以前、記事の中で竹内均さんの名前を出した事がありましたね。
地球物理学者で、東京大学名誉教授の方です。
何故、この方が印象深いかと申しますと、私がまだ若い頃にテレビ番組で解説役をやってらしたんですよ。何の番組だったかはよく覚えていないのですが、学の無い私にも大変分かりやすい解説で、宇宙や地球の難しい理論をとても面白い話として印象に残り、また次回も観よう、と毎回興味を引かれた記憶があります。
つまり、「説明が易しい方なんだなぁ」と感心していたわけです。
ところが。
実際に、『東大で竹内先生の講義を受けていた』と言われる方とお話していた時、思わぬ言葉に驚愕したんですね。
「あの先生の講義は、難しすぎてさっぱり分からないね。話のレベルが高すぎて、こちらが全然ついていけない」
のだそうです。東大卒なのですから、その方自身、知識のレベルは日本最上層のレベルのはずなのに、それでも理解困難なほどのレベルとは。それだけ、竹内先生が普段研究していらっしゃる理論は世界最上層の域なのでしょう。
しかし、テレビではそんな雰囲気を全く感じさせなかったんですね。
「物理学って、簡単でしょう? 面白いでしょう?
皆さんも是非興味をお持ちになって、物理学についていろいろ考えてみませんか」
言葉ではそう仰いませんでしたが、実際まさにそう言わんばかりの易しい語り口でしたし、難しい理論を当時の私ですらなんとなく理解出来る論法でしたねぇ。
逆に大学の講義では、御自分の助手候補を伸ばす為に敢えて、一部の生徒しかついてこれないレベルに踏み込んだ説明になったのではないか、と思っています。
頭が良い方だからこそ、初心者の相手に合わせた説明が出来たんだろうなと、また更に感心したものです。
だって、実際身の回りでは、ねぇ……。
こちらがなかなか理解出来ないと「んー、君には分からん!」と説明を放棄してしまう方も少なくないんじゃないでしょうか。
せっかく説明するほど知識がおありで、相手が理解出来た方が良いのならば、相手が理解出来るように頭を使った説明だともっと世の中、上手く行くと思わずにはいられません。
え、このブログはいつも小難しくて分かりにくいですって!?
そんなオチは嫌だぁー!!ヽ(TTヮTT)ノ
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
地球物理学者で、東京大学名誉教授の方です。
何故、この方が印象深いかと申しますと、私がまだ若い頃にテレビ番組で解説役をやってらしたんですよ。何の番組だったかはよく覚えていないのですが、学の無い私にも大変分かりやすい解説で、宇宙や地球の難しい理論をとても面白い話として印象に残り、また次回も観よう、と毎回興味を引かれた記憶があります。
つまり、「説明が易しい方なんだなぁ」と感心していたわけです。
ところが。
実際に、『東大で竹内先生の講義を受けていた』と言われる方とお話していた時、思わぬ言葉に驚愕したんですね。
「あの先生の講義は、難しすぎてさっぱり分からないね。話のレベルが高すぎて、こちらが全然ついていけない」
のだそうです。東大卒なのですから、その方自身、知識のレベルは日本最上層のレベルのはずなのに、それでも理解困難なほどのレベルとは。それだけ、竹内先生が普段研究していらっしゃる理論は世界最上層の域なのでしょう。
しかし、テレビではそんな雰囲気を全く感じさせなかったんですね。
「物理学って、簡単でしょう? 面白いでしょう?
皆さんも是非興味をお持ちになって、物理学についていろいろ考えてみませんか」
言葉ではそう仰いませんでしたが、実際まさにそう言わんばかりの易しい語り口でしたし、難しい理論を当時の私ですらなんとなく理解出来る論法でしたねぇ。
逆に大学の講義では、御自分の助手候補を伸ばす為に敢えて、一部の生徒しかついてこれないレベルに踏み込んだ説明になったのではないか、と思っています。
頭が良い方だからこそ、初心者の相手に合わせた説明が出来たんだろうなと、また更に感心したものです。
だって、実際身の回りでは、ねぇ……。
こちらがなかなか理解出来ないと「んー、君には分からん!」と説明を放棄してしまう方も少なくないんじゃないでしょうか。
せっかく説明するほど知識がおありで、相手が理解出来た方が良いのならば、相手が理解出来るように頭を使った説明だともっと世の中、上手く行くと思わずにはいられません。
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そんなオチは嫌だぁー!!ヽ(TTヮTT)ノ
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