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上川陽子氏、外相経験し政策に厚み 初の女性首相に執念

2024-09-11 18:54:59 | 日本政治・外交


陣営の会合で自民党総裁選出馬に必要な推薦人20人を確保したことを伝えた上川外相(10日、国会内)
=共同

 

上川陽子外相は初の女性首相をめざして自民党総裁選に挑戦する。出馬に必要な20人の推薦人を告示の2日前にギリギリでそろえた。

自身の経験に裏打ちされた女性活躍の重要性を掲げ、外相になって厚みを増した政策を訴える。

上川氏は10日に開いた自身を支援する国会議員との会合に真っ白なジャケットを着て臨んだ。「生半可な決断ではない。

皆さんの声を背負いながら戦う」。こう宣言し、松島みどり氏や猪口邦子氏ら居並んだ女性議員と抱擁をかわした。

 

上川氏が首相候補と認識されたのは1月の麻生太郎副総裁の発言がきっかけだった。外交手腕を巡り「大したものだ。

新しいスターがそこそこ育ちつつある」と上川氏を持ち上げ、永田町で一躍「時の人」となった。

 

 

東大卒業後に三菱総合研究所に入り、その後米ハーバード大学院に留学した。コンサルティング会社を立ち上げて国政に出るなど挑戦をモットーとする。

上川氏に総裁選への出馬を決心させたのは他でもない岸田文雄首相だ。退陣表明直後の8月15日、閣内からの出馬を認めた。上川氏はこの日から女性議員や法相経験者に声をかけ仲間集めに奔走した。

 

所属していた岸田派(宏池会)からは林芳正官房長官も出馬宣言し、同派出身の議員の多くが林氏支援に回った。上川氏は最終的に麻生氏率いる麻生派(志公会)の力を借りた。

英語が堪能で海外要人との意思疎通はお手の物だ。外務省幹部は「海外のシンクタンクの人と話しているような感覚になる。次から次へとアイデアがでてくる」と語る。

 

紛争や災害対応で女性の参画を推進する「女性・平和・安全保障(WPS)」をライフワークとする。

途上国を訪れた際は女性や子どもたちと交流する機会を設け、話に聞き入る場面も多い。

 

 

2000年に衆院静岡1区で初当選し、現在7期目。安倍晋三、菅義偉両内閣で法相を計3回務め、オウム真理教元代表らの死刑執行命令書に署名した。

夜は仲間づくりの会食よりも勉強時間に充て、「真面目な性格」と周囲が口をそろえる。慎重な性格でアドリブに弱いとの指摘もある。

 

チャーミングな一面もある。

日本舞踊や盆踊り、ラジオ体操など体を動かす趣味が多く、8月下旬に都内で開いたアフリカ開発会議(TICAD)の閣僚会合ではアフリカ諸国の閣僚らに交じり、踊りを披露した。

 

 

自民党総裁選2024

 

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日経記事2024.09.11より引用

 

 


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