ねぇ
なぁに?
重い?
大丈夫だよ
ねぇ
うん?待ってて、本読んでるから
まだ乗ってていい?
うん、いいよ
見て
西から、私たちの明日がやって来るわ
ワインレッドや、茜色
あなたの好きな藍色
深みのある蒼、ダークブルー
どんな明日だか、分からないけどね
あんなに輝いてやって来るんだもの
歓迎してあげなきゃ☆
そのかわり
イタズラな明日だったら
正々堂々と受けて立って
ぶった斬ってやろうじゃないの
覚悟して来なさいよ
夜中に鳴る メールの着信音
会って話せばもっと聞いてあげられるのに
思いの丈を書いても書いても
書き足りないよね
胸に抱えた想いを
書いても書いても伝えきれない
私ね、あなたに伝えないまま消してしまったの
だから rainbow
虹の橋を渡ってきてね
宅配便のトラックには
『がんばれ!ニッポン!』とステッカーが貼ってある
右から右折して入ってきた車のナンバーは私の誕生日
声無き応援歌
誰もいないと感じても そばにいるよ
交差点で
この空の下で
誰かが 静かに応援歌を奏でてるよ
風が優しく頬を撫でたら
花びらがあなたの足元を掠めたら
声無き応援歌
みんな空から見守ってるよ
お昼には止むはずだった天気予報
やっと雨が上がり、雲の切れ間から青空が見えたよ。
天気予報 当たらないのが当たり前さ
曇りの日があれば、台風の日もあるさ
雲の切れ間にある太陽
大事にしたいね
あなたに会うと 気持ちが乱れる
だから会いたくない
だけど 逢いたい。。。
開きそうになる小箱を必死に閉じこめるの
内緒、内緒、内緒。。。
あなたのこと 好きなの
内緒なんだから
青い空に 心地よい波音に
見透かされてるような気がするけど
しらを切るわ
でも もう
自分には嘘はつけない
あのね
あなたに逢いたいの。。。
いつも決まって 君が手にするのは オレンジ色
IKEAに行けば 鮮やかなオレンジ色の布団カバーを欲しがるし
ネットショッピングで、オレンジ色の鍋を見ては欲しがっているよね
でもさ、よく見てよ
僕は モノトーン派だ
シンプルでシックな部屋を目指してる
なのに君は…
可愛いヤツとか
キラキラなヤツとか
食べかけのお菓子とか
シンプルじゃないものばかり置いていくんだ
それを見てると 少し景色が変わって
少し くすぐったい
君のオレンジ色のクッションが
僕の黒い革のソファに寄り添う
内緒だけど、帰宅して目に入るとほっとする
あの食べかけのポッキーはホウロウの容器に
入れたらいいかもしれない
次に君が来たときは、
「鍋」の購入ボタンを押して
君の目がクリッと大きくなる 驚いた顔が見たい
モノトーンにはオレンジ色が似合うんだよ、って
君の片側の唇がキュッと上がる
はにかむ様な
喜ぶ顔が見たいんだ
見ては いけないものなのか。。。
見なかったフリをするべきなのか。。。
攻めるべきか、守るところか。。。
右サイドか、左サイドか?
蓋を開けたら すぐ分かればいいのに
でも
そんな 単純な人生なら いらない
ねぇ~ねぇ~
そろそろ足がしびれてきたんですけどね。。。
そろそろどいてくれると助かります
えっ?またですかぁ~?
はいはい肉球マッサージですね
毎度あり~~♪
お客さん御愛用してくれるから嬉しいんだけど
お代金全額ツケだから
たち悪いんだよなぁ~
俺の周りには
9つ球があってさ
熱いヤツや、カラッカラに乾いてるヤツ
洒落た飾りが周りに付いてるヤツ
腐りかかってるヤツもいて
水素、ヘリウム、メタンの宝石箱や
よく分からないヤツもいる。
俺が回ってるんだか、
奴らが回ってるんだか、
分からないんだけどさ…
俺にはそんなのどうでもいいような気がする