おたまじゃくしを眺めながら。

おそらく、音楽の話が中心になると思います。思っていることを、綴っていきたいと思います。

実は…

2022-11-21 16:04:50 | 日記
 家庭の事情で、11月10日からグラスゴーに戻ってます。

 本当はコンサートが二つあったのですが、私に代わって演奏した若い学生さんがチャンスをつかんだようです。だから、それはそれで良かったんだと思います。

 大学の勉強も、ずいぶん遅れてしまいましたが、仕方がありません。

 提出しなくてはいけない物も、期限の延長を申請してます。
 最悪の場合は、勉強を諦めなければならないけど、最後まで希望は持っていたい。

 12月の始めに、リコーダーの試験もあります。慌ててグラスゴーに戻って来たので、勉強のノートや楽譜は、全部バーミンガムに置いて来ちゃった。でも、音階などの練習は、どこでもできる。グラスゴーにおいてあるプラスチックのリコーダーや、初心者用の木製のリコーダーで練習してます。
 
 作曲もどんどんアイディアを書き留めたり、バッハなどのバロックの曲を、リコーダー・アンサンブル用に編曲したり。ここでも、できることはできるだけやってます。

 朝、早く起きなくて済むから、寝坊する癖がつきそう。

 今日は久しぶりに、乳製品を使わないクロワッサンを焼きました。普段、時間がなくてできないから。

 お料理する時間があるから、しっかり食べてます。バーミンガムでは、料理する時間がなくて、なかなか温かい食事ができなかった。
 たぶん、神様が、強制的に「休みなさい~!」って、休みをくれたんじゃないかな。

 家族と向き合う、良い機会です。男の子は、頼りになります。息子は小さな頃から、いつも頼りになった。今回も、息子がいてくれてよかったって、心から思ってます。
 娘は、真面目だから、頑張り過ぎちゃう。特に、優秀なお兄ちゃんがいると、頑張らなくちゃって思っちゃうんだろうなあ。私がそうだったように。
 娘と私は、よく似ている。嫌なところばかり似てる。
 思春期の娘は、難しいです。身体が成長して、ホルモンのバランスが変わるから、不機嫌になるし、本人だって、辛いんです。わざとやってるわけじゃない。

 ずいぶん気温が下がって、冬らしくなってきました。クリスマスマーケットも出てるし。

 時間があったら、クリスマスマーケットに行って来ようかな。ドイツのソーセージが食べたいから。

 バーミンガムには、来週戻る予定です。

自分を大切に

2022-11-18 15:52:09 | 日記
 大学で、「教える」ということも勉強する。

 もう、長い間ピアノを教えてきた私を、教えなくてはならない先生の方は、大変に違いない。

 できるだけ口を閉じていようと思っていたのだけど、どうしても賛成できないこともある。

 それは、教える時に使う言葉の表現であったり、練習時間であったり。

 大学で教えている先生は、古いんじゃないかな・・・ 

 子どもの教育で大事なことは、その子どもが自信をつけていくこと。自己肯定感を育てること。だから、教える側が、ポジティブな表現を使うのは、大事なことだと思う。なにかができたから褒めることも必要なのだけど、できなくても頑張ったことは褒める。
 あとは、休むことの大切さを教えることも必要なんじゃないかな。

 毎日練習、っていうのは、一昔前の教育。

 心のケアを、ちゃんと自分でできるようになるというのは、大切なこと。
 
 生きていれば、今できなくても、後でできるようになるかもしれない。心のケアをしないで命を絶ってしまったら、そこで終わってしまうから。

 休みは必要です。

 生徒さんには、もちろん、上手くなって欲しいけど、でも一番は、元気で成長してくれれば良い。
 音大に行かなくても、コンクールに入賞しなくても、笑顔でいてくれれば良いです。

 みんな頑張ってる。だから、それでいい。
 頑張り過ぎて、大切なことを見失ってしまう方が怖い。

 音楽は楽しいって、生徒さんが感じてくれれば、私の仕事は成功だと思う。

 リコーダーは、まだまだいい音が出せないのに、生徒を教えるなんて早いんじゃないかなあって思うんだけど、教えることも課題だから、やらなくちゃいけない。

 リコーダーを吹くのは楽しいって、生徒さんが思ってくれたら、それでいいんじゃないかな。

 生きているといろいろある。生きているからいろいろある。

 いろいろ思うところがあります。

本音

2022-11-02 21:53:18 | 日記
 自分の本音が見えた。

 音大が始まってから、バタバタしていて、常に疲れていて、なかなかいろんなことが考えれなかった。
 やらなくちゃいけないことはまだまだあるんだけど、今日は、自分の本音がよく分かった。

 リコーダーの現代音楽のパフォーマンスクラスで、自分が一番好きな曲を演奏した。思いっきり、大きな世界を意識して、これがこの曲を吹くのが最後だと思って吹いた。だから、音がうまく出せなくても、最後まであきらめないで一生懸命吹いた。
 そしたら、すっきりしたのと、みんなの反応がすごく良かったのと、先生の言葉がすごく励みになったのと、伴奏者と相性が良かったのと・・・・ 自分でもよくわからないんだけど、すごく前向きになれた。
 「この曲、5月のリサイタルで演奏したら?」って言われた。

 感情的に、この曲って、演奏できないこともある。辛くなったりすることもある。変かもしれないけど、曲と仲良くできる時と、喧嘩になる時と。もう楽譜も見たくないって思う時もある。でも、オーディエンスの前で演奏すると、楽しくて楽しくて。

 まだまだ学ばなければならないことがたくさんあるし、良い音も出せないし、技術的に他の学生に劣るのだけど、人前で演奏することが好きなんだ~。小さなころから人前で演奏することは好きだった。楽器が変わっただけで、それは変わってなかったのかも。

 あきらめようとしていたこと、あきらめなくても良い。まだ頑張れる。だから、バーミンガムに来たんだよね。夢に近づくために、ここまで来たんだから。無謀って言われても、それでもやめないで来たんだから。

 きっとできる。仲間がいる。みんな協力してくれる。

 来週は、ロンドンで古楽のイベントがあって、そこで演奏する。みんなの足を引っ張らないように。

 不安になることも多いけど、一つずつやっていこう。できることから。