おたまじゃくしを眺めながら。

おそらく、音楽の話が中心になると思います。思っていることを、綴っていきたいと思います。

人と人のつながり

2023-01-04 14:30:21 | 日記
 なんか、不思議です。

 海のずっと向こう、南半球の人に、「○○さんと会ってくれてありがとう。」って言われたんです。その南半球の方とは、実際にお会いしたことはありません。彼女は、○○さんとも実際に会ったこともありません。私たちはSNSでつながっているだけ。
 ○○さんは、バーミンガム在住の60代の方です。私がバーミンガムで勉強しているので、実際に会ったら音楽の話ですごく盛り上がりました。チェンバロの話、ルネッサンス、ポリフォニーの話、フランスのイネガル奏法の話。

 南半球の方は、「あなたに会ったことで、○○さんが明るくなった。」って。

 ○○さんと話すと、すごく楽しいですよ。だから、5月のリサイタルには招待しようと思ってます。いつか、南半球から彼女も招待したい。あるいは、私が会いに行きたい。

  パンデミックで実際に人と交流できなかった分、ネット上での交流が深まって、遠くや海外の人達と知り合う機会になった。

 ネットの悪用もあるから、確かに、SNSは、実際はどんな人なのか分かりにくい所もあるけど、良いこともある。

 9日にバーミンガムに戻る前に、宿題終わらせないと・・・

新年に想うこと

2023-01-02 14:42:26 | 日記
  精神疾患がある家族がいる場合、本人がどれだけ頑張っても、まわりの家族が変わらないと楽にならないんですよ。でも、医者がどうにかしてくれるとか、専門家が治してくれるとか思っちゃうようですね。

 若い世代は、考え方が全然違います。昭和の人間みたいに、思考で生きているわけではない。もっと、感覚的なところで生きているんです。そして、若い世代が私達の考え方を理解するのは難しいけど、現代を生きている私たちが、若者に寄り添うことはできるはず。

 「死」に対する捉え方も違う。自殺が罪であるという、キリスト教の考え方も、もはや古くて、死に対する恐怖心や罪の意識もない。だから、若者の自殺者が増えているんです。
 周りにいる大人が、自分の古い価値観で生きている限り、自殺者は減らないんじゃないかな?

 たぶん、「生き甲斐」を示していくことが必要なんじゃないかな?

 もっと細かく言えば、きっと、世代の違いだけじゃなくて、性格の違い、個人差があるから、簡単ではないのだけど、でも少なくとも、いつまでも古い考え方で通していくことは、必ずしも良いことではないと思う。

 若者の自殺が増えてるって、たぶん、テレビやネットで見て、他人事だと思ってる人が多いんじゃないかな?自分達は変わらなくて良いって思ってる人が多いんじゃないかな?でもそれだときっと、若者の自殺者は増え続けると思う。
 少なくとも、若者の教育に関わっている人たちは、そのことをしっかり考えて欲しいと思う。

 音大の教育の授業は、そこが全く抜けていた。ある意味で、恐ろしい。