死ぬ間際にタイトル決まるかも

ちと書いてみたかっただけ

大相撲ラスベガス場所

2005年10月18日 | スポーツ
大相撲のラスベガス公演が10月7日から9日の3日間で行われた。



16日NHKの番組で、この特集が行われていたのだが、プロ野球以上に人気の低迷を
感じる大相撲の改革を垣間見た感じがした。

公演前に地元「ラスベガス・レビュー・ジャーナル紙」の記者は
「アメリカには相撲を『摩訶不思議な儀式』という先入観を持っている人が大勢
いる。」と言っていた。
そういえば、「土俵入り」や取り組み前に塩を撒くなど一見、勝負に無意味に映る
行為が多いかもしれない。

今回のラスベガス公演・・・相撲界の狙いは言うまでもないが、アメリカでのファン
獲得により、興行エリアの拡大を図ろうというもの。
ただ、一方のラスベガス側にも事情があった。
主力のボクシング界にヒーローが不在で、人気が頭打ちになっているらしいのだ。
そういえば昔、マイク・タイソンの試合は全て、ラスベガスが舞台になっていた
記憶がある。

余談だが、今回の会場になっている「マンダレイベイ・ホテル」は私が新婚旅行で
宿泊した場所である。

日本人スタッフが現地のスタッフと一緒に土俵作り。
アメリカ人が「ヨイショ」「ヨイショ」と掛け声を掛けて土俵を作る。
微笑ましい光景であった。

・・・・・ここで、パクリの相撲一口MEMO。
相撲の土俵は必ず現地の砂を使う事になっている。
今回も当然、ラスベガス産の土を使うのだが、乾燥した気候で、日本のように適度
に粘り気のある土がなかった。
担当者が「ほとんどが砂で、かろうじて土に近いのがこれしかなかった」というものを
仕方なく選び、さらにコンクリートを混ぜて固めるという苦労があったそうだ。
「土俵が柔らかいと、足元がえぐれたりして力士がケガをしてしまうから」らしいのだ。

現地の人へのPRとして

・現地日本人学校の運動会に力士が参加する
・力士が街頭に立ってチラシを配布する
・ホテルに協力を依頼し、全室にチラシを置く
・武蔵丸がラジオに出演



などの活動が行われていた。

本番の会場では元大関のKONISHIKI(小錦)が特別解説で場内にアナウンスする。
「○○海は休日には趣味のパチンコを楽しんでいる」
「(高見盛のアクションに)ロボコップの登場だ!!」等。

会場には大型スクリーンを4箇所に設置してあった。

これらの施策はいかにも外国ならではの感があるが、日本の本場所でも実施すれば
面白いと思った。

3日間の公演は合計で24,795人の観衆を集め、盛況のうちに幕を下ろした。

北の湖理事長は「ラスベガスは見る人の目も厳しい。その中でこれだけ盛り上がっ
たことは成功したといえる。相撲界にとって大きな1ページになった。」
と総括し「ちょうどいい間や説明があった。KONISHIKIの力も大きい」と称賛した。

アメリカ人の感想は「ただの大男だと思っていたが、運動能力の高さに驚いた」を初め、
概ね好評なコメントであった。

・・・・うーむ、やはりただのデブだと思われていたのか。
力士をアメリカ肥満人と一緒にしないでおくれ。
・・・そういう私も力士の体の柔らかさにはいつも驚かされている。

ただ、今回の公演は日本人が観れば分かる事だが、国内の地方公演と同じでショー化
(分かり易く言えば八百長)していた。
近い将来・・・遠い将来でもいいが、アメリカ場所が本場所として行われ、真剣勝負
がアメリカ人の目に刻まれるくらい、人気が出ればいいなと思う。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は相撲好きですが… (たっちん)
2005-10-18 18:13:59
大男がフンドシにチョンマゲ。

国際的に受け入れられるには、かなり時間が必要でしょうね。

ただ、海外での巡業が盛況だったというニュースは、相撲好きには嬉しい事です。
返信する
書き忘れ (2g)
2005-10-18 19:25:57
相撲好きですか(笑) 私は昔ほど興味がなくなりましたが、応援してます。



本文では書き忘れましたが・・・

アメリカで受け入れられれば結構な事なのですが、先ず国内での足元固めが必要かな、

とも感じました。

少し前の貴乃花親方の提案は「突拍子もない意見」という声も一部ではありましたが、

桟敷席を広くする等、客を大切にする画期的な意見だったのではないでしょうか?
返信する
そうですね (たっちん)
2005-10-19 09:10:33
桟敷席や桝席、伝統があって良いとは思いますが、若い世代や外国の方にはさてどうでしょう?という思いです。
返信する
難しいところです (2g)
2005-10-19 11:16:14
そうですね。



新しいものも伝統も、どちらにも良さがあって、一概に言えません。

昔「土俵に女性は上がれない」という仕来たりを巡り、物議をかもし出した事が

ありましたが、私は特に違和感は感じませんでしたし。



ただ間違いなく言えるのは(繰り返しになりますが)、伝統を重んじるにせよ、

改革するにせよ、ファンの事を第一に考えなくて発展はないという事です。
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