分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

ニコマス『つい広告入れちゃった!?』系(3)

2013-01-05 23:12:20 | アイマス・ニコマス
 はい、今日はニコマスのお話です。

 最近は以前ほど広告付けていないんですが、それでもたま~に入れとりますw



 突然「ティン!」と来た時のために、常時ポイントは持ってますんでね!( ̄ー ̄)+




 今回はこちら、お馴染みハリアーPの新作です。



ハリアーP 【ノベマス】花の妖精【短編】




 ついボタン押したわー、広告付けちゃったわー、
 俺が最初に宣伝したわーって、これ言いたいだけで入れたわけでもないんですけどね(^-^;)

 時間帯が特殊だったのと、再生時間が過去最高だったのもあって私が最初だったようです。
 普段【短編】とタイトルに付いているのは10分弱から10分台なんですが、異例の34分半、もう【中編】かなって感じです。

 まぁ、地の文(台詞以外の文章)まで含めてだいたい10分の動画が5,000字ぐらいに相当しますので、今の動画ですと17,000字ちょい程度に換算出来るかもしれません。私は普段、余りにも有名なPさんには広告を付けないことが多いのですけれど(他の方がたくさん付けてくれるから)、これだけの長さで出すということは、それだけの思い入れなりあるだろうな、という意味も含めて、私も異例の宣伝をさせて頂きました。

 だいたい、このぐらいの再生時間と聞きますと、こちらは
「どうにも纏まらなかったのかな?」
と思ってしまうのですが、実際最後まで観てみますと
「逆によくこれだけの内容をここまで纏めたわw」
なんて、感心してしまいました。


 相当、練りこまれたのだと思います。

 流れは一息に続くのですが、数多くのエピソード、いくつかの巧妙な伏線、過去最大規模と言えるキャラクター数(サイネリアさんェ……)、視聴者の(視聴者”も”)度肝を抜いたサミット、綺麗なオチ。
 いや、まさに正月スペシャルと言っていい、いやいやお釣りが来るんじゃないの!? ってぐらい豪華で濃密な内容でした。




 そしてですね、BGMで思い出した動画があったんですよ。



ハリアーP 【ノベマス】スーパースター【短編】




 もうかれこれ一年半以上前の、ハリアーP動画です。

 私が20選に入れたこともある、私がこの方の作品の中で最も好きな動画でもあります。


 久し振りにこちらも観ておりますとね、今更ながら、いろいろな事に気付かされるんですよ。


・タイトルの”スーパースター”は、美希がスーパースターだと言っているわけではなく、美希に内在する”スーパースター性(器の大きさ)”なのかもしれないな

・美希は自分の事を、意外と客観的で冷静な視点から見ているのかもしれないな(子供の姉がファンだと聞いても自分から身分を明かさず、そうかと訊かれて否定しないところから、”アイドル”という存在を記号的に捉えている可能性)

・美希はのんびりしているようでも、感性で考えて行動しているのかもしれないな(マメに返すメールを返信しない時がある)

・”P専用の発信機”は象徴的な表現であって、ただ”美希とPの信頼関係”が美希の居場所をPに知らせているのかもしれないな

・Pは美希をよく理解している、そして美希はそれを確かめ、それに甘えたいから、突然行方不明になるのかもしれないな


 こんな感じでですね、5分台の短い動画で、背景にいっぱいの『~かもしれないな(~だろうな)』という要素が詰まっているわけですよ。

 たまたまBGMが通じているだけでなく、今回私が広告を付けさせて頂いた34分半動画にも、そういった『~かもしれないな(~だろうな)』という、視聴者に感じ取らせる・考えさせる部分が多かったように思えます。


 ま~~、定番の『犯人は、誰だ』的な流れもあるんですけれども、実際には視聴者に対して、途中からその『明かされた犯人』と同行させているんですよね。それでも尚且つ『次は、~かもしれない』また、『さっきのは、~だったかもしれない』となる。

 視聴者は時間軸の前も後ろも警戒するスリルを味わいながら、いくつかの伏線の横を「んっふっふ~」と通り過ぎる。

 そして、単なるスリルでは収まらない状況にブチ当たって固唾(かたず)を呑む。

 当然のように彼女の雷雨(雷の雨!!)が降り注いで一件落着。

 最後の最後に、登場人物と一緒に視聴者も大きく裏切られる。


 いやぁ、納得の一本でした。

 本当に、34分半がいつの間にか、一息に流れていった様はお見事です。


 新年一発目、私もこんな、濃密な年にしたいなぁと思う次第でありました!!(^-^;)

























 ネタバレしないで紹介するのも難しいんスよ(;^-^)





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ニコマス過去の名作紹介(29)

2012-12-19 23:49:15 | アイマス・ニコマス
かわづP 千早創世録 オープニングっぽいもの




 はい、今日は久し振りにニコマスのお話でございます。

 わかんないお客さん、ごめんなさいねぇ!!(^-^;)


 今日はですね、ちょいといつもとは趣向を変えまして、いくつも作品を並べていくのではなく、特定のシリーズにスポットを当ててみようと思います。先日、ぷよm@sの記事がやたらウケましたんで、ちょーし乗っちゃおうかなと!(^-^)



 ご紹介させて頂きますのは、過去に二度ほど単品で貼りました、かわづP制作の架空戦記、『千早創世録』です。


 ⇒ 千早創世録 マイリスト
 (かわづP御自身のマイリストを、投稿の古い順にソートし直したリンク)




かわづP 【アイドルマスター】千早創世録 第0話【信長の野望】




 シリーズは、上の『第0話』から、79話に相当する『最終話』まで続きました。

 恐ろしいことに、なんと毎週の投稿です。プレイ画面は過去の映像のようですが、そこからこう、ホイホイとシナリオに仕上げられる力量と、それを最終話まで一年四ヵ月強、毎週手掛けられる根気とモチベーションの強靭さに、他架空戦記Pならず一般視聴者まで驚かされました。


 一目瞭然の通り、コーエー発売の歴史戦略シミュレーションゲーム(?^^;)、『信長の野望』シリーズより、天下創世を元にしたお話です。何人もの架空戦記Pが手掛けられましたよね。


 今も連載の続きます別所就治P制作の『美希の天下創世』シリーズや、同じく連載中である宗滴P制作の『あずさの天下創世』シリーズが頭をよぎる方も多いと思います。(マイリストリンクは先程と同様、作者御自身のマイリストを投稿の古い順にソートし直した物)


別所就治P 【アイドルマスター】 美希の天下創世1 【信長の野望】



宗滴P アイマスの野望 あずさの天下創世 序章0話




 これは以前にも書きましたが、架空戦記P全般的に、一般ノベマスPとまたちょっと違う意味で本当に実力者が多いんですよね。
 ただ、千早創世録というシリーズは、今の両実力者制作のシリーズと少し傾向が異なる様に、私個人的には感じられます。苦境に置かれる部下たちが主君・星井美希を心の拠り所とする人間模様を描く『美希天』や、悲運に生まれた後、人間的に成熟してゆく軍母たる朝倉あずさ(後、三浦あずさ)の苦悩と慈愛を描く『あず天』をファイナルファンタジーに例えれば、『心の声』の明示に伴う”より”直線的な心情描写と、スピーディな展開による疾走感に心を躍らされる『千早創世』はドラゴンクエストに例えられると思います。




(『【アイドルマスター】千早創世録 第12話前編【信長の野望】』より抜粋)



(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)




 まぁ、ご存知の方も多いとは思いますが、元々PVで活動してみえた方がこうして文章系、しかも架空戦記を出されたということで、視聴者を大変驚かせたのですが…………PVって、先程の第0話投稿六日前に出たのがこんな感じのですぜ?(´・ω・`)


かわづP アイドルマスター 千早後ろから前から




 ま~~、タイトルからサムネから選曲から、どうぞ突っ込んで下さいっていうアウトっぷりなわけですが、一週間も経たないうちにガチシリアスっぽく始まった当シリーズ、現在は消えてますが連載開始当時は『きれいなかわづP』タグが付いておりました。




(『【アイドルマスター】千早創世録 第2話【信長の野望】』より抜粋)


 あ、画像だけ見るとネタっぽいですが、話の流れ的にここは『純粋な泣かせ所』です。もう、この回はこの台詞を見るために何度も再生したと言っても過言ではありません。

 ちなみに、先程『第0話』を再生された方はお気づきと思いますが、タイトルからして明らかに千早が主人公の物語ではありますが、最初に登場するアイドルは如月千早でなく、萩原雪歩です。これが伏線として後々大いに生きるのですが、小説的に見ればこの時点で「三人称神視点の話なのだな」と想像出来ますね。先程の『心の声』は最終話まで頻繁に挿入されますが、そう考えると合点が行きます。

 また、ご本人は意外と「地の文(台詞以外の文章)を書くのが苦手なんですよねぇ」なんて仰いますが、とんでもない。
 何を仰るウサギさんと異議を申し立てたい所でしてね、シリーズ中で稀にしか出てこない『地の文』が、非常に上手いんですよ。最小限の文章で、多くの事柄・心情・背景を余すところ無く表現されてしまいます。



(『【アイドルマスター】千早創世録 第40話【信長の野望】』より抜粋)


 今まで何枚か画像を御覧になられて、皆さんお気づきですかね?

 一般的な架空戦記に比べて、台詞ウィンドウが極端に小さいんですよ。それだけ少ない文字数で、キャラクターに言いたい事を言わせきっているわけで、文章を要約される力量がハンパじゃないです。改行も、不自然に感じさせられる事はまずありません。そこに心の声まで加筆して、あの小さいウィンドウに毎回収まってしまっています。これは私もノベル系の動画を投稿する身として大変勉強させられました。


 ただ、そういった文章の凝縮力に納得もさせられるんですよね。
 シリーズ中、短歌が幾度も出てきます。




(『【アイドルマスター】千早創世録 第61話【信長の野望】』より抜粋)



 かわづP御自身の手による歌も散見されますね。






(『【アイドルマスター】千早創世録 第28話【信長の野望】』より抜粋、安東舜季 辞世の句)




 返歌(へんか・かえしうた)としても出てきます。





(『【アイドルマスター】千早創世録 第19話【信長の野望】』より抜粋)
解説:我が祖先に梅が枝示せる都人此度も行ける竜田川かな
 千早が禁中に使者として参内した時、公家が紅葉を差し出したことを受けて、とっさに返した歌。
 史実で蝦夷の血を引く安倍宗任に、奥州の蝦夷は花の名前も知らないだろうと侮蔑した公家が、梅の枝を渡した所、「わが国の梅の花とは見つれとも 大宮人は如何か言ふらむ」と返歌したことと、紅葉の景勝地として和歌に詠まれている竜田川を併せた歌になっている。「やんごとなきお方」が讃めた「己の名と名歌を……」は、在原業平が詠んだ歌「ちはや(千早)ぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」をふまえたもの。
 尚、史実では伊達政宗が公家に桜の枝を渡された所、 「大宮人(みやこびと) 梅にも懲りず 桜かな」と痛切に皮肉ったエピソードがある。

iM@S架空戦記シリーズ補完wiki 作品別用語集 - 千早創世録part4より引用)



 懸歌(かけうた)と、返歌がセットになる事もあります。






(『【アイドルマスター】千早創世録 第75話【信長の野望】』より抜粋)



 まぁ、こんな感じで『限られた文字数に様々な表現を盛り込む』というのがお得意のようでして、だから小さいウィンドウでもストーリーが進むのか、と。

 そして他の歴史物架空戦記P同様、時代考察(道具や出来事、風習など)、人物考察(性格や性質、それぞれの関係や史実のイベント)、言語考察(古い言い回しや、身分による言葉の違い)に大変明るい御様子なので、いきなりカタカナ言葉が出てきても時代観を損ないません。

 と言うか、凄い数の武将他さまざまな人物が登場しますけれども、95%以上の方は嗜好がブッ飛んでます。




(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)


 濃姫ですら、御覧の有り様です。

 しかし、かわづPと同じく『神速』と呼ばれるどくへびさんのイラストの雰囲気や、時代にマッチしすぎたミヤコ衣裳さんのキャラ絵の力と相俟って、このシリーズはキャラクターたちがその時代に生きているんだという感覚を視聴者から奪わないんですよね。

 そして、キャラ崩壊とバランスが取れるだけのシリアスが根底に脈打っていまして、大局的に見ればちゃんとイイハナシに仕上げられています。
 短く上手に纏められた台詞の連続がテンポ良く続き、自分も城内や戦場でその場面を見ているような感覚。誰かを失い、誰かと出会い、共に戦い、または対峙する。罠、裏切り、駆け引き、そういったドロドロした人間臭いものも明快に描写され、視聴者は各キャラクターと共に痛快に戦い、悩み、乗り越える。

 そうして最後に大団円、希望が叶えられるという手法を、先程『ドラゴンクエストに例えられる』と表現したわけなんです。


 笑いながら泣ける動画が観たいなんて方には、打ってつけのシリーズですね。
 敷居は低いですし、歴史にお詳しい方なら更に楽しめるので、是非、お気軽にクリックして頂けたらなと思います。
 正直、私はぼろっぼろ泣きましたね。


 アイマスわかんない方にはネタが通じないでしょうけど(;^-^)




 今、この記事を書きながら、部屋の窓から稲葉山城(現:岐阜城)が見えるわけなんですが、「もしかして、今あそこに春香が居るのかもしれないな」或いは「小鳥さん、戻ってきて下さいよ」なんて、つい考えてしまいます^^;






 最後に――――――
















(『【アイドルマスター】千早創世録 第45話【信長の野望】』より抜粋)




\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/\りっちゃーん!/





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ニコマスで活動していたお話 動画投稿編16

2012-10-25 22:27:10 | アイマス・ニコマス
 はい、今日はニコマスのお話。(・・)

 タイトルが過去形のままですけど、まだ動画案はいくつか残ってますぜ。



 今回は突発的に出した短い支援動画。




わんたP 【猛牛P包囲】M(むしゃくしゃ)ー1グランプリ7thを支援したったwww




 いえこれはですね、視聴者の投票を集計して優勝者を決めていく漫才バトルシリーズ、猛牛PM(むしゃくしゃ)-1グランプリの7thを12月からやるかもやらないかも、という話だったので、さっさと包囲に掛かりました。(・・)




猛牛P M(むしゃくしゃ)ー1グランプリ7th




 えっと、えーっとここでですね、今までずっと私、このブログにマイリスト貼れないと思ってたんですけれども、もしかしたら貼れるかもしれないのでちょっとお待ちくださいね(;・・)



 あー。




 やっぱダメみたい。(;--)

 もしかして、gooブログって不便なの? __○_



 そんじゃさっきも仕込んでました、ニコニコ大百科の方を。



 ⇒ M(むしゃくしゃ)ー1グランプリ ニコニコ大百科





 ま~~、初期から中期までゴッソリ動画が消えてるんですけれどもね(;--)

 パソコンがバーニングでどうやら再投稿は無理っぽいです。


 次の7thで最後になるかもしれない、ということなんですが、まー……、リアル(現実)の御都合さえ許せば、また続いて欲しいものでございます。



 ああ、ちなみに12月って話になってはいますけれど、この人、時間に関しては『お待ちください詐欺』がありますんでね^^;

 下手をしたら、10月中になにか投稿しかねませんwww



 まぁ、本編始まりましたら、みんなも投票してあげてくださいね^^;
 (おそらく今回も投票用の別動画が出ると思われます)




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『ぷよm@s』はどうして売れたのか!?

2012-09-07 23:17:53 | アイマス・ニコマス
 更新間隔が長くなっても爆伸びし続ける、ニコマス界隈で名を聞かぬ者の無い架空戦記シリーズ『ぷよm@s』


 では、なぜ売れているのか、というのを今日は考えてみようと思います。




介党鱈P 【アイドルマスター】ぷよm@s part1【ぷよぷよ】



 はい、この初投稿がもう二年半前ですか。時が過ぎ行くのは速いものです。

 運良く初回からリアルタイムで観る事が出来ました。



 まぁ、私はぷよぷよやったことないんですけどね^^;



 売れた要因を、私見で列挙してみましょう。


●馴染みのある題材
●別動画での解説
●作者のノリ
●シナリオ力
●構成力
●『静』と『動』
●シナリオ特化の立ち絵、音楽
●各キャラクターの見せ場
●『メアリー・スー』のラスボス化



 パッと思い付くのは、こんな感じでしょうか。




 それでは、それぞれを項目順に補足して参ります。




●馴染みのある題材

 『ぷよぷよ』がまず、有名ですよね。プレイされた方も多いですが、プレイしたことのない私でも名前は知っています。
 架空戦記では『信長の野望』あたりがよく売れましたが、それも元ゲームの知名度ゆえでしょう。もちろん、作品自体のクオリティが高いのは言う間でもないのですが、『一見さん』がクリックしてくれるかどうかはやはり、耳に馴染みのあるゲームが断然有利でしょう。

 また、この『ぷよm@s』では初代ぷよぷよが採用されています。
 『5連鎖以上する必要の無い短期決戦』が動画のテンポを良くしていますし、『お邪魔ぷよ相殺の無い大量落下』が派手で目を引きます。両方に大量のお邪魔ぷよが降れば、両方のキャラが苦悩する様を描けてオイシイです。
 また、『ネクネク』が見えないのも作者に好都合でしょう。視聴者にキーとなる情報を隠しておくことで展開が鮮烈になりますし、素材を作るのに『もし』操作をされていたら、より容易になります。




●別動画での解説

 私はぷよぷよプレイしたことないと申しましたが、動画のコメントを拝見していますと、相当上級者の方もいらっしゃるようです。
 作られる側としてはその間を取って、ある程度親切に解説を挟みつつもテンポを損なわないぐらいにはすっ飛ばさざるを得ません。

 そこで、置いて行かれがちな初心者がじっくり考えたり、熟練者が可能性を追求するのに便利な解説動画を別で投稿されました。


介党鱈P 【ぷよm@s番外編】やよいと学ぶぷよぷよ講座1【アイマス教養講座】



 やよいを初心者に見立てて、ゆっくりと解説して行きます。この補完のおかげで、初心者から熟練者までが本編をより楽しめるわけですね。
 架空戦記の方はいろいろと苦労して考えてみえますねぇ。




●作者のノリ

 まぁ、ニコマス界には厨二好きが多いですよね!(^-^;)
 なんかダークっぽいシーンで、シビレる台詞を言わせる。もう、私も大好きですw

 しかし、ずーっと暗い雰囲気で倒し倒されというのではメリハリを出しにくいですし、作者御本人がFF11の「うはwwおkww」スレ出身ということで、草を生やしますwwwww
 これは視聴者から指摘されても「ごめん! 草は生やす!」と宣言してみえますね^^;

 当然ギャグ志向にも走るわけですが、「バカスwwww」「うはwwww」「おいwwww」系なので、ネット社会人の多いニコマス界隈からは親近感を持たれたのではないでしょうか。




●シナリオ力

 確かどこかで、「小説の応募に何度も出した」みたいな事を仰ってたと思います。一度も入賞は叶わない御様子ですが、それだけ『シナリオ』については練習をし、研究をされ、力を伸ばされたのだと思われます。
 まぁ、架空戦記全般に高いシナリオ力をお持ちの方がたくさんいらっしゃるわけですけれど、ぷよm@sもゲームの敷居の低さや楽しさに反して、そういった高いシナリオ力が脈打っているなぁと皆さんも感じられると思います。

 ノベマス制作講座にも唸らされましたよね。


介党鱈P 【NovelsM@ster】タラPのノベマス講座【アイマス教養講座】



 初心者に対して語りかけた言葉は、時に厳しい文言にもなりましたが、それは鱈Pが通ってきた道で苦しまれた経験から仰られたのでしょう。




●構成力

 いつもシナリオ中の、『物事の順番』が秀逸だなぁと思っているんですよね。
 例えばプロットで箇条書きにしたような要素を、正しい順番(最も効果が高いと思われる順番)で並べてみえる感じがします。






 原案を考える(思い付く)時、もちろんある場面を思い浮かべて、そこから時間軸の前や後ろへエピソードを伸ばして行くのですが、









 いくつかの断片からそれぞれ膨らませた中でそれぞれ「あっ、これ後の方がいいな」「あ~こっちが先じゃないと伝わらないわ」という事が起きるので、順序を入れ替えたりしますよね。それがちゃんとシナリオとして「それぞれのエピソードが、その位置にフィットしているな」と思えて感心してしまうんですよ。


















※ここまで画像全て、先程の動画『タラPのノベマス講座』より抜粋させて頂きました


 またこれは回を重ねるうちにも『伏線』として生かされたり、シリーズ全体としての構成が巧妙です。さすが、長編書ける方は凄いなぁ…………。

 そして、『ジラース法』『ズラース法』のもじり)という単語まで出来た、強烈な『引き』。あれは、なかなか出来るこっちゃないですよねぇ。




●『静』と『動』

 これは最近私が思っている事なのですが、『シナリオの速さと画像の速さをマッチさせる』のが大事なのかもしれません。

 ノベマスでたまに『静止画の連続で退屈する』或いは『絵が動きすぎて気が散る』なんて言われますよね。付き合いの多い方が下手にツイッターで言うと、誰か彼かが「俺がdisられた!!」と落ち込んでしまったり、怒ってしまわれるのでおおっぴらには叫ばれませんが、どうやら潜在的にそういった感想は多いようです。これが、シナリオと画像で速度に齟齬があると思うんですよね。

 漫才なんかでチャカチャカ話が進むのに、ずーっと同じ絵で止まっていると間延びしてしまうとか。
 或いはシリアスで、ヒロインが答えに詰まるようなシーンなのに激しく背景や立ち絵が動いて『絵がうるさい』と感情移入しにくくなったりとか。


 で、ぷよm@sの場合ですと、戦闘(?)シーンではもう、チャカチャカ置いてバカバカ降ってくるわけで、完全に『動』なわけですよね。そうなると、シナリオシーンでは視聴者は休憩したいわけで、絵が動かないのはかえって安心出来るんじゃないでしょうか。
 また、シナリオパートでも厨二だったりギャグだったりとメリハリがありますが、動きの激しい戦闘シーンとの対比がまた、全体として『静』と『動』のメリハリを生んでいると思います。

 そして、シナリオシーンでも『動くべき時』は絵を動かしているんですよね。シナリオに求められてと言うか、引っ張られてと言うか。
 戦闘シーンの無い回でも、『静』と『動』のメリハリが見事です。


介党鱈P 【温泉】ぷよm@s part22【まだか】






●シナリオ特化の立ち絵、音楽

 講座動画でも触れてみえましたが、立ち絵、背景エフェクト、音楽もシナリオによって合わせてみえますね。
 立ち絵は、千早の汗ひと粒だけでも雰囲気が締まります。


※『ぷよm@s part22』より抜粋


 こういったちょっとしたひと手間をかけても、シナリオに合わせてみえるのはおそらく、『そうしなかった時の違和感』を見過ごさなかったからじゃないかと思います。どこまで妥協するのか、ここまでなら出来る、そういった事を『違和感を感じた時にちゃんと考える』ということで、気付くセンスだけでなく、何か、作品に対する執念のような物も感じます。

 これは、シリーズ初期から使われる背景のエフェクトにも言える事だと思います。とにかく雰囲気を作るんだ、作るったら作るんだ、という執念です。



※『タラPのノベマス講座』より、『ぷよm@s part27』作中のシーン比較


 普通にさらっと作っちゃうか、雰囲気に執念を掛けるかでここまで変わってしまいますね。
 音楽を『てってってー』で比較したのもありますが。


 あと、その音楽の切り替わりも凄く自然ですね。選曲もこだわってみえますけれども。
 ちなみにあの所謂『変な曲』も、「これ聴くとぷよm@sって感じがするわw」みたいな安心感を生んでいますね。




●各キャラクターの見せ場

 そりゃ、どのキャラクターが視聴者の嫁であるかは人によって違いますから、みんな自分の嫁に目立って欲しいわけですけれども(^-^;)
 このシリーズは、『特定ヒロインの成長物語』という形式を取らずに、みんなの成長や苦悩、挫折や克服、覚醒や縛りを描いてますので、それぞれがヒロインたるわけです。これならみんな納得、嫁の見せ場に御満悦です。不憫な子なんて居ませんでした。


もう、ダメP ぷよm@s 予告編


 こちらは支援として寄せられた動画ですが、動画内のシーンは本編で順次回収されています。
 どの子にも、カッコいいシーンが割り振られる。これは熟練者でないとなかなか達成出来ない課題なのですが、追求すると随分深い所まで行ってしまうぷよぷよと言うゲームで、よくぞここまでタイプ分けなどで個性を与え、それぞれのキャラを描かれたものです。

 また、この支援動画によって先の期待が高まり、更新が遅くとも客を集めました。




●『メアリー・スー』のラスボス化

 架空戦記に於いて、特に『メアリー・スー』は生まれがちですよね。どうあっても強い。負けない。ピンチが簡単に解決する。言ってみれば『作者が物語を進める上で全く都合の良い強キャラ』がいると、作者にとってはすんごく気持ち良く話が書けます。特定のキャラに格別の思い入れがあればなおさらです。

 そして、ぷよm@sではやはりキャラによってどうしても強弱の差が出てきますし、ストーリーの関係上、強くなりすぎちゃったキャラを弱くするとか、逆に周りを全員突然強くしちゃうことも出来ません。
 シリーズ序盤ですと、小鳥さんがそうでしたよね。『お邪魔ぷよ算』まで使いこなし、目指すべきゴールと言えたキャラでした。しかし、一ヵ月の禁ぷよを与える事で戦闘シーンのバランスが取れました。調和と言っても良いかもしれません。

 そして、現在の時点で最も危ない強さを持っていそうな美希も、番組出演を理由にトーナメントから外されていますし、わざわざ『間に合いません! ごめんなさい!』的なエピソードまで御丁寧に挿入されています。そのおかげでみんなは安心してトーナメントに挑めるんじゃないでしょうか。


 そしてそして、予告により過度にハードルを上げられたプロデューサーに関しては、全くぷよシーンが出てきません。頑なに『封印』されてるんですよね。
 このシリーズはそうした『強キャラの封印によるパワーバランス』と、『先に恐ろしい事が待っている期待感』を併せ持つ事で、視聴者は安心しつつもワクワクしていられる、と言う図が構築されていると思うのです。







 まぁ、ここまでつらつらと並べてきましたが、正直なかなか真似出来る事ではありません。

 そりゃ売れますよ、って要素がいっぱい詰まっています。


 もうね、鱈P自身が『強キャラ』過ぎて、全く太刀打ち出来ないのかもしれませんねw












 最後にこれだけ言わせて。















俺は初期から雪歩の活躍を確信していたぞおおおおおおおおおおおおッ!!(^-^;)







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ニコマス過去の名作紹介(28)

2012-08-11 20:19:13 | アイマス・ニコマス
 はい、はい、とんと御無沙汰しておりました、ニコマス過去の思い出動画を久し振りに並べて参りますぜ(^-^;)


 ちょっと前回と主旨が被ってしまうんですけれどもね、本日のテーマは『演芸M@ster』でございますよ(^-^)





今更 氏 [iM@SHUP]山田くん座布団READY!!して



 いや、いやいやいや、そんなぁ^^; という感じのまま勢いで突き抜けちゃうショートムービーでした。
 今日の一発目として打ってつけですね!!(^-^;)




枕酒P 春閣下と小鳥のアイマス落語 五席目「夢の酒」



 はい、はい、演芸と言えばやっぱり、落語でございますね!
 一般ニコマス民には「ええっ、こんなのあったんだ!?」になると思いますが、またこの枕酒Pさんがねぇ、落語やら歌舞伎やら、日本の伝統芸能に造詣の深い方でありまして、こういった古典落語を御自分の語りで投稿されました。

 まぁ、広さと多様さに定評のあるこのニコマス界、今日もどこかでこういったのがお好きな方々がひっそりと集まって遊んでいらっしゃるわけでしてね、こういったのに感性がぴったしかんかん(古っ!?)な方は、こちらのコミュニティも覗かれてみてはいかがでしょうか?^^;




HLCP とりあえず、でこちゃんに聞いてみるの!



 上手すぎるんすよ!! 腹筋割れちゃうよ!!(^-^;)
 『アブなんとか』作ってる会社が倒産しちゃうよ!!(;^-^)

 さすが『師匠』と呼ばれるだけあって、力を見せつけられましたねぇ……。





初春P 【時の記念日SP】もしも伊織がバカだったら【大喜利M@ster】



 いや~~~~、これは酷いね!!(^-^;)
 酷すぎてお釣りがいっぱいもらえちゃうね!!(;^-^)

 今のはシリーズの初回になりますが、これ、シリーズ通して面白いですw
 そんな、シリーズマイリストはこちら。 ⇒ 毎度おなじみバカ伊織 マイリスト





 それじゃね、最後はちょっと長いんですけど、NovelsM@sterの一シリーズで、演芸の回が面白かったので、そちらをラストに貼らせて頂きますよ(^-^)



大回転P どんな仕事が来ても伊織ならやり抜く その8



 いやもう、このシリーズ私大好きでしてね!!(^-^;)
 この回の噺や構成は、素人の一般ニコマスPがお作りになったのが驚きなほど、よく出来ていると思います。

 いやいやいや、導入(ツカミとかマクラ)って大切ですよねぇ……。






 今日はここまでです。

 最近ニコマス記事少なかったですが、まだまだストックはいっぱいありますんでね!!(^-^)ノ






 ………………で、誰か面白い事書ける方、『演芸M@ster』の大百科記事を面白くして下さらないかなぁ(・・、)





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