ロックダウンが解除になってから、除菌などのルールはあるものの、教会で楽器の練習ができるようになった。それは、すごく嬉しいことである。
チェンバロもオルガンも、1年半も練習できなかったのだから、楽器に触れるだけでもうれしい。
でも最近気づいたこと。
リコーダーを習い始めてから、曲に対する私の姿勢が変わって来たということ。
リコーダーは、ほんの少しだけ指を動かしたり、ものすごくデリケートな楽器だから、すごく細かな気遣いが必要になる。今までの私の音楽って、すごく大雑把だったなあと思って。
例えば、チェンバロで何かの際にはいつも演奏するようなレパートリー、バッハのイタリア協奏曲やフランス組曲。子どもの頃から、何十年も弾いてきて、自分では、すべてを知っていたような気になっていた曲。改めて弾いてみると、実は、何も知らないで弾いていたのではないかと気づく。そこまで、細かく見たことがなかった。技術的なこともあるけど、音楽的な面で、もっともっと理解しないとちゃんと弾けないのではないかな。
自分のレパートリーで、慣れてしまって、惰性で弾いていたのでは?もう一度、楽譜に戻って、最初から譜読みをしてみた。初めて見る楽譜のように、鉛筆で書き込みをしながら。
まだまだ上達できるような気がする。関節炎で、指は動かなくなってきているけど、曲に対する理解は、きっと、昨日よりも深まってると思う。
リコーダーは、まだ習い始めてそんなに経ってないから、練習すれば上達するはず。でも、鍵盤楽器も、もっともっと演奏していきたい。
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