金田伊功」
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/anime_7later.html

放送日時:2010年8月14日(土)23:00~24:00(BS2)
       2010年8月23日(月)23:15~24:15(BS hi)

※画像は「後ろ向きの設定が無かったから描いたの・・・」(金田伊功)との事。
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チカラは入れない方が良い>(;・∀・)ノ

2010年08月11日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
「チカラは入れない方が良い」

心臓が15億回の時を刻むと生物は例外なく死を迎えるとされている。 (医学の進歩で人間は20億回とも言われている。) 呼吸に換算すると3億回、体重1㎏あたり30億ジュール消費すると死を迎える計算。

したがって、当初「チカラを入れる」「チカラを抜く」という感覚を憶えるためと健康を維持するために適度の運動は必要であるが、過度の運動は自らの時計を進めるだけ!

多忙な有名人やスポーツ選手が早死にする理由はここにあるが性格や生活習慣もあり、寿命は持って生まれた星で決まっていると何年か前に発表されていた。

普段より「リラックスして!」とか脱力とか言われるけど、根本的な概念や遣い方が違う。

筋肉は伸展を司るアクチュエーターの働きだけでなく、緩める事で質量として遣うのが正しい。 チカラを抜く事で全身に配置されているセンサーが機能し始め、肉体の外側を取り巻く個と外界とを遮断する壁がある事を知覚出来る。

脱力する事により足の後ろ側の筋肉の重さで振り子運動を始め自然に足が前に出るのに合わせて重心を移動する。 地面は蹴らない。 階段を上る時も振り子運動で上部に付いた足に重心が移動した時点で階段を上り終えているので楽々移動出来るのであるが、間違っている事も気付かず地面を蹴ろうとするため重心が残り苦労を伴うのである。

上腕骨は肩甲骨と鎖骨とのみしか繋がっておらず、意や肩甲骨の重さ、肘(ひじ)を下げる事で軽々と揚がる。 骨に斜めに付いた筋肉を緩めて質量として遣う事によって螺旋が生まれ剄力が発生する。 つまり、蛮力は不要という事だ!

但し、チカラを抜く事で限界を軽々と超えてしまい腱(けん)を痛めたり、筋断裂とか起こす場合もあるので無理はしない。

宇宙を司る様々な物質がお互い協調する事によって雑巾をしぼるようにチカラを紡(つむ)ぎ出す。

枠に囚われたり、偏向するとチカラは逸れてしまう。 太極を踏まえ中道を行くべきだと思う!>(;・∀・)ノ

【ブログ内 関連記事】
【国際】「万里の長城、宇宙からは見えません」・・・中国科学院が結論
http://blog.goo.ne.jp/roba_kun/e/6454e76cd59a45d87c66f80bc6885d85
【政治】義務教育改革で、文部省が広聴活動強化!
http://blog.goo.ne.jp/roba_kun/e/ba5652d4f5ed97a1b1408bfa657176d7
【福岡】剣道部顧問が生徒7人に体罰や暴言、不登校に
http://blog.goo.ne.jp/roba_kun/e/62967344e5eff9cbb78deccccfaf05ba

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金田さんから学んだ事!>(;・∀・)ノ

2010年08月08日 | ■ (;・∀・)ノ【漫画・アニメ】
金田さんから学んだ事・・・

それは続ける事だった。

《ひばりが丘・カフェデュモンドにて》
「世の中の何もかもが、間違ってる・・・」(金田伊功)

「絵を描き続ける事で、その事に気が付いた!」(金田伊功)

唐突な金田さんの言葉だったけど、僕もその頃に気が付いて居たので、続けて答えた・・・

「僕も、空手を続ける事で、その事に気が付いた!」(ロバくん)と・・・

この事柄に関しては金田さんが言われたように何もかもが間違っているので一言では説明出来ませんが、最たるものとしては「チカラは入れない方が良い」という事。

僕も前にあえて要訣の「抜き」という言葉を使いましたが、庵野さん(庵野秀明)が「金田伊功を送る会」で「どうしたら絵が巧くなりますか?」の質問に金田さんが「手を抜く事だよ!」と答えたと語っていたのはそういう事なのです!

ちなみに庵野さんは「手を抜くとは、無駄を省く事」だと解釈されていました。

最終的には自分の物差しを完成し「絶対なる一を見つける」事こそが重要なので、それも正しい解釈であると思います。

当初より金田さんも筆圧が強く腱鞘炎、通風で苦しんだとの事で次第にチカラが抜けたのだと思いますが、円定規を遣い続ける事で「右手を使わずに右手で描く」といった心境がエフェクトとして昇華されたのだと考えています。

筆を持つように(ヒトを楽しませる事が好きな生まれつきのエンターテイナーでしたので「チン○を持つように」とも言われてました)スーっと置くように描く線が大好きでした。 右斜め上から左下へと規則的に塗られる色鉛筆の線を追って動画用紙をクルクル回して金田さんの居場所を探すのが大好きでした。

「チカラを入れると停まってしまう、抜くからこそ続ける事が出来る」

「続けるからこそ出来るようになる」

そう言う事なのです・・・>(;・∀・)ノ
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【映画『サイン Signs』】 前者/後者>(;・∀・)ノ

2010年08月04日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
人間には「運命や出来事、すべてに意味があると捉える人」(前者)と、「ただの偶然だと捉える人」(後者)の2種類があるという事。(M・ナイト・シャマラン監督 映画「サイン signs」より)

「人には2つのタイプがある。」
「ひとつは、この世には偶然などなく、奇跡が存在すると信じているタイプ。」(前者)
「もうひとつは、すべては単なる偶然で、未来は自分次第なのだと思うタイプ。」(後者)
「お前はどちらのタイプだ?」
(映画「サイン signs」グラハム・ヘス(メル・ギブソン)の台詞より)

■映画「サイン」 あらすじ
敬虔なクリスチャンであり信仰心厚い牧師グラハム・ヘス(メル・ギブソン)は妻の事故死をきっかけに信仰心が揺らぎ牧師をやめてしまう。 妻が最後に残した言葉、「See(見て)」、「Thing away(打って)」に何の意味も見出せず、喘息の息子モーガンとコップに水を貯めて色んな所に置く変なクセを持った娘ボー、元マイナーリーグ選手の弟メリルと4人で暮らしていた。

そんなある日、彼の所有するトウモロコシ畑に巨大なミステリーサークル(サイン)が現れ、全世界で宇宙人による侵略が開始される。

宇宙人に襲われるヘス一家・・・。 部屋に侵入した宇宙人が机にあったコップを落とし水を浴び苦しみ出す。 モーガンが捕らえられ毒ガスを吐かれる。 そんな瞬間、グラハムは妻の言葉を思い出す。 「See(見て)」見ると壁にメリルのバットが掛かっている。 「Thing away(打って)」とメリルに指示を出し、バットで宇宙人を殴り倒した後、すぐさまモーガンを抱きかかえると喘息で息が止まっていた為に毒ガスを吸っておらず息を吹き返す。 水が弱点であった宇宙人達が去り、すべての意味を理解したグラハムは再び信仰心を取り戻し、牧師として復帰するのであった。
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