元喜家 ＆ WBC アメリカ戦

「実家に帰らせて頂きます」

この日、実姉夫婦が自宅のある東京から福井に来るということで、嫁さんが上の子とチョコを連れて実家に遊びに行った。

という事で夜は独り飯。

先ずは第七ギョーザを考えたが残業となり、もりの里地区まで行く気が失せた。

帰宅途中に寄ることができる店、そして21:00前後でも確実に営業してくれてる店を検討した結果、元喜家に決めた。

ラーメン（並）にほうれん草をトッピングしてライスも注文。

体がガツンとくるスープを欲していた。

期待通りの味が口の中に流れ込んできた。

それでいて後に残らないキレの良さ。

ほうれん草を固めの麺に絡めて食べる。

最近左奥の歯が痛くなってきたが、それでもヒジョーに美味い。

海苔も3枚あり申し分ない。これも麺を包むように右奥の歯で食べる。

値上げは仕方ないけど、チャーシューを薄くしたりシナチクを少なくしたりする店は好きじゃない。元喜家はそんな小細工をしない真っ直ぐな店。

ごちそうさまでした。

金沢市大額3-256　Tel：076-296-2425

WBCは遂に決勝戦。

前回の覇者アメリカとの戦い。

日本の先発は今永。日本を代表するサウスポー。

技術面は言うまでもなく精神面で強いものを持った頼もしい投手。

今大会の状態も良さげだ。

昨日の準決勝は、たまたまの祭日で最高に盛り上がった日本列島だったが、決勝戦は平日8：00から試合開始という残酷な仕打ち。

通勤中の車内でテレビを観て追突事故が多くなる、なんてことがないように祈りながらの出社。

自分はこの日にやっておかなければいけない仕事が山積みで、応接室のテレビ観戦どころではなかった。

それでも仕事が一段落する度にネットで速報を確認する。

最初に見たのは2回の攻撃を終えたあたり。

村上のホームラン等で2-1と日本が逆転していた。

日本がリードしてるってことよりも村上がホームランを打ってることが嬉しかった。

アメリカの1点は今大会ホームランキングのターナーが、この日も放ったレフトオーバーのホームランによるもの。

まだ優勝を意識するイニングではない。

次に確認した時は5回か6回まで進んでいた。

岡本のホームランで3-1となっていた。

この舞台で、この場面で、岡本やるなぁ・・・。

日本の投手陣は先発の今永が2イニング～継いだ戸郷が2イニング～高橋1イニング～伊藤1イニングと小刻みにリレーしていた。

後ほどテレビのダイジェストで確認したら結構危うかったが、ドラゴンズの高橋が1イニングを無失点に抑えていて安堵した。

伊藤は貫録の三者凡退に抑えていた。

8回表を任されたダルビッシュがホームランを打たれて3-2となった。

残念だけど今大会のダルビッシュはあまり良いパフォーマンスを見せられなかった。

ただ最終回を日本が1点のリードで迎えることが出来たのは素晴らしいこと。

9回表は大谷が登板。

解説の古田が「凄いものを見てる」というようなことを言ったとか。

先頭打者は四球。怖くてまともに観られないシーンだっただろう。

しかし次打者のセカンドゴロで併殺！二死ランナーなし！

次打者は大谷の同僚でアメリカを代表するスラッガー トラウト。

カウント3-2までの5球はストレート中心の配球。

最後に投げたボールは自信のスライダー。真ん中から真横に逃げる教科書通りの球。

トラウトのバットが空を切った。

勝ち切った。優勝だ。

マウンドを降りながら、グラブと帽子を投げ捨てて雄叫びをあげる大谷。

何をしてもカッコいい男。

終わってみれば見事な優勝だった。

1次ラウンドから負けなしの7連勝。

緊張から解き放たれた選手とスタッフの皆さんにお疲れ様とありがとうを言いたい。

大会MVPは大谷。
色んなシーンがあったから見てる人はそれぞれのMVPを持っているだろう。
2020東京五輪の稲葉監督に続き、栗山監督も大仕事をやり遂げた。
これで最高のチームが解散するのは寂しいけど切り替えが大事。
何年後かの再結成時にまた熱くさせて欲しい。