パリの美術館から子供のための はじめての美術館1回1作品 2023

パリ、オルセー、ルーブル美術館から1回1作品、小さいお子様とご一緒にシニアの皆様も。やさしい教養。

パレットの上にある顔。木を描けなかった画家 注2015年当時のブログです。

2015-05-19 17:51:46 | 子供のためのオルセー美術館
注 2015年当時のブログです。



今日は、パレット

画家のパレットを見ると、

好きな色や筆の使い方、どんな性格だったのかわかるかも。

まるで自分撮りしているみたいなパレット

 1

 シャガールのパレットは 

これだけでもう絵

「愛の画家」とよばれたシャガール

 

 2

これは不思議な絵

カンディンスキー
彼は、抽象絵画(ちゅうしょうかいが)を最初に始めた画家
ピカソも仲間 

具体的なものをかきうつすということをしないので、
色々な色や形がいっぱいあるんですね。

 

 

3

白くてちょっと変わってるパレットは

ターナー

彼の大好きな色は黄色

大嫌いな色は緑色

木を描くのが大嫌いだったそう。


印象派(いんしょうは)より30年も前にすでに光や空間を描き、
この透明(とうめい)な美しさ

 

4

ゴッホ

ゴッホのパレットは厚塗りの絵の具で盛り上がっている
激しい筆のあと

  

5

劇的な画面構成や激しい色が、ゴッホやルノアールに影響を与えた
ドラクロア

絵具がきちんときれいに並んだドラクロアのパレット

 

6

線ではなく点で表現する点描(てんびょう)主義を確立した

スーラ

みんな、小さな点々でできている絵。大きいサイズでどうぞ

すごい時間がかかるね

スーラは31歳の若さで亡くなったので
作品はとても少ないのです。

印象派(いんしょうは)の次の時代の新印象派の画家です。

 photographer Matthias Schalle