ricoのつれづれblog

ricoです。日々おきたこと、感じたことを、つれづれなるままに書き込むblogです。

『猫なんかよんでもこない』を観てきました。

2016-02-13 | 日常の出来事
仕事が繁忙期によりブログの更新がいつにもまして滞っています・・・(_ _*)
普段から集中力に乏しい私が頑張って仕事に集中するためか、
帰宅後は頭が動かない~><
疲れもあって帰宅後はツユコさんたちのお世話とご飯食べたら、
眠気が襲って知らぬ間に寝ている、という毎日を送る私です・・・。

さて!
そんな毎日ですが、先日友人から映画のお誘いが。

『猫なんかよんでもこない』を観に行きませんか、と。

はい、私はちょうど観に行きたかったです!
ということで、先週の日曜日に行ってきました。

さて、この『猫なんかよんでもこない』ですが、
原作は漫画です。
作者の方が飼っていた猫との実話を漫画にしたものです。


 ↓ おおまかなあらすじ ↓

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プロボクサーの主人公ミツオは、居候先の漫画家の兄がひろってきた2匹の仔猫の世話をすることに。
猫の気ままな性格に翻弄されながら、ボクシングのA級ライセンスを目指す日々を送っていたが、
目の怪我によりボクシングをやめることを余儀なくされる。
そのうえ漫画家の兄も結婚を機に家を出て行った。
残されたのは2匹の猫チンとクロとわずかなお金・・・。
成長していく猫となかなか前へ進めないミツオとの生活が始まる。

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私は映画化されるずっと前に原作の1巻だけを読んでいました。
※原作は全部で4巻です。
映画を観るにあたり、直前に4巻まで全部読みましたが、
映画化されたのは1巻部分でした。

ここから感想ですが、原作を含めてネタバレがありますので、
これから観るから言わないで~という方はご注意ください。


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では、細かいストーリーを。

チン(♀)とクロ(♂)という名前の仔猫たち、
自由奔放で、ちっともミツオのいうことを聞きません。
夜の大運動会で寝るのを邪魔したり、トイレをあちこちにしたり、
ミツオがロードワークに行こうとするとついて来たり・・・。

突然猫と暮らすことになったミツオにとってはペースを狂わされてイライラ。
しかも、拾ってきた当人である兄はミツオが居候していることを理由に世話を押し付ける。

そんなミツオも兄より自分を慕ってくるチンとクロが少しずつかわいく思えてきます。

でも、ミツオは自分のボクシング人生を絶たれてしまいます。

すっかり自分を見失ったミツオ。
そして兄も自分のもとを去って、生活も苦しくなる。

しかし、自分を頼ってくるしかない猫たちを見て、頑張り始めます。
兄のアシスタントをしていたミツオはバイトをしながらボクシング漫画を描き始め、
投稿をするも落選続き・・・。

一方、チンは外猫たちとの交流が増え、活発に遊び始めるものの、
クロは男のコなのにおとなしく臆病。
そんなクロをミツオは自分の姿と重ねてしまい、
強くなるように、そしてボス猫になるように鍛える毎日。

やがてクロは外猫たちとケンカを重ね、本当にボスになるが・・・。



猫が気ままなんて猫飼いさんならあたりまえのことでも、
突然拾ってきてなんの準備もなかったら、そりゃ翻弄されますよね^^;
そこが猫の可愛いところなんですけどね~。


で、感想ですが、

泣きました。せつないです・・・。

ネタバレですが、クロ、死んじゃいます・・・。

ボスになるためのケンカで猫エイズになっちゃったんです・・・。

実は他猫との交流が活発になるチンには、
子どもが生まれては大変だということで避妊手術します。

でも、その後のチンが他猫に相手にされなくなり、
外で活発に遊ぶことがなくなった姿を見て、
ミツオは手術をしたことにすこし罪悪感を感じちゃうんですね。

で、クロには去勢手術をしなかった。
ケンカで病気をうつされるからしておいたほうが良いという忠告を聞かずに。

それに、クロには自分の代わりにボスになってほしいと、
自分の夢を重ねてしまったのです。

まさか最悪の結果になるとは思ってもみなかったのでしょうね・・・。

病気になったクロはすぐにボスの座を取って代わられ、
症状がひどくなってからは部屋中で粗相をする。

徹夜で漫画を描いては落選するミツオは、その掃除にイライラして弱っているクロに怒鳴ってしまう。

でも、ほんとうは自分が悪いんだと、ごめんなとクロを抱きしめる。

そしてクロは亡くなります・・・。

クロを自分のせいで死なせてしまったことを後悔するミツオ。
でも、クロが生きていたという証を残すためかのように、
クロとチンの漫画を描き始める。

そして、その漫画が当選し、「猫なんかよんでもこない」という一冊の漫画となり、映画は終わります。



実はこの映画や原作への感想をネットでいろいろ拝見していますと、けっこう酷評があります。

ほとんどが猫の飼い方についてです。

「なぜ去勢手術しなかった」

「なぜ室内飼いしなかった」

という意見です。

実話だからでしょうね。

わたしも確かにそう思うところはあります。

でも、猫好きで飼い始めた私とこの主人公は違います。
なにも知らないまま、猫が突然やってきたのです。
今ほど飼い方についての情報が収集できるころでもなかったと思います。
猫エイズという病気についても知らなかったと思います。
猫は自然に、自由に、外猫たちと仲良く遊んでいるのがよいと思っていても仕方ないことです。

私は、そのまま拾われていなければそこで失われていたかもしれない命を、
一生懸命お世話し、育てたことがまず大事だと思います。

ほおっておいたら生きていたかもしれないですが、
猫エイズのリスクは変わらなかったでしょう。

むしろ、昨今の猫ブームでこれから猫を飼われる方には、
ちゃんと観て、知ってほしいと思う内容でした。


ちなみにチンは、その後漫画の2~4巻で描き続けられています。
母猫からはぐれたらしき仔猫を拾ってしまい、同居することになったり、
(当然チンは仔猫を受け入れず不機嫌・・・)
主人公が結婚し、引っ越しをし、子供が生まれ、チンの環境が変わっていく様子を描いています。

主人公はもうすっかり猫好きでチンを大事に思いながら、
時とともに変わらざるをえない状況にチンの寂しさを描写しています。

チンは17歳で腎臓病になり、18歳で天寿を全うします。

私にはこの原作のチンのお話のほうがもっとずっと身に染みて切なくなりました。


猫に限ったことではなく、生き物とともに暮らすことの大切さを改めて考えさせられる作品です。

気になる方はぜひ読んでみてください。
猫飼いさんは泣いちゃうと思いますが・・・。



せつないお話だったので、しんみりしたブログになっちゃいました^^;


ところでこの映画、私はどうしてもこのコたちを重ねて観ていましたね~ ↓





ツユコさんやしずくとちがって、突然現れた感があったリリとルル^^;
ちょうど2匹で♀♂コンビなのがおんなじでね~。
映画見ながら何度も思い出しちゃいました。

しかし、映画とうちのコとは決定的な違いがある!

 ↓ ↓

※音が入ってますのでご注意!




ハイ、うちのリリは呼んだらやってきますよ~^^

ちなみにツユコさんもわりと来てくれます♪





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