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分かり合えない、男と女。(14)

2012-01-25 02:10:41 | 男女の謎
 今日のテーマは『男性 in 女性』『女性 in 男性』です。

 書籍の紹介記事で、こんなのがありました。
 長いものでもないので、そのままコピペしてしまいしょう。





角川書店は、角川ワンテーマ21新書『20代女性がセックスをしていない~彼女達はなぜ求められない?~』(杉浦由美子・著、新書判208ページ、定価760円)を2011年12月8日に発売する。

結婚を前にした20代と30代の女性には決定的な違いがあるという。それはいずれの世代にも性欲はあるのだが、20代は「セックスをしていない」女性が多いということだそうだ。結婚相談所のベテラン社員は、「いくら若くて綺麗であっても今の20代女性はいらないですね。男性会員が欲しない」と話す。

本書は20代女性のセックスレスを解析するにあたり、これまで言われてきた「男性の草食化」を否定することから始めている。20代正社員女性30人の生活を追った結果、導き出されたのは、セックスに対する不安と、男性に対するライバル心、そして肥大化している自意識だった。




……ということです。

 最後の文が非常に興味深いですね。細分化してみましょう。




・セックスに対する不安

 セックスに対する感覚と言いますか、『どういう行為か』が男女で全く違いますよね。

 男性にとっては、平たく言ってしまえば自分の突起物を収める場所に収めるだけ。
 対して、女性にとっては『自分の身体の中に異物を突っ込まれる』行為なわけで、ある程度経験を積まれて自ら求めるようになった方と違い、未経験の身ですとそれは、怖い行為ですよね。男性ほど気楽な事ではありません。

 昔、オーストラリアに留学した友達(男性)が日本に帰ってきて話してくれたんですが、現地では『ホモ御用達スポット』と知られる公衆便所ですと壁に穴が開いているそうでして、何をするのかと言いますと、ナニを入れるんだそうでして。
 突っ込んだ向こう側には棒か何かを持って待ち構えた男たちが、スパパパパーンとみんなで叩くのだそうでして。ナニを。

 これ、一歩間違えばギロチンのように刃物でチョン切られないのか、と心配になりますが、初めて異物を突っ込まれる女性側はそのぐらい『未知の恐怖』を感じるのではないか、と思うわけです。なにせ、手術でもないのに自分の臓器の中へ麻酔無しで『未知の物体』を入れられるんですから、その異物感を想像するだけでも恐怖を感じることでしょう。

 そうして接触を避けている間に、男性に対して心も身体も乖離感を伴ってしまうのが昨今目立ってきてるのではないでしょうか。



・男性に対するライバル心

 『紅一点』なんてよく言いますが、社会で比率としてはまだ少ない女性が男性の中へ入っていって仕事をすると言うのは、男性が思っている以上に大変な事です。

 もちろん男性側も「男同士のように雑な対応は出来ないな」「傷つけないように気を付けないと」「女性ならではの悩みもあるかもしれない」と、気を使う事も多いです。ケースバイケースではありますが、大体の場合、女性は大切にされます。

 これは男女共に持っている『お互いの共通認識』と言いましょうか、「男性には多少の事をしても大丈夫」「女性は繊細だから気を使わなければならない」と言う暗黙の了解がありますよね。なので、兄と妹、姉と弟なんて場合にも親は厳しくそれを言い聞かせますし、当人も男側は「男友達にやるようには手を出せない」と踏みとどまりますし、女側は「男なんだから、女友達相手のように自重しなくても大丈夫」と、つい強く当たったりします。実際、女性だらけの中に男性がポツンと居る場合、何かがあると男性は容赦なく言葉のフルボッコにされます。多少の事は大丈夫、と言う期待もあるのかもしれません。

 私が音大時代そんな事がありまして、先生(女性)が目を丸くして驚いてみえましたが、どうやらそういう事らしいです。

 ま、体験談は置いときまして(・・;)

 それだけ女性は、様々な事情で男性からも女性からも自重してもらえるわけです。
 もちろんセクハラに遭うなど、災難もあるわけですが大体は失敗しても大目に見てもらいやすかったり、マスコット的に可愛がられたりもします。

 しかし仕事の現場では、それの裏返しで男性から『気を使わなければならない半人前』『基本的に戦力外』と見做されがちな風潮がまだ残っています。


 『残っています』と言いましたのは、古くからそういう人材論があったからです。
 バブルの頃など、『お茶汲みOL』なんてどこにでも居ましたよね。仕事量と稼動従業員数を照らし合わせたコストパフォーマンスを測る目安に『M/H(マン・アワー)』なんて言葉を使いますが、明らかに余剰人員だろうと分かるOLが昔は当たり前のように配置されていました。

 これは実際、一見無駄に思える配置のようでも、逆に『男だけの事務所』にすると必ず喧嘩なり衝突が起こるのだそうです。
 そこで、各部屋に女性(お茶汲みであろうと)を配置すると嘘のように仕事が円滑に運ぶようになる、と言うのが常識でした。女性は男性を凌ごうと前へ出なくても良く、男性も女性を敵視する必要が無かったわけです。


 ところが近年は『戦力として』女性が男性社会に食い込んできました。そこで現場では、女性は無駄に男性から敵視されたりもするのです。
 他の男性と同じ仕事をこなしても同等と認めてもらえなかったり、はたまた他の男性を凌ぐ仕事をしてしまうと『出る杭』扱いをされたり『女は引っ込んでろ』と煙たがられたり、男性のプライドを傷つけてしまって雰囲気が悪くなる場面がどうしても生まれてしまいます。

 そこで、女性は『私たちは、男性以上の結果を出さないと認めてもらえない』『男性に甘えるような言動をすれば舐められる』と、奥歯をギリッと噛み締める羽目になるわけなんです。

 それが高じてしまいますと、なかなか素直に男性に甘える『オンナノコ』には戻れません。
 女性として舐められないよう頑張る余り、男性を惹き付ける『女性ならではの弱み』を見せられないのでしょう。



・肥大化している自意識

 恋愛と言う物は、無意識のうちに『相手は自分に相応しいか』を見てしまうのだそうです。
 そこで、社会へ出てバリバリ働き『自分を高めた』と言う自負が強い(強くならざるを得ない事情により……)女性は、男性に対してさらにハードルを上げますし、『だって、私は出来るのよ?』と言う対抗心が備わってしまいます。

 以前、この記事シリーズで結婚相談所の方が多くの女性に辟易してみえる話を載せましたが、『自分に釣り合う男性』を高く想定しないと『自分の格が下がる』と感じてしまう為、男性に対するハードルをグングン上げてしまいます。
 自分より格下(と思っている)の男性と肌を重ねる事は『自分は負け組になった』『自分は堕落した』と言う意識に繋がってしまうので、余程の方に出会わない限り処女のまま年齢を重ねてしまう、そして高齢になってこればまたさらに引き返せなくなると言うスパイラルですね。

 女性は『見られる』事に慣れているので隙を見せられないと言う事情もあり、悲しい連鎖が続いていってしまいます。





 今の世の中、女性も自分の才覚に応じて上へ登りやすくなったのは喜ばしい事ではありますが、ある地点でふと振り返った時、それで満足される方と、どうしてこうなったんだろうと悩まれる方とに分かれるのではないかと思います。

 幸せの形は人それぞれで、数もそれぞれだと思います。

 幸せのかけらが落ちている横を通り過ぎる時、意地を張って「そんなの、要らないわ」と通過したのを後悔する側の方は、なるべくそれを拾ってみて、かけらをどこにはめたらピッタリ合うのか、探してみるのもいいんじゃないかなぁ、と思うのです。






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