4歳から習い始めた娘のピアノ。
今年でちょうど12年。
3/24日曜日はピアノの発表会で、
ショパンの「別れの曲」を演奏しました。
1年半に一度発表会がありますが、
前回は直前に水泳の合宿と重なり、急きょキャンセル。
大好きだった「ノクターン」が弾けず、
今回は3年ぶりの発表会。
水泳の練習の傍ら、12年間細々と続けてきたピアノですが、
指導してくださる先生の体調不良で、
教室が今月いっぱいで終わりとなりました。
とても優しい先生で、生徒さんの個性を生かして指導して下さり
決して押しつけのレッスンではなく、
途中でピアノを嫌いにならずに、
大人になってもずっと続けてもらいたい・・・
そんな先生の気持ちが伝わる、温かみのあるレッスンでした。
娘の高校生になり、勉強も水泳もさらに厳しくなるので、
ピアノは辞めるのかな・・・と思っていたのですが
「ピアノは息抜きになるから続けたい」と言い、
週1回の水泳の練習が休みの日に、レッスンを受けていました。
高校生まで続けて終わりと決めていたので、
少し残念が気持ちもありますが、
先生も体調が悪い中、
生徒のためにここまで続けて下さっていたと思うと
「お疲れ様でした」「ありがとうございました」の言葉しかありません。
今までに娘のピアノの思い出は、水泳以上で
小学校の音楽会では毎回ピアノの伴奏を担当し、
中学校の合唱コンクールでもピアノの伴奏で大活躍。
発表会では
・浅田真央ちゃんがフリーの曲に使用していた「チャルダッシュ」
・フジテレビのドラマ「医龍~Team Medical Dragon~ -」から「Blue Dragon」
・「のだめカンタービレ」に影響を受けてベートーヴェンの「交響曲第7番」
・「101回目のプロポーズ」で流れたショパンの「別れの曲」
etc...
アラフォー、アラフィフ世代の保護者には、
馴染みの深い曲を選んでいました。
コテコテのクラシックだけではなく、
生徒が弾きたい曲を弾くことを
推奨してくださった先生でしたので、
弾く側の娘も、聴く側の母も、
続けよう、続けさせてあげよう、と思えました。
息子も幼稚園~小学校の2年生まで指導して頂きましたが、
息子は水泳1本に専念したいと、途中で断念。
娘と息子の練習に付き合ってくれた電子ピアノも
今月でひとまず休養。
娘は他の先生の元では弾かないという選択でしたので
今後は自分で楽譜を用意して、好きな曲を自分で練習して
細く長く続けていくと決めたようです。
前述の
「ピアノを嫌いにならずに、
おばあちゃんになっても続けられるように...」
という先生の思いが娘にはちゃんと伝わっていました。
芸術に触れる機会があると、
日頃の生活から少し離れて、現実世界からの逃避から
想像力が膨らみ、その人の人間性にも彩りが加わるように思います。
12年間、娘にその彩りを加えてくれた
ピアノと先生に感謝します♪