bryog

仕事や身の回りのできごとを綴ってみます。

質問

2006-11-27 15:17:53 | 日常について
今日(月曜)、学校のランチで一緒になった学生にいきなり質問されました。
「日本は自殺率が異様に高いが、どうしてだ?
 他の自殺率の高い国はアルコールに依るものが多いと思うんだが、
 日本は違うだろ?
 説明してくれ」と。

うーん。。。
これまで殆ど考えたことが無かったので、うまく即答できませんでした。

その後考えたのですが、
・日本では、仕事>家庭 という価値観を持った人が多いと推測される。
・家庭を顧みずにがむしゃらに働いてきた人が会社から首を切られることという状況が近年発生してきた
・それまで会社に忠誠を誓って働いてきた人にとって、会社を辞めることは生きがいを失うことに等しい。
・さらに、中高年者にとって日本での再雇用の壁は高く、本人の望むような待遇での再就職はかなり厳しい。

・こういった要因が自殺を促進するのではないか?

・なお、自殺者の半数以上を40代以上の男性が占めている。(17,196人/32,552人 H18年6月発表 警察庁統計資料より)
・さらに、約半数の15,409人が無職である。


また、
・日本では、なんらかの宗教を信仰している人が少なく、
 自殺=地獄に落ちる といった観念が薄いので、自殺への制御が弱い

といった理由も考えられます。

単純な生活苦から(貧しくて生きていけない)、というよりも
倒産・失業といった、これまでの自分の存在意義を否定されてしまい、人生に絶望したという
自殺が多いように思うのです。
貧困にあえぐ国の人は、死のうとするより必死に生きようとする気がして。。。

どなたかお考えをお聞かせください。