中学時代から42年!同級生コンビのつぶやき

日々の生活の中での雑想文。時代の狭間に在するアラフィフの想い・・・。

世界リレー 男子4×100mリレー失格にて予選敗退からの思い出話

2019年05月11日 23時27分00秒 | アラフィフ
世界リレーが開幕。
 
期待の男子4×100mリレーを
 
TBSのオンタイムで観ていましたが、
 
 
日本は3走から4走のバトンミスで、失格。
 
予選敗退となりました。
 
 
3走は知らない名前の選手でしたが、
 
やはり経験の差が本番に出たのか??
 
 
決勝で、日本の走りが見られないのが、
 
残念。
 
 
今、4人の選手間にどんな風が吹いているのか
 
分かりませんが....
 
 
一緒に観ていた息子が、
 
ミス無く繋いだ、
 
1走、2走の選手の気持ちがよく分かると言い出し、
 
ん?
 
と思ったのですが、そうでした!
 
息子は3年前の夏、同じ経験をしていました。
 
 
小学5年の夏の全国ジュニアオリンピック水泳競技大会。
 
4×50mの200mフリーリレー予選。
 
息子は1泳者でしたが、
 
2泳者から3泳者からの引き継ぎの際、
 
3泳者のフライングにより、
 
失格。予選敗退....
 
 
タイムは決勝進出間違えなしで、
 
そのまま決勝へ進めば、
 
メダルの可能性もあった状況。
 
 
3泳者の男子は、
 
その春に他のクラブから移籍してきた選手で、
 
リレー自体、泳ぐのが初めてでした。
 
 
経験値は、結果を左右させますね。
 
 
息子達のメンバー4人の間には、
 
それぞれ違う4つの風が吹いていたことを、
 
今でも覚えています。
 
 
失格の翌日、
 
同じメンバーで200mメドレーリレーがあり、
 
前日の失格を経てどうなることかと
 
クラブ中で心配していましたが、
 
見事に気持ちをあらため、
 
銅メダルを獲得しました。
 
 
前日失格したことで、翌日は選手同士で
 
 
焦らずにやろう!
 
引き継ぎは遅くてもいいから、泳ぎで頑張ろう!
 
 
と声をかけあったようで、
 
かえって選手間の結束が強まっていた気がします。
 
 
ただし、その銅メダルは....
 
決勝で1位になったチームにフライングがあり、
 
1位が失格になったことで、
 
4位から3位に繰り上がっての銅メダルでした。
 
 
どちらも失格が明暗を分けた、
 
思い出の全国大会となりました。
 
 
小学5年が失格を糧に、リベンジできたのですから、
 
日本代表選手達も、東京オリンピックでは
 
やってくれるに違いありません。
 
 
久々に息子のその時の様子を思い出しました。
 
レース終了後、みんな悔しい思いをしている中、
 
フライングした仲間の子は、
 
泣くわけでもなく、謝るわけでもなく、
 
更衣室でヘラヘラとおどけて笑っていたようです。
 
 
その態度に頭に来た息子は、
 
着替えてからずっと泣いていました。
 
駅に向かう道も泣きながら歩き、
 
電車では泣き疲れて涙を流しながら寝てしまい、
 
帰宅後も元気がなく、
 
布団に入り寝ようとした時も、
 
悔しい気持ちがまた蘇り、泣いていました。
 
 
大人の解釈として、
 
フライングした子も、
 
きっとミスしてバツが悪くなり、
 
その気持ちを紛らわしたい中、うまく表現できずに
 
ヘラヘラと笑ってしまった......
 
のではないかと思いたい。
 
 
 
息子は一番重症で、翌日に影響がないか心配でしたが、
 
朝起きるとしっかり切り替えていて、
 
前回大会で優勝した経験者として、新メンバーを鼓舞し、
 
銅メダルの表彰では、一番の笑顔を見せてました!
 
 
と、普通はここで終わる話しですが、まだ続きが。
 
大会も終わり、メンバーと別れて会場を出たら
 
急になんだか不機嫌に。
 
どうしたのか尋ねると、
 
 
これは本物の銅メダルじゃない!
 
1位が失格して獲った銅メダルは、嬉しくない!
 
自分達の力じゃない!
 
そんな発言。
 
 
表彰台と、仲間に見せた笑顔は、
 
息子なりに、メンバーに気を遣っていたんだなぁと
 
思います。
 
そんな息子は、その大会を最後に
 
他のクラブへ移籍しました。
 
移籍は大会前から決まっていたので、
 
最後に今までの仲間と
 
有終の美を飾りたかったのかもしれません。
 
 
そんな懐かしい話しでした。
 
 
 
 
 

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