炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

北米の 「 トキ 」. 黒脚イタチ. Black-footed ferret

2005-10-01 | エコロジー
草食動物のプレィリードッグの激減が、肉食動物へどのように影響したかが、今日のテーマです。 プレィリードッグが、土壌を深く掘り起こし、土の通気性を高め、植物の生育を助ける事によって、豊かな草原を作り、肥沃な大地を形成した事は、以前、書きました。 * プレィリードッグの耕した草原には、栄養豊富な草が茂り、多くの他の草食動物や鳥が集まり、それを捕食するコヨーテ、狐、イタチ、猛禽類などの肉食動物もやっ . . . 本文を読む

・ プレィリードッグと共生する鳥 ヤマアジサシ 

2005-09-20 | エコロジー
 草食動物のプレィリードッグが、北米の大草原の生態系の要(かなめ)であった事は、以前にも書きました。そのプレィリードッグが、減る事によって、生態系にどのような影響があるのか、まず、プレィリードッグと共生する、鳥の例をみてみましょう。  マウンテン プラヴァー(山アジサシ)は、「プレィリードッグの町」の中に、好んで巣を作る渡り鳥として知られてきました。かつては、数百万羽の群れで、プレィリードッグの . . . 本文を読む

・草原の開拓者 プレィリードッグ その2

2005-09-17 | エコロジー
今日は、19世紀はじめのアメリカの大草原プレーリーの様子から、現在のアメリカを考えます。 アメリカのミシシッピー河以西の土地は、1804年3月10日、正式にフランスのナポレオン政府から、アメリカ合衆国へ譲り渡されました。 フランス人の街セント ルイスで行われた、その式典に参加し、ミシシッピー河以西の地を、アメリカ人として初めて公式探検した Meriwether Lewisは、「プレィリードッグの . . . 本文を読む

大草原の開拓者  プレィリードッグ 1  .

2005-08-28 | エコロジー
 プレィリードッグは、大草原を耕し土壌を改善して、豊かな生態系を築く動物でもあるようです。 みなさんは、アメリカの穀倉地帯、「プレーリー」や、その土壌である「 プレーリー土 」について聞いた事があると思います。世界の食料供給を担うプレーリーの土の生成に、プレィリードッグも一役かっていたようです。 世界で最も肥沃な土壌 「 プレーリー土 」 、皆さんは、草が枯れては、生え...を繰り返し、長年に . . . 本文を読む

植生の復活 3

2005-07-31 | エコロジー
 35年前噴火した火山の火口から、1kmほど離れた谷間です。 噴火当時は、噴出物が降り注いだ場所ですが、現在はお花畑。 Geum pentapetalum チングルマ  Schizocodon soldanelloides var. magnus オオイワカガミ Geum pentapetalum チングルマ  Orchis fauriei オノエラン . . . 本文を読む

植生の復活 2

2005-07-27 | エコロジー
35年前に噴火した火山に行ってきました。 噴気している北の尾根には、分厚い苔が殆どでしたが、 噴気のない他の所には、植生の回復が進んでいるようでした。 山頂や尾根では、乾燥のためか、植物の密度は少なく、下るにしたがって豊富な植生が見られました。 噴気箇所.標高約1480m. 時折、噴気が風にたなびきます。 北西側の霧の当たらない稜線付近には、乾燥に強い植物が.              . . . 本文を読む

植生の復活 1

2005-07-24 | エコロジー
35年前に噴火した火山に行ってきました。 今でも蒸気が上がっていました。 上の写真、右上の黒くなっている所が、噴気箇所。緑色は苔です。 近づいて見ると、岩の間に分厚い苔が、生育しています。 触ると厚さが10cmほどある柔らかなクッション状の苔でした。 湯気が出ている所は、苔が死んで黒くなっています。 岩もかなり熱くなっています。やけどしそうな温度でした。 噴気孔から離れると . . . 本文を読む

畑や村を猿、熊から守る古の知恵

2005-06-07 | エコロジー
山の爺さんに、頼まれました猿のよけかたです。 山の爺さんの所は,サルや猪の被害に困っているそうです。山野草も減少中との事です。 当地では、原生林を大規模に伐採した、一箇所の村を除き、猿熊の里での害は殆どありません。 ---------------------------------------------------- 数年前の稲刈り真近、山に登ろうと、ある野営場に向かいました。 しかし、途 . . . 本文を読む

民族の旅遥かに 「 根菜文化の航跡 」 

2005-06-01 | エコロジー
世界の最古農耕文化は、アフリカの雑穀農業、西アジアの麦作農耕、中国の稲作、アメリカ大陸のトウモロコシ農耕、それに、東南アジアの根菜農耕文化が、代表的なものでしょう。 今日は、東南アジアで発生した根菜文化の、日本への渡来の可能性を探ります。 縄文人のDNAは、東南アジアのマレー、インドネシア、フィリピン、台湾先住民や大洋州の人々のDNAとたいへん良く似ている事から、縄文人はこうした地域から渡来した . . . 本文を読む

ヲロチ Wistaris floribunda  天然杉 Cryptomeria japonica

2005-05-24 | エコロジー
大蛇、現るw。山の怪物。 藤に絡まれた、天然杉です。標高200m、北側急斜面。 やがてとも倒れに...、ツタヤのサガ. 樹と樹の間に、下枝が少ない. 間伐が楽 ? 標高170m付近。 幹と幹の間に、枝が少ない。標高170mの北側斜面 木が揺れることで、下枝が物理的に折れるのだろうか。 ・<< 秋の紅葉 2006 へ    秋の紅葉 2005 へ >>・ . . . 本文を読む