パリの美術館から子供のための はじめての美術館1回1作品 2023

パリ、オルセー、ルーブル美術館から1回1作品、小さいお子様とご一緒にシニアの皆様も。やさしい教養。

パリは、生のアーモンドの季節。緑のアーモンドの食べ方は? 注:以下情報は2015年当時のブログです。

2015-05-28 14:36:58 | 2015年ブログ
注:以下情報は2015年当時のブログです。


パリのマルシェ

緑色の皮に包まれた生のアーモンドでいっぱい!

びっくり?

いつも見ているアーモンドは茶色で

この生のアーモンドの緑色はいったい何でしょう?

日本で売っているのは、この真ん中種の中の部分
それをローストしたりドライにしたりするんですね。

わかりやすいように、切ってみました

(オレンジ色のは、アンズ)

アーモンドは一つずつが結構大粒でしょう?
ヨーロッパの人たちは、こうして割って生で食べたり焼いたりします。

ビタミンEが多くて栄養たっぷり

 

古代エジプトでは紀元前1352年、ツタンカーメン王が亡くなった時、

王の墓には、死後の旅の食糧として
アーモンドが入れられたという記録もあります。


昔々太古の時代のアジア、
アーモンドは桃の仲間でした。

ところが地殻変動で中央アジア山脈ができて、湿度が高い中国には桃が
乾燥した東アジアから中東には、アーモンドが自生しました。

シルクロードを通して世界中に広まったアーモンド

ギリシャのアレクサンドロス大王(紀元前336~323)
の東方遠征で

『暖かな春、暑く乾燥した夏、温暖な秋、雨の多い冬』の地中海に広まり、

ギリシャ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、
トルコ、モロッコ、チュニジアな
 どに根付いていきました。

 

アーモンドのお菓子もいっぱいありますよ

フランスで新年に食べる、ガレットデロワの中には
甘くておいしいアーモンド(粉末)がいっぱい


これを食べる時は、中に入っているフェーブが当たった人が
王冠もらって王様になれる日

 この時は、ブキミなスペードの女王だった。。。