ricoのつれづれblog

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帰宅途中の出来事 その2

2005-11-19 | 非日常の出来事
(前日のブログのつづき)

「もしもし」
そういうと、電話の女の人は不審そうに答えた。
「もしもし?」

あ、やっぱ私、変な疑いかけられてる?

こんな見ず知らずの酔っ払いとの仲を疑われるのはごめんやで。
私は即座にこういった。

 「あの~私、この電話を拾ったものなんですけど、
  この電話の持ち主の方、路上で寝てはるんですけど。」

奥さん(と思われる女性)
  「えっっ!?」

そら驚くわな~。

  奥さん 「すみません!いまどちらにいらっしゃるんですか?」
    私 「○○(市)の××(町名)というところですけど。」
  奥さん 「??よくわかりません」

どうやら隣の市の人らしくて、こんな人気のない道の地理などわかるわけもない。

  奥さん 「実は、会社の人と飲んでいたらしくて、突然行方不明になったと
       連絡があって、ずっと電話かけてたんですけど受けてくれなくて。
       たぶん、会社の人と飲んでいた場所が近いと思いますので、
       その人に連絡してこの電話にかけてもらいます。」
    私 「あ~はい。では待ってます。」

電話は切れた。
しかし何度も言うが人気のない道である。
こんな夜中に私のほうが危なくないか?
私の身になにかあってもそばにいるのは意識不明の酔っ払いが一人・・・。

自宅に電話した。
事情を話し、両親に現場へ来てもらった(幸い現場は自宅の近所)。

両親は珍しいものを見たかのように大はしゃぎ。
私は父に「この人起こしてくれる?」って頼んだのに、
酔っ払いの首にかかっていた社員証(んなもんつけたまま飲みにいくなよ)
をみて「○○会社やて~」とただの野次馬。

そんなこんなで一緒に飲んでいた人からの連絡が入った。
その人は車で10分弱くらいのところにいたので、電話でナビをして、
迎えに来てもらった。

「すみませんでした~。」と男性1人、女性2人が車から降りてきて、
その人を抱きかかえ、車に乗せた。

事情を聞くと、酔っ払ったその人を車で家まで送ろうと助手席に乗せて、
ちょっと目を放した隙に、車から突然降りて一目散に走り去ったという。
あっという間にいなくなってずっと探しまくっていたとか。
車で10分もかかるこの場所まで走り続けてきたのか・・・。
こんなに酔っ払ってるのに。

心臓発作で死ぬぞ!

ほんまの死体になってなくてよかったよ、まったく。

しかしこのお騒がせな酔っ払い、最後まで起きなかった。
恐るべし。


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