Bonne Pêche !

フライフィッシングの釣行記録

不愉快な光景、不可解な行動

2018-07-16 09:00:02 | フライフィッシング
11日(水)、男鹿川支流の入山沢へ。

2015年9月の「関東・東北豪雨」により壊滅的被害を受けた入山沢だが、
土砂の撤去や漁協、地元有志、釣り人などによる「男鹿川復活プロジェクト」
の活動によって、少しずつではあるが、確実に復活の歩みを刻んでいる。

今年は、漁協も入山沢への放流を行い、釣果報告もあったので様子を見に行った。
橋のたもとの入渓点から上流の二又まで。
短い距離だが、山女魚、岩魚が釣れた。
全くダメな時もあったが、運が良ければライズに遭遇したり、尺山女魚が釣れたりもした。
なので、男鹿に来る時には欠かせない場所だった。

3年振りに入渓点の橋に立った。


右岸の樹木が流され川岸が広がって、フライには釣りやすくなったが、
流れを上ってみると、ほとんどの深みが埋まり、ポイントが激減していた。
良くライズがあった山荘裏や尺ヤマメのプールも跡形もない。




それでも、こんな場所に岩魚がいた。




他にも、大きなフライにアタックしてくるチビが何匹かいて、魚の存在が確認できた。
何年かかるか分からないが、少しずつポイントも増えてくるはず。
毎年、見守って行こう。

しかし、非常に嫌なものを見た。
入渓点の橋の上だ。

これ以外にも吸殻がいくつもあった。

男鹿川や入山沢を愛する人々の復活にかける熱意や行動を踏みにじる行為。
魚が釣れればどこにでも行って、釣り荒らす浅ましさ。
川と自然と魚に対する愛情も、それを保護、再生、維持しようとする人々への敬意もない。
こんなことをする釣り人にはこの流域に入ってもらいたくないね。


次いで、三依のC&Rを覗いた。
かつては人気の場所で、ここで尺山女魚を釣った人も多いはず。
急坂の入渓点から岩盤のプールまで釣った。
1度だけ、山女魚が出て、良いサイズだったが無念のフックオフ。

岩盤プールが視野に入ると、餌釣り師がふたり、長い竿を出していた。
ここで餌師とは珍しいな、と思いながら、
プールでの釣果を聞こうと近づくと、
彼らは急いで竿をたたみ、あっという間に林道へ上がって行った。
背中には、渓流釣りには相応しくない大きなザックを背負っていた。
車からすぐ入れるこんな流れに、何であんな大きなザックが必要なのか。
考えたくはないが、浅ましい餌師たちのやることは常人のモラルを越えているのだろう。

プールに魚影はなかった。
でも、途中で一度は山女魚が出たし、餌師がコソ釣りに入るのなら、山女魚はいるはずだ。
次回に期待しよう。

最後は川治。
時間を潰して、夕方、いつもの場所へ。


ここの山女魚はもう、私の手に負えなくなっていた。
対岸の草の根元ギリギリに定位して極小の虫だけを食べている。
7Xに24番のフライ。
30センチ自然に流すことができれば、フライを見に来るが、
じっと見つめるだけで口は使わない。

手前の流れを狙えば虹鱒は出てくるので、

それで時々気分転換して、何度か山女魚にチャレンジした。

完敗。
一度もフッキングできなかった。
3年前の豪雨で水生昆虫も流されてしまい、まだ、僅かなミッジしか生息していないのだろう。
カゲロウが飛んでくれれば釣りも少し易しくなるんだけどなー。

さて、次回はどこへ行ったらいいのか...。

追われて岩魚、雨のち山女魚

2018-07-15 09:34:41 | フライフィッシング
7月10日(火)、栃木県北部の川へ。

4時出発のつもりが起きたら5時。
連日の暑さで身体が言うことを聞かない。
遅れついでに、途中で朝デニーズ。
のんびり食事をして、昼前に入渓点到着。
幸い先駐車もなく、ひと安心。

午後から雨の予報で、背中にカッパを背負って川に下りる。
奥様は先を見越して半袖のTシャツに雨具を着けた。

流れに立ってみると、かつてない渇水。
前日夕立があったようだが、まったく水位に影響していない。
魚の反応が悪い。
空の色が段々暗くなってくる。

雲が流れて、曇り空から時々日が差す。
ころころ変わる空に急かされるように釣り上がる。
行程の半ばになってやっと岩魚の反応。





その後小さな岩魚。



退渓点に着くころには空一面が雲に覆われた。
林道を少し歩いて、上流の沢に入りたかったが、諦めた。
速足で車まで戻って、国道沿いの駐車エリアに避難する。
リアのハッチドアを雨よけにして遅いランチ。
本降りになる前にお昼を終えて、シートを倒して昼寝だ。

2時間後、雨上がりの川に下りた。
屋根を叩く音は大きく聞こえたが、水位は変わっていない。
だが、雨がスイッチを入れてくれたのか、魚の反応は良くなった。
入ってすぐに小さな岩魚。

そしてプール。


遠くから頑張ってラインを伸ばすと、良型山女魚が出た。


更に岩魚


奥様も大きな倒木の上のポイントから岩魚。

その後も魚はフライに反応するが、ミスが続いた。
ここで出るだろうと思う更に下流で出たり、
1投目でキチンとポイントに入れられなかったりだ。
堰堤でも、流し終わりの更に下で出た岩魚をばらしてしまう。

今日はここまで。
堰堤上には足を伸ばさず、早目に温泉へ向かった。



源流釣行、イワナと遊ぶ。

2018-07-05 19:13:36 | フライフィッシング
6月25日(月)~27日(水)、宮城・秋田釣行。

25日は皆様ご存知のW杯日本vsセネガル戦。
24日午後8時就寝、午前0時起床、午前2時まで試合を見て、3時に千葉を出発。
年寄りにはきついハードスケジュールだったなぁ。

途中、仮眠、朝食。
温泉街の感じのいい料理店で早目の昼食。




昼過ぎに秋田の川に到着しました。
月曜日だというのに川沿いには多くの車。合計8台も。
今から振り返れば、川を変えれば良かったのに、前回の爆釣体験が忘れられずに入渓しちゃいました。

車のない場所に入ってロッドを繋いでいると、下流から釣り人出現。
さて、困った。どうしようか、と思っていたら、
ここで上がるから釣って良いよ、とのこと。
早朝から2キロも下から釣り上がって来たそうな。
ここまで車が4台も止まっていたけど、それよりもっと下から、もっと早く始めたようです。

あー良かった、と釣り始めたけど、振れども振れども魚の反応なし。
かなり釣り上がって、橋脚ポイント。


実績のある場所なので気合を入れてキャスティング。

イワナを予想してたらヤマメでした。

やっと魚の姿を見られてほっとしたのですが、河原にはこんな物があった。

どこの大馬鹿者か分からないけど、許されない行為。
川で遊ぶ資格無し。

少し歩いて、もう1匹。

ニコパチポーズを練習してみた。

イヴニング、荒雄川、沈黙。


翌日はガイドを頼んで源流に入った。
この日のために買った奥様用のインファンテ763、4Pとカンパネラを背中に背負って恐ろしい崖を下る。
川に着いたら大腿筋が痛い。ちょっとヤバイな。

数日間は人が入っていない様子。
薄曇りで湿度が高い。
急な崖を下りてしまえば、遡行は楽で、魚も多い。


減水した流れにフライを乗せると、すぐにイワナが出た。


ポイント毎にイワナは顔を出す。
そして、枝の下。


ついに29、5を超えて尺イワナ。


奥様のインファンテも何度も曲がった。


リバーサイドランチを挟んで、2時過ぎ迄。
まだ、時間もポイントもあったけど、大事を取って退渓。
何せ、恐ろしい崖を、今度は登らなくてはならないのです。

イヴニング、荒尾川、沈黙。
前回はニジマス。今回は渋いライズをやっと取ったらウグイ。
どうした、荒尾。

3日目は、起きたら雨。勢い強く、終日続く予報。
年始にカッパ買ってから、ずっと使わずに済んできたのに。
カッパ濡らすのやだなぁ。
昨日十分釣ったし、急遽、仙台観光にスイッチ。






美味しい海鮮丼を食べて旅の終わりとしました。

次回も、宮城・秋田のつもりだったけど、別の場所にしようかな。