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”正しい漢字”とは!?

2013-04-03 23:41:25 | 思考の散歩
 今日はですね、ちょいと、皆さんに御覧頂きたい画像がございまして。


 まぁ、ひと目でピンと来られる方も多いんじゃないかと思われます。








 おそらく、どこかの小学校にて行われた国語のテストで、採点されて返ってきたものじゃないでしょうか。

 『火』という漢字、左上が斜めであることについて、-1の減点とされていますね。


 これがまた難しい問題でして、パソコン上で見る書体ですと、逆に右上から左下に向かって『はらい』になってたりしますよね。『ノ人ノ』という状態です。

 私が小学校の頃、教科書では『\人/』だったように記憶しておりますので、上の画像は大変ショッキングでございました。確かにフォントによっては『|人|』という書き方になってます。


 じゃ、どれが正しいのって話になってきますけれど、『正しい書き方 火』で検索をかけてみますと、こんなサイトがヒットしました。


漢字の正しい書き順(筆順) 「火」の書き方


 いや、実はYahoo!知恵袋に、ちょうど『火』についての質問もあったのですが、回答者はまさにこちらのサイトを紹介してみえましたね。やはり筆で書く時、『\人/』で正しかったようです。


 それでは、せっかくテストで正しく答えた小学生の子は、どうして減点されてしまったのでしょうか。これをきっかけに、純真な子供が、大人に対して強い不信感を深いところに植えつけられてしまったのかもしれませんよね。そのあたり、児童心理学にお詳しい方ならば、私よりも深刻さを感じられるのではないでしょうか。


 学校の教え方となれば、やはり文部科学省の学習指導要領によるわけなんですが、これがですね、フツーにネット上で閲覧しますと、『ノ人ノ』なんですよ。 ⇒ 文部科学省 学習指導要領 第2章 各教科 第1節 国語(『別表 学年別漢字配当表』より、第一学年の項を参照)


 これは一体、どうしたことでしょうか。学校でも、書道の時間に『火』の字は『\人/』と書かせるはずです。しかし、国語のテストでは減点される。活字の表記はバラバラ。



う~~~~む。(^-^;)


 国語学者さんなんかね、テレビでえらっそうに「最近の若者は、正しい日本語を使わない。言葉が乱れて嘆かわしい」などと仰るぐらいならば、その正しい日本語をちゃんと明確に教育できる体制を、文部科学省に働きかけるべきです。そちらの方が、よほど肝要ではございませんか。



 『火』だけの問題ではありませんよね。


 『北』なんて、どうですか。






 どちらも見かけますよね。

 どちらが正しいのか。或いは、どちらも正しいのか。

 『火』と同様、これも国語のテストでどちらかが減点対象になることでしょう。


 それなのに、両方が国内の書物、ネット上のページで混在しているのは、文部科学省として改善に乗り出す動きは出てこないものでしょうかね?




 ここで、思い出されることがあります。

 昔の日本道路公団が、高速道路の案内看板で使っていた書体、これが独自のものでして、公団ゴシックと呼ばれておりました。複雑な漢字、画数の多い漢字でも、100km/hで100-150m手前から6秒以内で認識できるように制作された(引用)ということで、正確でない漢字だったわけですよね。中国語なんか、北京語と広東語で漢字が違いますが、あんな漢字の省略された字でした。

 これはもう、今では廃止されているはずですが、もし子供がそれを見て、同じように国語のテストで書きましたら、減点か、或いはバッテンをもらってしまうことでしょう。そういう意味で、現在の高速道路では『子供が正しい漢字を学べる』環境に変化しているわけです。


 さて、では書物やウェブページ上について、子供が正しい漢字が学べるかと言えば、上述の通り、『惑わされてしまう』のは当然のことでしょう。というより、私個人の感覚では、『火』で減点なさった先生が惑わされているようにも感じます。


 いえ、わかりませんよ?

 もしかしたら、本当に『|人|』もしくは『|人/』が正しい漢字なのかもしれません。『たてる』べきであって、それが真実の唯一解なのかもしれません。



 それでは、何故、大人たちがネット上でその画像に首を捻り、話題になりかけているのか。



 正しいのは、誰でしょう?

 間違っているのは、誰なのでしょうか?


 減点された子供か。

 採点した先生なのか。

 それに疑義を投げかける第三者たちなのか。













おしーえて~ 文部科学省のおじい~さん~(;^-^)





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