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仕事や身の回りのできごとを綴ってみます。

先入観/集中力

2006-11-02 05:00:55 | 日常について
今日のManagerial Communicationでは、先入観についての授業でした。

たとえば、「い」が何個あるか数えてください。
「今日は日中17度くらいまで上がり、かなり天気の良い一日でした」



・・・という問いがあったとしたら、あなたは幾つと答えますか?
ここで、「今日は日中~」の文章から「い」を探して、
「3つ」と答えた人、それはすでに先入観に捉われています。

この問いの指示では、「」の文章の中の「い」を探すように、
という指示は一切していないので、冒頭の文書や問題文も検索の範囲にしたって良いわけです。(そうすると6個ですね)

何だかひっかけ問題のようですが、
いつも有り余る情報をさばいていくことに慣れていると、
こういった先入観で情報を切り捨てていくことってありますよね~
時には効率を考えると必要なのですが、
ちょっと一歩引いて、その先入観というものを意識してみることも大切なのかもしれません。

ちなみに、もちろんこの問題は英語だったわけで、「い」ではなくて「F」だったのですが
ネイティブの人は「of」のFを見落としがちでした。
僕にとっては他のFirstのFもofのFも同じなんですが、
早く読む癖がついていると、ofというのはネイティブとしては読み飛ばす傾向にあるんだとか。
教授の息子(5歳、ようやく読み書きが始まった頃)にこの問題を解かせても、
やっぱりFを飛ばしたそうです!

また、授業では集中力についても触れました。
突然、教授が全く関係の無い単語を50個近く読み上げ、
「さあ、覚えている単語を全て書き出してください!」といわれました。
何の前振りも無かったですし、そもそもで知らない単語もあり(以上、言い訳です)
僕は7個くらいしか書き出せなかったのですが、クラスで一番の人は17個も書き出していました!
素晴らしい!

で、どんなコトバを覚えていたかというと、
●一番最初と一番最後
●何回か繰り返し出てきた単語
●途中で「これは重要です」と前置きして述べた単語
が覚えている率が高かったです。

これは、自分がプレゼンを行うときに、相手がどれくらいの内容を覚えているか、
ということを推測することに応用できます。

つまり、リスナーに覚えておいて欲しい内容は、
●プレゼンの頭と最後に持ってくる
●繰り返し主張する
●「ここが重要なんです」と強調する
と、伝えたい内容が良く伝わる、というわけです。

こうやって実際に自分で体験して学ぶと身につきますよね~
まあ、当たり前の手法ではありますが、
こうやって説明されると新鮮でした。

皆さんの参考になれば。