昨日の韓国に快勝し、開幕から2連勝で臨む侍JAPANの本日の相手はチェコ。
WBC初出場のチェコは昨日の中国戦が初戦だった。4-5と1点ビハインドで迎えた最終回にムジクが逆転スリーランを放ち勝利を収めている。
日本の先発は佐々木朗希(ロッテ)。
初回は160km台のストレートを連投し快投ペースに見えた。
しかし3番のクラップにツーベースを打たれ、次打者セルヴェンカのショートゴロを中野(阪神)が一塁へ悪送球で1点を先制された。
打撃のほうはチェコの先発サトリアのチェンジアップ主体の投球を打ちあぐねる。
それでも2回裏ヒットと四球は1死満塁のチャンスを掴んだのだが後続が凡退。
観てる側をイライラさせる展開になる。
スカッとさせてくれたのは3回裏、近藤(日ハム)のツーベースを足掛かりにして吉田(レッドソックス)のタイムリーで逆転、山田(ヤクルト)のタイムリーで突き放した。
4回裏も中野が四球で出塁し甲斐(ソフトバンク)が送った。
昨日の韓国戦から何かと中野がチャンスメーカーとなっている。
このチャンスにヌートバーがセンター前にタイムリー。
塁上で見せた本家本元のペッパーミルはやはり上手くてカッコいい。
昨日タイムリーを放った岡本(巨人)のソレはカッコ悪かったし(笑)、吉田のソレは面倒臭そうに見えた(苦笑)。
その後は近藤と大谷の連続ツーベースで加点。
大谷は3塁への盗塁も決めて、野球を伸び伸びと楽しんでいる様子。
現在は6回表を終えて日本が8-2とリードしている。
佐々木は1失点のみで4回途中球数制限で降板。
4回あたりは力の抜けた腕の振りで160km台のストレートも見られた。
その後を宇田川と宮城のオリックス投手陣が引き継ぎ試合が進んでいる。
チェコ打線を完璧に抑えているわけではないが、点差や展開を考えれば危なげない試合運びとなっている。
佐々木は降板する直前、チェコのエスカラに死球を与えた。
かなりスピードのある速球でエスカラは相当痛そうであった。
ファーストの山川が一塁に歩いてきたエストラに帽子を取って謝罪した。
そして降板の佐々木がベンチに戻る途中、帽子をとって謝罪の意を表した。
これとは別に初戦の中国戦で死球を受けた吉田が相手のキャッチャーから気遣われ、直ぐに手を上げて「大丈夫」と反応した振る舞いはカッコ良かった。
明日はオーストラリアとの大一番。
先発はオリックスの山本由伸が予定されている。
気掛かりは村上の不振。「気合が空回り」というような状態ではなく、自身がストライク・ボールの判定に不満な表情を出している・・・ふてくされているように映る。
村上の気分転換で打順を下げるのではなく、思い切ってスタメンから外すのも手だと思うけど、村上以外の打者の巡りが良いので他の選手の打順は触りたくないところ。
やはり打順は触らず4番サード村上で奮起を待つのが良さそうだ。
何だか打てそうで打てない・・・序盤の展開はジリジリするものでした。
それにしても佐々木投手の球は、本当に速いです・・・フォームもしなやかで、鞭の様に振り翳す腕から糸を引く様なストレート。
もう少し身体が大きくなれば、もっともっと速い球が投げられるんじゃ無いのかと・・・ま、この辺りはトーシロなんで、勝手な感想ですが。
たしかに大谷選手、楽しそうに野球やってました・・・心底野球を愛してるんだろなぁ〜と。
でしたね・・・そういえば朗希の試合を見たのは今回が初めてだったかもしれません。今まではニュースとかダイジェストばかりで。
フォームがしなやかで全身バネって感じがしましたね。腕の振りも早くて球を見ずとも投球フォームを見ただけで球の速さが伝わってきます。
「もう少し身体が大きくなれば・・・」
ですよね。
まだ完成していない気がします。
3年後のWBCは今回以上に大谷と山本の3本柱を築いてくれれば嬉しいです(できれば中日の高橋も)。