おたまじゃくしを眺めながら。

おそらく、音楽の話が中心になると思います。思っていることを、綴っていきたいと思います。

いろいろあります

2023-02-24 23:25:35 | 日記
 ずいぶんと久しぶりにここに来ました。前のブログが1月。

 言い訳は、忙しい。休む間が本当になくて。

 でも無理してたみたいです。今週は、不安障害が悪くなって、今日、グラスゴーに戻って来ました。本当は、来週の水曜日に音楽史の試験があるから、戻って来ないで勉強するつもりだったのだけど、週末バーミンガムにいると、リハーサルやコンサートで、忙しくて休む時間がない。でも、グラスゴーに戻って来ても、ピアノのレッスンへ行ったり、聖歌隊へ行ったり、やっぱり休む時間がない。でも、やっぱり、グラスゴーの方が落ち着くかなあ。

 昨日は、リコーダー奏者の、Suzanna Borschのマスタークラスがあった。エレクトロニックスと演奏する曲なのだけど、他の学生さんは、ちゃんとエレクトロニックスの曲の指導を受けていたのだけど、私はそもそも、リコーダーの音をちゃんと出すことができないから、エレクトロニックスどころじゃなくて、どうやったら良い音を出せるかという指導を受けていた。
 
 そんなこともあって、Quintetで、私がみんなの足を引っ張っているのではないのかと不安になって、今日のリハーサルの前には、一人で席を外して、外の空気を吸いに出ました。こういうことも、若い学生さんに話すわけにもいかないし。

 来週は、試験だけじゃなくて、同じ日にコンサートで、私の曲の初演もあるんです。更に、パフォーマンスのクラスもあるから。金曜日には、チェンバロの学生さんの試験で、リコーダーを演奏することになってるし。

 常に何かがあるんですよね。だから、休む時間がない。

 バーミンガムで、カウンセリング受けてます。そうじゃないと、家庭と勉強と仕事、難しいです。
 3月は、初演が二つ。来週のリコーダーの5重奏の曲と、26日はグラスゴーで、女声の4重唱の曲。

 不安に感じて当然なんだよね、きっと。

 今週末グラスゴーで過ごして、月曜日の朝3時に起きて、飛行機でバーミンガムに戻ります。9時から和声の授業があるから。その後、聴音のクラスとリハーサルと、音楽史の授業と・・・

 難しいのは覚悟してたから、頑張らなくちゃ。今日は、もう寝ます。寝たら元気になるはず。

人と人のつながり

2023-01-04 14:30:21 | 日記
 なんか、不思議です。

 海のずっと向こう、南半球の人に、「○○さんと会ってくれてありがとう。」って言われたんです。その南半球の方とは、実際にお会いしたことはありません。彼女は、○○さんとも実際に会ったこともありません。私たちはSNSでつながっているだけ。
 ○○さんは、バーミンガム在住の60代の方です。私がバーミンガムで勉強しているので、実際に会ったら音楽の話ですごく盛り上がりました。チェンバロの話、ルネッサンス、ポリフォニーの話、フランスのイネガル奏法の話。

 南半球の方は、「あなたに会ったことで、○○さんが明るくなった。」って。

 ○○さんと話すと、すごく楽しいですよ。だから、5月のリサイタルには招待しようと思ってます。いつか、南半球から彼女も招待したい。あるいは、私が会いに行きたい。

  パンデミックで実際に人と交流できなかった分、ネット上での交流が深まって、遠くや海外の人達と知り合う機会になった。

 ネットの悪用もあるから、確かに、SNSは、実際はどんな人なのか分かりにくい所もあるけど、良いこともある。

 9日にバーミンガムに戻る前に、宿題終わらせないと・・・

新年に想うこと

2023-01-02 14:42:26 | 日記
  精神疾患がある家族がいる場合、本人がどれだけ頑張っても、まわりの家族が変わらないと楽にならないんですよ。でも、医者がどうにかしてくれるとか、専門家が治してくれるとか思っちゃうようですね。

 若い世代は、考え方が全然違います。昭和の人間みたいに、思考で生きているわけではない。もっと、感覚的なところで生きているんです。そして、若い世代が私達の考え方を理解するのは難しいけど、現代を生きている私たちが、若者に寄り添うことはできるはず。

 「死」に対する捉え方も違う。自殺が罪であるという、キリスト教の考え方も、もはや古くて、死に対する恐怖心や罪の意識もない。だから、若者の自殺者が増えているんです。
 周りにいる大人が、自分の古い価値観で生きている限り、自殺者は減らないんじゃないかな?

 たぶん、「生き甲斐」を示していくことが必要なんじゃないかな?

 もっと細かく言えば、きっと、世代の違いだけじゃなくて、性格の違い、個人差があるから、簡単ではないのだけど、でも少なくとも、いつまでも古い考え方で通していくことは、必ずしも良いことではないと思う。

 若者の自殺が増えてるって、たぶん、テレビやネットで見て、他人事だと思ってる人が多いんじゃないかな?自分達は変わらなくて良いって思ってる人が多いんじゃないかな?でもそれだときっと、若者の自殺者は増え続けると思う。
 少なくとも、若者の教育に関わっている人たちは、そのことをしっかり考えて欲しいと思う。

 音大の教育の授業は、そこが全く抜けていた。ある意味で、恐ろしい。

実は…

2022-11-21 16:04:50 | 日記
 家庭の事情で、11月10日からグラスゴーに戻ってます。

 本当はコンサートが二つあったのですが、私に代わって演奏した若い学生さんがチャンスをつかんだようです。だから、それはそれで良かったんだと思います。

 大学の勉強も、ずいぶん遅れてしまいましたが、仕方がありません。

 提出しなくてはいけない物も、期限の延長を申請してます。
 最悪の場合は、勉強を諦めなければならないけど、最後まで希望は持っていたい。

 12月の始めに、リコーダーの試験もあります。慌ててグラスゴーに戻って来たので、勉強のノートや楽譜は、全部バーミンガムに置いて来ちゃった。でも、音階などの練習は、どこでもできる。グラスゴーにおいてあるプラスチックのリコーダーや、初心者用の木製のリコーダーで練習してます。
 
 作曲もどんどんアイディアを書き留めたり、バッハなどのバロックの曲を、リコーダー・アンサンブル用に編曲したり。ここでも、できることはできるだけやってます。

 朝、早く起きなくて済むから、寝坊する癖がつきそう。

 今日は久しぶりに、乳製品を使わないクロワッサンを焼きました。普段、時間がなくてできないから。

 お料理する時間があるから、しっかり食べてます。バーミンガムでは、料理する時間がなくて、なかなか温かい食事ができなかった。
 たぶん、神様が、強制的に「休みなさい~!」って、休みをくれたんじゃないかな。

 家族と向き合う、良い機会です。男の子は、頼りになります。息子は小さな頃から、いつも頼りになった。今回も、息子がいてくれてよかったって、心から思ってます。
 娘は、真面目だから、頑張り過ぎちゃう。特に、優秀なお兄ちゃんがいると、頑張らなくちゃって思っちゃうんだろうなあ。私がそうだったように。
 娘と私は、よく似ている。嫌なところばかり似てる。
 思春期の娘は、難しいです。身体が成長して、ホルモンのバランスが変わるから、不機嫌になるし、本人だって、辛いんです。わざとやってるわけじゃない。

 ずいぶん気温が下がって、冬らしくなってきました。クリスマスマーケットも出てるし。

 時間があったら、クリスマスマーケットに行って来ようかな。ドイツのソーセージが食べたいから。

 バーミンガムには、来週戻る予定です。

自分を大切に

2022-11-18 15:52:09 | 日記
 大学で、「教える」ということも勉強する。

 もう、長い間ピアノを教えてきた私を、教えなくてはならない先生の方は、大変に違いない。

 できるだけ口を閉じていようと思っていたのだけど、どうしても賛成できないこともある。

 それは、教える時に使う言葉の表現であったり、練習時間であったり。

 大学で教えている先生は、古いんじゃないかな・・・ 

 子どもの教育で大事なことは、その子どもが自信をつけていくこと。自己肯定感を育てること。だから、教える側が、ポジティブな表現を使うのは、大事なことだと思う。なにかができたから褒めることも必要なのだけど、できなくても頑張ったことは褒める。
 あとは、休むことの大切さを教えることも必要なんじゃないかな。

 毎日練習、っていうのは、一昔前の教育。

 心のケアを、ちゃんと自分でできるようになるというのは、大切なこと。
 
 生きていれば、今できなくても、後でできるようになるかもしれない。心のケアをしないで命を絶ってしまったら、そこで終わってしまうから。

 休みは必要です。

 生徒さんには、もちろん、上手くなって欲しいけど、でも一番は、元気で成長してくれれば良い。
 音大に行かなくても、コンクールに入賞しなくても、笑顔でいてくれれば良いです。

 みんな頑張ってる。だから、それでいい。
 頑張り過ぎて、大切なことを見失ってしまう方が怖い。

 音楽は楽しいって、生徒さんが感じてくれれば、私の仕事は成功だと思う。

 リコーダーは、まだまだいい音が出せないのに、生徒を教えるなんて早いんじゃないかなあって思うんだけど、教えることも課題だから、やらなくちゃいけない。

 リコーダーを吹くのは楽しいって、生徒さんが思ってくれたら、それでいいんじゃないかな。

 生きているといろいろある。生きているからいろいろある。

 いろいろ思うところがあります。