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ML110G5 XP化 HDD障害対処- 旧versionのXPからSP3版の回復コンソールをインストールする方法

2011年08月06日 10時27分58秒 | Proliant ML110G5 XP化
先日のでは、インストール用CDから回復コンソールを立ち上げたのですが、CDからの起動ではとても時間がかかります。そこで、HDDに回復コンソール自体を入れることにしました。

通常、XPのインストールCDのversionとPCの方に入っているXPのversionが同じであれば、下記の手順を実行すれば、簡単にインストールすることができます。

(1)回復コンソールのインストール方法(参考文献

 1-1.PCに入っているWinXPを起動しておき、インストール用CDを入れます。

 1-2.コマンドプロンプトを開き、下記を実行。

d:\i386\winnt32.exe /cmdcons (左記では、インストール用CDがd:ドライブになっている場合です)

 1-3.下記が表示されるので、Yを実行




 1-4.インストールが無事完了すると、スタートアップメニュー(OS起動前)に下記のような回復コンソールが
     選択できるような画面が表示されるようになります。



しかし、今回のケースでは、持っていたインストールCDがXPの初期のもの(SP1にもなっていない)で、PCにインストールされているversionがSP3であった為、上記方法で回復コンソールをインストールしようとすると、「コンピューターの Windows のバージョンが CD にあるバージョンよりも新しいため、セットアップを続行できません。」と冷たいお言葉を頂戴し、インストールできませんでした。

そこで、SP3用の回復コンソールを含むインストールCDを作ることにしました。

(2)古いversionのXPインストールCDを用いてSP3に回復コンソールをインストールする方法(参考文献

 2-1.先ず、PCを立ち上げて、2つのディレクトリを作成します。(ML110G5の例で説明します)
     e:\winxp と e:\xpsp3

 2-2.XPのインストールCDにある、i386のフォルダ配下(i386フォルダも含めて)全てを e:\winxp にコピー。

 2-3.XP SP3のネットワークインストールパッケージを e:\xpsp3 にダウンロードする。
     パッケージは、下記にあります。

     http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=5b33b5a8-5e76-401f-be08-1e1555d4f3d4

 2-4.コマンドプロンプトを開き、下記の統合作業を行います。

     cd e:\xpsp3

     e:\xpsp3\WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe /integrate:c:\winxp

 2-5.WinXP SP3のセットアップ ウィザードが起動され、WinXP SP3のファイルが Windows XP のインストール
     フォルダ(e:\winxp)に統合されていることが通知されます。

(2-6.)この状態のe:\winxpのフォルダの中身をCDに書き込んでおけば、WinXP SP3用のインストールディスクが
      出来上がります。
      CDに書き込み際、d:\winxp\i386\winnt32 を自動起動するように書き込んでおけば、CDからの起動だけで、
      インストーラが自動起動します。勿論、インストール作業を中止して、回復コンソールを起動することも
      できます。

 2-7.作成した統合ファイルを使って、回復コンソールをPCにインストールします。

     e:\winxp\i386\winnt32.exe /cmdcons

 2-8.メッセージが表示されたら、[はい] をクリックして、インストールを確認します。

 2-9.インストールが完了したら、PCを再起動して、スタートアップメニューで、1-4.のような回復コンソールが表示されることを確認します。

 以上で、インストール完了です。

これをしておくと、また、HDD障害が発生した場合、PC起動時のスタートアップメニューで回復コンソールが選択でき、起動時間が大幅に縮小でき、便利です。


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